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【ポケモンSV 番外編】第7回しよマキノカップ 参加してみた ~守護(まも)ってトリデプス~

 

 どうも。

 一般ポケモンオタク、SV仲間大会に参加してみたシリーズ第八弾です。楽しく遊べたのでいつも通り簡潔に振り返ります。

★本日のおしながき

大会概要

主催:紫代(しよ)マキノ 氏

開催日時:4/4(木) 21:00~23:59

ルール:シングルバトル オフィシャルルール1

制限:指定された4足歩行のポケモンのみ使用可能(下表参照)

その他:対戦回数20回

    持ち時間7分

    総合時間20分

参加者:205名(順位がついたのも205名)

 

事前考察とデッキレシピ

 開催の数日前にXでFFの方が告知をリポストし、言及していたのを見て知りました。使用可能ポケモンを見ると以前掲載したトリデプスTODに対応できるポケモンがパッと見であまりいなかったので、面白そうだし既存の育成済みポケモン中心でデッキを組めそうだったこともあり参加させていただきました。

【ポケモンSVシングル】トリデプスで詰まないか? 

 ちなみに、同氏主催の大会には剣盾時代の第5回に参加させていただいているので、今回が2回目となります。

【ポケモン剣盾番外編】第5回しよマキノカップ 参加してみた ~タイター式雨霰ナンス~ 

 

 初代ポケスタ並みに使用可能なポケモンが少なく、ハバカミカイリューなどの突出した存在もいないので、割と何を使っても楽しく遊べそうな印象を受けました。

 見た感じだと晴れパのデッキパーツが多く、キュウコン&コータスの日照り要員、フシギバナリーフィアといった特殊&物理のアタッカーが揃っているので、晴れ軸はある程度気を付けなければいけないと思いました。

 それ以外にもカバルドン&ラグラージAキュウコンといった展開系のパーツも揃っているので、使用できるポケモンは少ないながらに戦術の多様性という点も評価できると思います。それらを総合的に踏まえてトリデプスで全試合TODを狙えるようなデッキを組めたらという感じで。

1:HB調整残りD

2:HBベース少しS

3:AS陽気最速

4:HB調整A特化

【ポケモンSVシングル】ガチグマ絶対○すアヤシシ - 受けルガチアンチ

5:HS陽気最速

6:HD特化

 初手から積極的にトリデプスTODを仕掛けたいのでカバルドン(ふきとばし)、ラグラージ(クイックターン)、コータス(オバヒ脱出)といった展開要員を選出されないように、水や地面に強い草のメガニウムとマジックミラー持ちのエーフィをデッキトップに置いて「対策していますけど?」という雰囲気を出しました。

 トリデプスで突破できないラウドボーンハカドッグ、不意の霊テラス対策にどくびしを撒きたいので、今大会では貴重な毒菱要員のスカタンクを入れました。

 晴れが強そうなプールなのでキュウコンは手軽に炎技の一貫を切れるもらいびで、かつトリデプスのサポートに特化しました。まもる→アンコール→オバヒ脱出で対面のポケモンを倒さずトリデプスに繋ぎたいので、オバヒの火力が出過ぎないようにC個体値0+下降補正でクソ雑魚火力になるようにしました。

 まもるはみがわりでいいのですが、技マシンが無くて素材も無かったうえに、もう22時を過ぎていたので妥協しました。あくびを透かしてアンコできるのでみがわりにするべきだし、実際にそういった場面がありました。

大会レポート

 平日の夜にもかかわらず200人規模の大会になったことに驚きました。参加した大会はレポートを残していて、毎度参加者数と実際に順位がついたプレイヤーの数も掲載していますが、参加者数と順位が一致した大会はこれが初めてでした。制限しすぎず程よいルール作りが、参加者の関心と意欲を搔き立てたのだと思います。

 大会の対戦環境はすごく良かったと思います。強いコンセプトがはっきりしているので、使用されるポケモンにある程度の偏りはあるものの、全体的な種族値帯の平均が取れていて大きな優劣もなかったと感じました。四足歩行という縛りを設けつつ奇跡的なバランスが生まれたと思います。

 トップはガチグマでした。つるぎのまい(採用率15.6%)やはらだいこ(同圏外)持ち以外はトリデプスの役割対象なので、そういう意味でもトリデプスがいい感じでした。アンコールに弱い、拘りトリックで死ぬので使用率2~3位のAキュウコンエーフィはきついですね。

 エーフィは展開系をまとめて見られる強特性持ちなのと、主催者氏がエーフィ入りでレート2,000を達成する功績を残していることからリスペクトがあった可能性が高いですね。

 

 晴れに強いカードが集中していても使用率2位に、使用可能な天候特性持ちで最も速いAキュウコンがいるのが興味深いですね。瞬間的な火力を出せるポケモンが限られているので、シンプルに両壁のアドバンテージが大きかったのでしょうか。

 アヤシシはガチグマを対策できる(当社調べ)カードですが、思いのほか使用率が高くなかったようです。なりきりはガチグマのこんじょう他、ようりょくそ持ちのポケモンにも刺さるので個人的には伏せておくと強いカードだと思いました。

 全体的に物理に寄っているプールなので、テラスを考慮しなければ鉄壁ボディプレスが環境に刺さったトリデプスの使用率がそこまで高くないのも意外でした。とおせんぼうも含めてゴーストタイプに全く仕事ができませんが、この環境なら良い働きをしてくれました。

 

結果と感想

 14戦7勝6敗1分でレート1517.463、最終順位は70(/205)でした。

 1分けは状況不利と判断してこちらが降参を選択した試合だと記憶していますが、降参読み降参を決められてしまったということでしょうか。勝敗がついたあと次の画面に移行したので通信の問題は無かったと思います。

 攻め手を欠く編成ですが、トリデプスの単体性能が高かったことと環境に噛み合ったことが幸いして数字上は勝ち越せました。前述の通り1分けはこちら状況不利での降参だったので実質イーブンでしょう。

 出遅れて22時過ぎからのスタートになってしまいました。TODをしなければいけないので1試合20分×6試合が限度ですが、決められた時間内で試合数を消化する仲間大会の場合、不利となれば降りて次の試合に行くケースもあるので、意外といけるのではないかと思いました。筆者のように順位を狙わないプレイヤーは急いで試合をこなす必要はないので、キッチンタイマーで20分計測しながらどっしりと構えていました。

 直前までバタバタしていて多少疲れていたのでプレイングミスを多発してしまい、締まらないプレーが多かったです。無効だと分かっているのにバウッツェルに2回続けて炎技を撃つとか、とおせんぼうで対面ロックすれば勝ちだったのに忘れるとか。せっかく参加させていただいているので、勿体なかったです。

 批判されるのが怖くてTOD戦術なんて振りかざせませんが、結局自分の詰めの甘さだったり、普段見かけないポケモンと戦う機会があって思っていた以上に楽しかったりで「別にTODしなくてもいいか」という感じで楽しめました。

 

おわりに

 本大会の企画・運営を行った紫代マキノ氏に感謝と労いを、対戦してくださった全てのプレイヤー諸兄姉に感謝とリスペクトを送ります。正直なところ現環境のランクマではスペック不足で、なかなか使う機会のないポケモンに触れられる良いルールでした。対策しなければいけない要素が多すぎず、比較的自由な編成で楽しめた大会でした。

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / X

 

ギャラリー

 ラウドボーンのフレアソングや、カエンジシなどのハイパーボイスといった音技の採用機会が多い環境だったので、ぼうおんの発動機会もそこそこありました。

 バウッツェルやレントラーにほえるを採用したプレイヤーもいたようなので、やっぱりトリデプス環境だったのかなと回顧します。

 終始ダイケンキのシェルブレードに泣かされました。Bダウンの確率は50%ですが4連続で追加効果を引くなど、一見有利が不利寄りの有利くらいの関係でした。

 耐久型を使う以上施行回数を稼がれるので「運ガー」というのは間違いですが、急所急所で突破されたり、永遠に追加効果を引いたり、もう少し乱数の偏りがなければ拾えた試合もあったのかなと。

 サムネ用。

 既存個体をそのまま使いましたが、アシッドボム+だいちのちからのフシギバナに対して元タイプでもテラス後のタイプでも不利なので、分かっていたなら変えるべきでした。

 

おわり