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【ポケモン剣盾番外編】第5回しよマキノカップ 参加してみた ~タイター式雨霰ナンス~

 

 どうも。

 一般ポケモンオタク、奇妙な戦術で仲間大会に参加してみたシリーズの第7弾です。

★本日のおしながき

大会概要

大会名:第5回しよマキノカップ

主催:紫代マキノ 氏

開催:11/12(土)の21:00~23:59

ルール:シングル バトルタワー(NN表示あり)

その他:対戦回数25回

制限:幻、禁伝禁止。準伝(UB含む)はPT内に1体まで。ミミッキュ、ドラパルト、ギルガルド、ラッキーは使用禁止。過去作限定技禁止。

参加者:延べ236名(順位が記載されたのは218名)

 

参加経緯

 先日投稿した「2082年くらいのランクマで流行っていそうなパーティ」という企画記事があり、(1)天候特性を持つポケモンにデフォと異なる天候技を持たせた天候2軸(2)アタッカーソーナンスのスタンダード化といった空想を膨らませてランクマに潜った。

 可能な限り火力を高めたソーナンスのアタッカー運用に可能性を見出し、これを禁伝ポケモンがいない環境で試してみたいと考えていた。

 そこで、11/12(土)に開催される仲間大会を探したところ(a)禁伝使用禁止(b)ダイマックス可能(c)参加の条件に主催者のTwitterフォローやDM必須等の煩雑な手続きがないことが求めていた条件に合致したので、FF外からも歓迎という主催者様の懐の深さに甘え、こちらの大会に参加させて頂く運びになった。

 

デッキレシピ

 オリジナル版から(1)雨フェイク用のパルキアキングドラに、(2)汎用アタッカーのザシアンをガラルヒヒダルマに変更した。

 トノチルドンセットは初手ニョロトノが自分より遅い相手にはあられ→だっしゅつボタンパッチルドン霰へ、それ以外はキングドラへ。

 基本的にはトノグドラで雨への選出誘導をして霰+パッチルドンを展開することを狙いたい。

 メレシナンスセットはメレシーの頑丈トリックルームからくっつきバリで自主退場、ソーナンスでDM。

 前回の記事では戦術面についてほとんど触れなかったが、基本的な勝ち筋は(1)メレシーでトリックルームを貼って最速で離脱(2)トリルターンを4残してソーナンスでDMし3ターンで1体倒す(3)2体目をみちづれで処理(4)3枚目のアタッカーで最後の1体を処理することを狙う。

 ソーナンスで2体倒すのは相手がDMを使用するタイミングにも左右されるので、安定して役割を遂行するのは非常に難しい。仮にソーナンスが2体処理できても3枚目のカードの相性次第である部分が大きいので、正直言って「勝てたらラッキー」程度のロマン戦術と表現して差し支えないだろう。

 ソーナンスの火力の出し方について(a)珠一致ダイサイコ+2撃目からフィールド補正(b)珠不一致ダイナックル+3撃目はA+2で最大火力の2パターンが考えられる。ソーナンス種族値がA=Cなので基礎的な数値は変わらないが、ポイントとしては一致で初撃から火力を盛れて、DMわざにした際の威力(ミラーコートは100、カウンターは75)を考慮すると(a)が最適解となる。

 火力指数で見るとC特化ソーナンス(93)の珠ダイサイコ(100)は初撃が18,135、フィールド補正の1.3倍が掛かる2撃目以降は23,575となり、C特化サンダーの10まんボルト(26,190)程度の火力を出せる。

 一方、A特化ソーナンス(93)の珠ダイナックル(75)は初撃が9,067、A+1になる2撃目が13,601、A+2で最大火力になる3撃目が18,135となり、最大でも珠ダイサイコの初撃と同等の指数にしかならない。DM終了後は能動的に攻撃ができないため、A+2が無駄になることを考えると見栄えはいいが意味がない。

 よって、相手次第ではあるが、DM中の3ターンしか攻撃できないソーナンスのポテンシャルを最大限且つ瞬間的に引き出すのであれば、2撃目から最大火力に到達するダイサイコ連打が最も効率の良いダメージの稼ぎ方になる。

 

大会レポート

 ソーナンスは火力を出すまでに時間が掛かるため、回復技持ちの耐久力が高いポケモン、特に輝石持ちのポリゴン2じこさいせいを連打されるだけで苦しくなった。対禁伝では許容値を超えてしまうが、対一般では十分に活躍可能なガラルサニーゴだったりマホイップといった環境初期~中期くらいによく見たポケモンが多く、低火力ポケモンが主軸だと物の見事に嵌められてしまった。

 使用されたポケモンを見てみるとエースバーンポリゴン2サンダーといった懐かしい面々が並んだ。禁伝環境に慣れてしまうとこれらのポケモンが可愛く思えるが、いざこれらのポケモンが中心の環境になると「ちょっとお腹いっぱいです^^;」と思うのがポケモン対戦の面白いところだ。

 本人は至って真面目に理論と構築を組み立てて対戦に臨んだが、みんなパーティパワーが高くて「禁伝いなければソーナンスでも押せるだろ!」という考えは甘かった。なんとしても勝つことを目的にしていないので(対戦の本質という点では逸脱しているが)、やりたいことはできたし楽しかった。

 

結果と反省

 13戦1-12で217位(R1343)でした。

 21時の大会開始時にパーティを登録しようとして「ソーナンス最遅の方がよくね?」と思い、急遽最遅で育成し直したため出遅れてしまったが、残念ながら問題はそこではなくて最大火力でも特化サンダーの10まんボルトよりちょっと低い火力しか出せないソーナンスそのものである。

 最初の試合をトノチルドン+ヒヒダルマで雨対策を誘導したうえで勝てたので、あとはソーナンスと心中するだけという感じだった。正直ひとつくらいは勝てると思っていたので誤算というか、2082年のトレンドは現代ではまだ早かったのかもしれない。

 とはいえ、ありきたりなポケモンを使って平凡な成績を残すより、振り切ったポケモンで遊んだ方が大会に参加していて楽しいし、普段のランクマとの線引きという点でも楽しめた。飛び入りの参加になったが、参加して良かったと思う大会だった。

 

おわりに

 有意義な対戦の場を設けてくださった主催者の紫代マキノ氏に最大限の感謝と労いを。そして、大会中に対戦してくださった全てのプレイヤーに感謝とリスペクトを。ひとりでも多くのプレイヤーの記憶に残れば幸いだ。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterまでお願いします。

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