どうも。
絶対(7割程度)。
★本日のおしながき
イントロダクション
※30秒×2(後半は27秒)です
実戦レポート
対戦相手のパーティにガチグマがいるので狩りにいく。特殊アタッカーとしてもサポーターとしても使えるレジエレキ、今回の主役・アヤシシ、フォレトス以外に打点がある飛行テラスオオニューラの変則選出。
初手レジエレキ対フォレトス、まずは頑丈を剥がすために10まんボルト→ステルスロック→(ガチグマに交代)→10まんボルト(無効)。
サケブシッポがパーティにいたのでトリル系かと思ったがここでガチグマが登場。アヤシシに直で引けないので、ここはレジエレキを切り気味に動く。
とりあえずリフレクターを残してレジエレキを切ろうと思ったが即座にガチグマ→フォレトスへ交代。恐らくレジエレキの氷テラスタルの有無(S8採用率82.5%)を確認する意図かと思われる。
フォレトスを倒して死に出しサケブシッポ、なんやかんやされる前に倒したい(削りたい)ので、レジエレキより遂行速度の速いオオニューラに交代、トリックルームを使用。
(サケブシッポ→ガチグマに交代)→フェイタルクロ―、オオニューラはまだ役割を持てるのでレジエレキに交代→ぶちかましで倒れる。ここでアヤシシに出陣してもらう。
登場時にいかくでガチグマのAダウン、アヤシシは飛行テラスタルを使用、ドレインパンチ→ふういん(トリル下なのでガチグマが先行した)。この辺の行動については解説の項で詳細に書く。
(ガチグマ→サケブシッポに交代)→なりきり(失敗)→(トリル消失)アンコール→再度トリックルームを使用。
以下、ショートクリップを準備した。
(サケブシッポ→ガチグマに交代)→なりきり成功、アンコールも解除。
トリル下なのでガチグマの攻撃を耐えなくてはならないが(1)ふういんが継続しているのでからげんきを選択できない、(2)飛行テラスを使用しているのでぶちかましを選択できない、(3)同じく飛行テラスなのでドレインパンチは半減とガチグマの行動に大きな制約を掛けている。
トリル想定なのでくさわけの可能性は低く、持ち物はかえんだまだったのでつるぎのまい等の補助技の可能性もあったが、じゃれつくだった。幸いアヤシシは努力値をHABに振り分けているのでリフレクター無しでも耐えられた。このへんの理論についても後にゆっくり説明する。
本来の役割を果たすだけではなく、相手のトリルを利用してサケブシッポに大幅な削りを入れて力尽きた。ありがとうアヤシシ、拍手で称えてやってください。
安全策で残ったトリルターンをねこだましで枯らしてフェイタルクロ―で処理。対戦ありがとうございました。
お相手氏の選出はフォレトス+サケブシッポでガチグマをキャリーするセットだったので、総大将であるガチグマの完全メタといえるアヤシシが役割を遂行することで、対戦プランそのものを破壊できた。
解説
ポイント1 ふういん+飛行テラス
ガチグマにメタを張るにあたってガチグマから見て特に不利のないポケモンで実現したいと考えた。言い換えると、ガチグマから若干ナメられるくらいのポケモン。
とはいえ、強力な一致技はどちらも被弾したくないので両方無効にできて、尚且つ択が発生しないように1ターンで両方無効にできる方法を考えた。
ゴーストテラスタル+ふうせんが最も分かりやすいかもしれないが、ふうせんの場合は有限なので信頼できない、マジックルームで隠さない限り相手にも目視できるので、もっと見えにくい方法で対策したい。
そこで辿り着いたのがふういん+飛行テラスタルである。これならノーマル+地面打点に対する対策を1ターンに圧縮可能で、ふういんを使用したポケモンが居座り続ける限り継続するので、半永久的な縛りが発生する。
ふういんではからげんきを対象にするので使用するポケモン自身もからげんきを覚えなければいけない。使わないのに覚えるよりは自身もメイン火力として使えた方が良いので、ふういん+からげんきを覚えるポケモンでスキルスワップorなりきりも覚えるポケモン検索し、最も適性がありそうなアヤシシにした。
ガチグマの根性を消す意味でもアヤシシの場合はスキルスワップも可能だが、自身のいかくをスキスワしてしまうと不都合なのでなりきりで。
ポイント2 ガチグマが採用している技に注目
これはS8に実施した対戦の記事なのでS8のガチグマが採用していた技トップ10の内訳を見てみると……
からげんき(87.7%)、じしん(65.3%)、ドレインパンチ(43.7%)、ぶちかまし(32.0%)、つるぎのまい(25.8%)、くさわけ(21.3%)、じゃれつく(19.7%)、まもる(15.0%)、ビルドアップ(13.6%)、れいとうパンチ(12.3%)となっている。
アヤシシもじしんを覚えるので両方封印することも可能だが、地面技はじしんとぶちかましの選択になっており、ぶちかましも30%程度と無視できない数字があるので、地面技の対策をふういんに一任するのは不安定になる。
そこで飛行テラスタルの出番だが、飛行テラスを使用した場合の裏目はれいとうパンチの10%程度なので、ガチグマが採用している技の傾向からもふういん+飛行テラスの組み合わせが良いと判断した。
また、シーズン終盤は霊テラスミミズズやフワライド等のポケモンへの対策として、かみくだくや非接触のテラバースト(霊)を採用するガチグマも登場したようなので、霊テラス+ふうせんでは対策不可能になっていた可能性がある。
ポイント3 対ガチグマ特化
今回使用したアヤシシはこちら。
努力値はH100振り(火炎玉を持つのでH=16n-1)、A特化、Bは残りの156振り。HBに寄せてもよいがこんじょうをコピーするので、からげんきでガチグマを倒せるだけの火力を優先してA特化にした。
ガチグマ対面は初手で飛行テラス+ふういんを選択するので最初のターンは火炎玉の発動と噛み合わないが、なりきりのターンでガチグマに逃げられても最低限一致からげんきで火力を出せる。一度地面テラスを使用したガチグマと対面した際は地面技を優先する可能性が高いので、飛行テラス+なりきりでノーマル打点との択を回避する手順をスキップできた(その試合は最終的に敗れたので解説の採用を見送った)。
バリアーラッシュは殆ど使わなかったので再考の余地がある。
反省と改善点
初めはAB振りクレセリアのスキルスワップから始めた。アヤシシにもいえることだが対ガチグマ専用機になってしまい、スキスワ後に真価を発揮するかえんだまもサイコシフトの存在自体を消された今作では汎用性を欠く。
以上の反省からクレセリアである必要はない(まず読まれないクレセリアの動きという点では評価しているが)ので、やりたいことと実現できるラインを再考してアヤシシに至った。ただし、Sに割いたくさわけ型やぼうだんに対応できないので、その点の甘さは残ってしまったと思う。
おわりに
アヤシシは物理技、特殊技、補助技と覚える技が多いので、テラスタル+ふういんで悪さができそうです。
あと、弊ブログで初めて記事を投稿してから今日でちょうど3周年を迎えました。ありがとうございます。これからもレート2,000を目指すうえで全く必要ない対戦テクニック系メディアを目指して頑張ります。ポケモン公式案件、美少女Vに転生してポケモン実況をする夢をいつか叶えたいです。
筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter
アーカイブはこちら→【ポケモンSV】ポケモン名別戦術記事まとめ - 受けルガチアンチ
おまけ
なかなか強かったので。
お相手氏のパーティ的に、ブリニューラ+ガチグマだと遂行速度が遅いのでパオジアンに全部始末されそう。ということで、壁エレキ+瞑想カミにガチグマキラーを添える。
初手レジエレキ対ガチグマ。リフレクター→つるぎのまい→テラバースト(バニラ)→ぶちかましで死に出しアヤシシ。見ての通りガチグマの持ち物は火炎玉。
火炎玉(=根性)なのでからげんきを採用している読みふういん→かみくだく。
不一致抜群かみくだく(160)<一致等倍ぶちかまし(180)<一致等倍からげんき(210)なので、ここのかみくだくは考慮していなかった。霊テラスを警戒したにしろ、ぶちかましの方が火力が出るので。
ここでテラスを使用しなかったのは、こちら視点でガチグマの最大打点はからげんきなので、火炎玉を確認していることもあり技選択の優先度はぶちかまし<からげんきだと考えたため。
なんやかんやで壁込みで攻撃を耐えてガチグマを撃破、パオジアンを襷まで削る活躍を見せてお役御免。今回はなりきりでこんじょうをコピーできなかったが、シンプルにA種族値105から一致からげんきは強力だった。
ふいうちをみがわりで透かし、積んで詰ませて勝ち。対戦ありがとうございました。
正直対ガチグマ以外はあまりアヤシシを信用していなかったが、壁込みとはいえあそこまで活躍してくれるとは思わなかったので掲載した。
※サムネ用