受けルガチアンチ

ポケモンバトルにエンタメを

【ポケモンSVシングル】3倍 メ テ ノ

 

 どうも。

 弊ブログの歴史上初登場になります、メテノ回です。

★本日のおしながき

エンタメは何処へ?

 弊ブログのトップページをご覧になったことはあるだろうか。ブログタイトルの下部に「ポケモンバトルにエンタメを」と書いている。

 最近の弊ブログはどうだろうか。独創性?エンタメ性のあるコンボ戦術?そういったものはどこにも無いではないか。当たり障りのない内容に終始して、はっきり言って面白くない。

 確かに、現環境はとても厳しい。低い順位帯にいても使用率上位10体から6体選んだようなパーティが多く、補助技を駆使してコンボの下準備をしていればアンコール、いざ準備が整ってもパワーが足りないだのSが遅いだの、上手くいかないことが多い。

 だがそれでいいのだろうか?順位やレートは気にしない、採算度外視で理想を追う弊ブログの原点に今一度立ち返るべきではないだろうか。

 

ロマンの塊・メテノ

 メテノは残りHPが50%前後で種族値が変化するユニークな特性を持っている。HPが半分以上残っていれば状態異常にならないので、あくびでんじはからテンポを作ろうとするポケモンが多い環境にも対応できる点がありがたい。

 

 では、どのようにしてメテノを使うのか。

 HPが減ると耐久力を維持できず、数値もアタッカーのそれになるので、最終的にはアタッカーとして運用できる形にしたい。現状、最も採用されている技がからをやぶる(95.6%)なので、そこに逆らう必要は無いと思っている。

 そこにどういった付加価値をつけるか?

 真っ先に考えたのは鉄球+各種フィールドコンボだ。周知の通りメテノは岩+飛行の複合タイプなので、通常であればフィールドの影響を受けない。

 例えば、からをやぶるを積んでSを上げた後にアクアジェットバレットパンチといった弱点を突く先制技で縛られる、リミットシールドが解除された後にでんじはを入れられるなど、そういったことから相手視点で見えない方法で身を守るために、鉄球+サイコフィールド鉄球+ミストフィールドが使えるのではないかと考えた。

【雑記】鉄球カイリューを考察する - 受けルガチアンチ

【雑記】鉄球サイコフィールドを考察する - 受けルガチアンチ

 

 が、しかし戦術として非常に曖昧である。

 例えばサイコフィールドであれば先制技を使わない相手には意味のないコンボになってしまうし、サイコフィールドも同様である。電磁波の採用率が高いといえども全てのハバタクカミ相手に同じことはできないし、型が豊富過ぎるカイリューにしても同様。ゆえに、役割対象(に、なり得るポケモン)が存在しても効果があるかどうかは分からないリスクが付いて回る

 特にパワーがあって殴れるポケモンを3体揃えた方が有効的な現環境に於いて、意味のないサポートをするために連れてきたポケモンリカバリーをするのはとても難しい。そのリスクは回避したいので可能な限り相手を選ばない、純粋にメテノ自身を強化できる方法を考えたい。

 

3 倍 メ テ ノ

 現環境で遭遇するメテノの主流であるからをやぶる型にあえて逆らう必要は無いので、そこを基本に考えていく。

 懸念すべきはAC種族値100のメテノが、一回積んでどこまで戦えるかという点である。例えば「C252ハバタクカミの妖テラス眼鏡ムーンフォース(53,295)」「A252パオジアンの悪テラス鉢巻かみくだく(41,280)」といったように、瞬間的に高火力を出せる環境に於いて「A特化メテノの+2ストーンエッジ(50,100)」程度ではひと手間かける割には「何かのついで」に受けられてしまう。

 それは避けたいので最低でもからをやぶるを2回使うことで3倍(ランク補正+4)のパワーを引き出せないか考えたい。

 

 イメージとしては以下の通り。

 (1).サポート要員Aでマジックルームを使用

 (2).サポート要員Bでデバフを撒く

 ※1~2は順不同

 (3).メテノ登場

 このとき、メテノが場に出てから2ターンはマジックルームが継続している状態を作りたい。メテノからをやぶるを2回使用し、2回目を使用したターンにマジックルームのターンが終了、道具の効果が復活するタイミングに合わせてしろいハーブが発動するように調整する一度しか使えないしろいハーブで2回分のデバフを除去することが狙いとなる。

 イメージは封印の黄金櫃に近い。このカードはデッキから欲しいカードを除外(墓地に落とすのではなくゲームから排除)することで、決まったタイミングで手札に加えられる。つまり、自らのキーカードとなるしろいハーブを一時的にゲームから消すことで、発動させるタイミングのコントロールを図る

 筆者が目指すカードゲームの展開のようなポケモン対戦を実現する上で、リスクはあるが取り組む価値はある。

 少々複雑なのでイメージ図を作成した。

実戦レポート

 まず今回の主役であるメテノ氏。

努力値:252-0-180(+)-0-0-78

※流星の姿の実数値

167-80-157-*-120-90

 HDガオガエンでデバフを撒いて相手にサイクルを回させて手札をめくりつつ、HBユクシーでマジックルーム+壁でメテノを着地させるタイミングをうかがう。デバフ要員にはエルフーンも準備したが、悪戯心依存なので悪タイプがいると出せない。

 初手ガオガエンエスパトラ

 クエス初手まもるさいみんじゅつ(外し)→バークアウトさいみんじゅつ(命中)。

 クエスパトラからカイリューに交代→眠り(1ターン)、じしんおにび(起床)、アンコールおにび(繰り返し)。すてゼリフで帰れないので手動でユクシーへ。

 しんそくマジックルームアンコールマジックルーム(繰り返し)、マジル発動でメンタルハーブ復活、アンコール状態解除。

 カイリューからハバタクカミに交代、マジックルーム(3回連続3度目)。相手の手札を全部めくり、マジルも発動してようやく下地が整った。

 みがわりひかりのかべでんじはとんぼがえりメテノにロックブラストがあるのでここは気にせずサポートに徹する。

 ここまでの状況を整理。

 メテノ着地時点でマジルは残り2壁は3ターン。流星の姿(HP50%以上)の間にからをやぶるを2回以上使用するため、マジルと壁のターンを調整するのが難しいが何とか条件を満たした。ここからは2回連続からをやぶるを使用して、マジルが終了するのを待つ。

 1ターン目はでんじはからをやぶる。HPが50%以上残っているので状態異常にはならない。

 2ターン目はムーンフォースからをやぶる

 壁込みD-1でこのダメージに抑えられた。このターンのエンドフェイズ時にマジルが切れてハーブが戻るので、次のターンは壁込みD±0でムーンフォースを受け、リミットシールドを解除できるかどうかが肝になる。

 ムーンフォースロックブラスト(外し)。

 条件を満たしてもFCするのはエンドフェイズ時、本領を発揮するのは次のターンからなので外しは痛いが目を瞑る。

 リミットシールド解除に伴い、S+4なので先攻後攻が入れ替わり。3発当たってハバタクカミを突破。

 しんそくロックブラスト。ここでテラスを使用しないので飛行テラスか、それとも火傷したカイリューにテラスは使えなかったか。

 なんとかここまで漕ぎ着けた。Sは+4で3倍なのでクエスパトラに1加速されたとしても抜かれない、余程きついテラスをされなければ押し切れそう。

 対戦ありがとうございました。

 ハバカミがなまじみがわり状態であったためにカイリューに交代されなかったのが大きかった。でんじはのプレミはロクブラ外しでイーブン、これといって勝敗に関与したとは思えない。カイリューに交代されてマジレスアンコールをされたら詰んでいた。

 

反省点など

 4桁前半から80,000位まで転落しました。が、大事なのは真実に向かおうとする意志なので悔いはなかったです。

 

おわりに

 最後になってしまって申し訳ないのですが、日頃良くしていただいているエモルガ氏主催の大会が来月開催されるので、こちらにも掲載しておきます(許諾を得ています)。

 特に縛りのないカイリュー1on1なので、自慢のカイリューで遊びに行きましょう。筆者も仕事の予定が重ならなければお邪魔します。

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / X