どうも。
新環境で取れ高も多くちょうど連休なので。今回は外伝作品アルセウスで登場したヒスイバクフーンを強く使う方法について書きました。
★本日のおしながき
イントロダクション
実戦レポート
今回は元タイプと風船によりレギュレーションD注目ポケモンの一角であるガチグマを完封できるヒスイバクフーンに着目した。
ノーマル+地面の希少なタイプで攻撃タイプとして一貫しやすいゴーストや電気をカットし、テラスがあればパオジアンとのしばき合いにも耐えうる耐久力を持つガチグマを誘いやすいパーティを組んだ。
初手クレッフィ対オオニューラ。マジックルームのターン調整をしなければいけないのでまきびし→リフレクター→マジックルームの順に展開して退場。
オオニューラは初手ねこだましではなかったのでノーマルジュエル(暫定38.1%)よりきあいのタスキ(同29.5%)の可能性が高いか。
死に出しハバタクカミ。オオニューラはインファイトでDが下がっていたのでムーンフォースで処理できた。
こちらのハバタクカミは最速なので、マジックルーム有効ターン内は純粋に自分より上のS種族値を持つポケモンだけを警戒すればよい。オオニューラが襷だとしてもマジルのターン内は関係ないので、この対面の不確定要素はテラスタルのみだった。
死に出しサーフゴー。シャドーボールで削って返しのゴールドラッシュで倒された。
ここはサーフゴーの一致技どちらが飛んできても弱点を突かれるので水テラスタルを使ってよい場面ではあったが、相手の最後の一体がガチグマだった場合はバクフーンできれいに勝ちたいので温存した。
本日の主役・バクフーン氏登場。この対面もスカーフを警戒する必要が無いので一致安定打点のかえんほうしゃでサーフゴーを処理。
このターン終了でマジルの有効ターンが残り1、ターン調整も問題ないのでガチグマが出てくれば……という場面。
尤も、ガチグマが登場したからこの試合を例に戦術の解説をしているのである。
初ターンはまもるで1残っているマジルの有効ターンを消化しつつ、この対面でガチグマが何を選択するのか(技、テラスの有無)確認。テラスはせず、一致打点のぶちかましを確認した。
記事用
— Mなか (@Mnaka_udn0525) 2023年7月13日
多分みんな好きなやつ pic.twitter.com/Cfjmqx3faS
マジルの有効ターン中に風船を持ったポケモンが場に出ていて、風船を持ったままマジルの有効ターンが終了した場合、改めて「○○は風船で浮いている」というメッセージが表示されないのは、弊ブログの読者であれば既知の情報だろう。
よって、ガチグマ側はバクフーンが風船を持っているように見えないので、この対面で一番火力を出せるぶちかましを選択したと推察する。
また、ゴーストタイプの複合であるヒスイバクフーンはガチグマのもうひとつの一致技(ノーマル打点)を縛っているので、初ターンに見せたまもるから地面技を半減以下に抑えるテラスタルを連想しないかぎり選択できないのもポイント。
かえんほうしゃで削り、じゃれつくを躱した。
最も火力が出る組み合わせであるA特化+根性発動時ガチグマのじゃれつくはH4振りバクフーンに対して54~64ダメージなので、急所に当たっていても影響はない。
対戦ありがとうございました。
オオニューラが持っていそうな襷、サーフゴーが持っていそうなスカーフ(暫定19.1%で3番目に多い)を考慮しなくてよい展開を作り、最後は見えない風船トリックも炸裂して快勝でした。
解説
ポイント1 炎+ゴーストの組み合わせ
レギュレーションDではランドロスとガチグマの2体が解禁され、従来のレギュレーションよりもアタッカータイプの選択肢が地面タイプ内に増えた。ということは、これまでのノウハウを生かした対地面戦術を強く使えることになる。
ランドロスは剣盾時代に散々ターゲットにしたので、ランクマで比較的見かけるガチグマ(記事作成時点で暫定使用率14位)を仮想敵にしようと考えた。
このポケモンはA種族値140から特性こんじょうで底なしの火力を発揮することが特徴のひとつであるが、素ロトムやオドリドリ(まいまいスタイル)といった浮いているゴーストであれば一致技をいずれも縛れる。
これらのポケモンを使ってガチグマを攻略しても斬新さを欠くので、炎タイプで地面打点を誘いつつ、ゴーストタイプでノーマル打点を縛れるヒスイバクフーンという優秀なポケモンに白羽の矢が立った。
ただ単に過去の戦術を当てはめるのではなく、新しく解禁されたポケモンで新しく解禁されたポケモンを対策している点に注目してほしい。
ポイント2 ガチグマが採用している技
この記事を作成している時点でのガチグマが採用している技のトップ10に浮いているヒスイバクフーンに対する有効打がない。
攻撃技はからげんき(83.1%)、じしん(64.3%)、ドレインパンチ(48.1%)、ぶちかまし(32.9%)、じゃれつく(25.4%)、れいとうパンチ(14.9%)の6種がランクインし、赤字にした無効化されない技はいずれも半減で受けられる。
つまり、相手に見えていない風船で無敵のターン+半減技で風船を割るターンで2ターンもの猶予を得られる。基本的にはバクフーンの方が早いのでガチグマの攻撃を一回受ける間に三回動けるのが特筆すべき点である。
反省と改善点
まず、当初の構想を。
当初は役割対象がガチグマ一本ではなく、バクフーンに対する第一候補が地面打点になるポケモンであればオーケーという感じ。この試合だと霊獣ランドロス、飛行テラスではないカイリュー。
初手クレッフィ対霊獣ランドロス、壁を張るも急所で貫通され想定よりも早くクレッフィが退場したので、バクフーンを出すしかないじゃない。
ふんか。ステロダメージ分くらいの差でランドロスを倒すことができなかった。
これの狙いは、見えない風船で無敵になるターンを利用して一回でも多く最大火力のふんかを使う回数を増やそうというものだったが、ステロダメージが痛く各種撒き物が多い環境なのでイマイチ噛み合わなかった。
ハバカミが全部倒した。
ということがあり、そもそもの設計を見直すことで今回の形になった。ふんかを覚えるそこそこ早いポケモンなのでそこを生かしたかったが、素のCがそこまで高くないこともあり、思っていた成果を得られなかった。
おわりに
構築済みデッキの公開をしておきますので遊んでみてください。
クレッフィはHB特化、ウーラオスは意地AS、バクフーンは臆病CS、ハバタクカミはほぼBSでSは最速、サンダーは呑気HBで最遅、パオジアンは意地AS。
ウーラオスもマジルでスカーフを解除、剣舞を積んでスカーフ復活という動きができますし、技範囲は狭くなりますがスカーフアタッカーとしても使えます。サンダーは後から回復を入れられる、後攻ボルチェンを決めやすくてマジル選出をしないときにパーティの潤滑油として重宝しました。基本はクレッフィ+バクフーンorウーラオスにハバカミかパオジを添えて選出しましょう。
筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter
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