受けルガチアンチ

ポケモンバトルにエンタメを

【ポケモンSV 番外編】こらる杯 参加してみた

 

 どうも。

 一般陰キャポケモンオタク、仲間大会に混入してみたシリーズのSV版第一弾です。

★本日のおしながき

大会概要

主催:こらる 氏

開催:6/24(土)21:00~23:59

ルール:SVレギュレーションB(パラドックスまで)準拠

その他:対戦回数15回、HOME解禁後の要素(一部タマゴ技、精霊プレート等)禁止

制限:レギュB準拠なので禁伝、準伝、HOME解禁後のポケモン禁止

   パラドックス、600族、一部指定ポケモン(別紙参照)はパーティ内に1体のみ

参加者:延べ272(順位記載は267名)

 

デッキレシピ

コイルハカドッグ改

原典:【ポケモンSVシングル】コイルハカドッグ - 受けルガチアンチ

 主催のこらる氏が作成したスライドに「レギュレーションBが短かったのでパルデア環境をもっと楽しもう準伝解禁で対戦辞めちゃった人も気軽に参加してね!」という文言があり、筆者としてもそこに強く共感したので勝つことを4割、楽しむことを6割意識したコンボ構築を使用した。

ガブリアス

 ステロ要員。原典と違うのはドラゴンテールを採用することで相手の手札を一枚めくれる(やることは決まっているので特に利点はない)。

 レギュBのルールに則していればHOMEから連れてきた個体を使用してもよいとのことだったので、数あるガブリアスの中から最も気に入っている個体を連れてきた。しかしこのポケモン、技マシンを使わなければ大した技を覚えないところが唯一の欠点か。

コイル

 砂起こし要員。攻撃を受ける→頑丈で耐える→すなあらし→くっつきバリで自傷自主退場を狙い、砂ターンを最大(4ターン)残しつつおはかまいりの火力を効率よく上げる。

 原典と違うのは倒してもらえなかった場合の退場手段としてボルトチェンジを採用し、それに合わせてCのみ努力値を振った。

ハカドッグ

 おはかまいりイヌ。このコンボを通すうえでネックとなるカイリュー(特にノーマルテラス)、ヘイラッシャなどがリミット1入りしていたので、これを実際にランクマで使用していたときよりも使いやすいのではないかと考えて命運を託した。

 ほぼ同じことができるイダイトウにポジションを奪われそう。

ドドゲザン

 相手のリミット1枠がテツノツツミやハバタクカミだった場合に出すステロ要員。今作の仲間大会は再戦が多いみたいなので、コンボ戦術の特性上非常に不利である。運悪く再戦になった場合にガブリアスの代わりに選出する用途も。

ミミッキュ

 再戦要員。

ラブカス

 主催のこらる氏のイメージカラーがピンクなので入れた。コンボ戦術は選出が固定されるので枠が余った(そんなことはない)。

 

大会レポート

 対戦をしたい意欲は高いものの、現行のランクマで試したいコンボ戦術がなく、かといってレギュレーションDを先取りしてしまうといざランクマが始まったときに飽きが来るのも早くなるので、モチベーションの捌け口が無くて困っていた。

 そんなときにフォロワー氏が本大会のことをツイートしており、こらる氏主催の大会は過去に参加させて頂いたことがあったので、飛び入り参加を決めた。

 前回同様に一部のポケモンを制限することで過度な守備戦術よりも攻めることを促し、一試合あたりに要する時間を短くしてたくさん回そう、という意図を感じた。指定された強力なポケモンを1体制限にすることでパーティ編成の変化だったり多様性を促している点にも工夫を感じた。

 

 全体の使用率だと1位はサーフゴー、2位はマスカーニャ、3位はカイリュー。4位以降はミミッキュ、水ロトム、ドドゲザン、コノヨザル、ハバタクカミ、クエスパトラ、ラウドボーンと続いた。制限枠の使用率に注目するとカイリュー(全体3位)、ハバタクカミ(同8位)、セグレイブ(同21位)、ガブリアス(同31位)、ドラパルト(同37位)となった。

 制限対象となった一部高耐久ポケモンでいうと、キョジオーン(全体41位)、ブラッキー(同51位)、ヘイラッシャ(同54位)、アーマーガア(同60位)でハピナス(同127位)まで飛ぶ。ラウドボーンやカバルドン(全体12位)は人気したものの、概ね意図した通りにルールが作用していたと思われる。

 リミット1枠を誰に使うかというのが面白いところであるが、カイリューに人気が集中して制限枠でありながら全体3位の使用率を残したのは、ある意味第9世代らしくて順当といえる。

 

 このルールだと非制限枠のラウドボーンが人気しそうだと思ったので、そこに対応するために非積みアタッカーで高火力を出しやすいコイル+ハカドッグを選択したが、やはりカイリューは人気で(うちノーマルテラスが35.6%)、あつぞこブーツの採用率が20.4%と、ステロから全抜きを目指すこのコンボの鬼門となった。

 最近は一時期より影を潜めているドドゲザンの存在について、レギュレーションBにおいてはかなり使われていたポケモンであることを失念しており、非制限枠なのでカイリューよりも組み込みやすいことを考慮すると悪手だった。

 あとは、すなかき発動時のハカドッグより速いスカーフマスカーニャ(スカーフ採用率は19.0%)、エナジーハバカミ(エナジー採用率は72.6%)など、事故要素は多数あり実際にスカーフマスカーニャで頓挫した試合があったので、もう少し相手に左右されないコンボを選択してもよかったかもしれない。

 

結果と感想

 6-9でR1443.216の232/267位でした。

 うち1勝は相手の回線エラーなので勝負をしたらどうだったか分かりませんが、5勝できたのは良い意味で期待を裏切ってくれました。

 勝率を算出すると6/(6+9)で4割ちょうどでした。今季のNPBでいうと中日とヤクルトの.385よりちょっと良くて、楽天の.413、西武の.415よりちょっと低い感じです。

 なので、順位表的には5~6位のポジションですが、自分で設けている合格点(勝率.333以上)を超過できたので非常に満足できました。

 

 制限枠に関しては環境の停滞を打破する意味で公式が導入してほしいくらいです。以前参加させて頂いたときのレポートにも書きましたが、この制限枠を少しずつ変えながら回しているだけで長期的に遊べると思います。

 数ある遊戯王のDCGにデュエルリンクスという作品があるんですが、本作ではLIMIT1(このカテゴリからデッキに1枚まで)、LIMIT2(同2枚まで)、LIMIT3(同3枚まで)という制限枠があり、同じようなデッキがいつまでも環境に居座らないように環境の変化を促しているんですね。

 例えばSVのランクマだとカイリューサーフゴー、レギュBからはハバタクカミテツノツツミといったポケモンが常に使用率上位を占めており、レギュレーションが変わっても環境が大きく変わったと感じない(=対戦自体の飽きが早い)ので、こらる氏が設けた制限のようにカテゴライズされると面白いかもしれませんね(無理だと思いますが)。

 対戦を始める前にルール確認のために配信を覗きに行ったんですが、概要欄に「負けた人は30秒くらい待って潜ってね」的なことが記載されており、今作の問題点のひとつである再戦の多さに対しても気配りがされていて何から何まで完璧だったと思います。

 

おわりに

 まず、このような有意義な対戦の場を設けてくださった主催者のこらる氏に感謝と労いを。そして、大会中に対戦してくださった全てのプレイヤーに感謝とリスペクトを。とても楽しかったです、ありがとうございました。

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter

アーカイブはこちら→【ポケモンSV】ポケモン名別戦術記事まとめ - 受けルガチアンチ