どうも。
一般ポケモンオタク、奇妙な戦術で仲間大会に参加してみたシリーズの第5弾です。
★本日のおしながき
大会概要
主催:こらる 氏
開催:10/29(土)21:00~23:59
ルール:バトルタワールール(NN表示あり)
その他:対戦回数15回、相棒ポケモンをトップ配置(選出自由)
制限:禁伝+幻禁止、過去技無し、Lv1戦術禁止
準伝+UB+600族+S20使用率70位までの一般ポケモン(別紙参照)はパーティ内に1体のみ
参加者:延べ269名
デッキレシピ
加齢臭雨+自演弱保ミミッキュ
今回は非常に特殊なルールになっていて、準伝(UB含む)+600族に加えて使用率上位の一般ポケモンがパーティ内に1体しか存在できない。リミット1のカードをどう使うかが構築の肝となる非常に面白いルールだ。
ということは、リミット1群からカバルドンやラグラージ、オーロンゲといった展開系や、ラッキーやヌオーといった組み合わせが重要な受け駒がチョイスされる可能性は低いと感じた。さらに、アシレーヌやマリルリといった水+妖ポケモン、ミミッキュやピクシーといった主要なフェアリータイプもリミット1なので、昔ながらの加齢臭漂うニョロトノ+キングドラの雨パが通りやすいと感じた。
裏選出はこれで決まったので表選出、つまりはエンタメ性のあるコンボ戦術を組み込めば大会用のパーティが完成するので、つい先日公開した記事にある自演弱保ミミッキュ*1のギミックを入れて完成。
※*1:【ポケモン剣盾シングル】自演弱保ミミッキュ+クレッフィ - 受けルガチアンチ
相棒枠には第5世代レートで散々使った雨パの起点となるニョロトノ、リミット1枠はミミッキュを使用した。メタモンの使用率(S20)がギリギリ71位だったので実現できた。
個別紹介
歴戦の勇者たちを称えて
BWの頃からいるHCベースでちょっとBに割いたやつ。トノグドラはニョロトノの役割をどうするかで回し方が異なるが、めざパやどくどくが使えない現環境だとキングドラと役割集中でゴリ押しできる方が腐りにくいので火力に割いた。ゴチルゼルがリミ1ではないので申し訳程度の対策にほろびのうたを入れた。
選出回数は3/15
現代では雨は永続しないので10年くらい前のような絶対的エースではいられないが、逆に現代ならではの良さとしてダイストリームからすいすいを発動できるところがある。
せっかくの仲間大会なのでコンボ戦術で戦うことを第一に選出し、極端に雨選出が刺さっている場合のみトノグドラ裏選出をした。
選出回数は4/15
こちらもBWの頃によくいたHDにがっつり割いたローブシン。
5世代雨の格闘枠(ナットレイやラッキー対策)はローブシン、テラキオン、キノガッサ、バシャーモ(加速、環境後期)から1体が主流だったので、制限に掛からないローブシンを入れた。ノスタルジーに浸りたいという理由なので、戦術的な意図はない。
選出回数は3/15
ミミッキュ、インテレオン、メタモンは上記リンクを参照。ついでにコンボの理論も知っていただけると幸いだ。以下、大会用の変更点。
ミミッキュはじゃれつくを使いたい主要なドラゴンはリミット1群に多い、ウッドハンマーは対カイオーガやグラードンを睨んで採用していたので、弱保に触れられる範囲を広げるために上記2つの技から10まんボルト、しっとのほのおに変更。
インテレオンはとんぼがえりで弱保を触ってそのままメタモンに引く動きも面白いと感じたのでハイドロポンプをとんぼがえり、メタモンは前回持たせられなかったこだわりスカーフを持たせて同速対決を回避。
選出回数はミミッキュが12/15、インテレオンが10/15、メタモンが13/15。インテレオンはミミッキュで弱保を触れない場合のコンボパーツなので必ずしもミミッキュの選出回数と連動しない、メタモンはピン刺しで使えるので同様。
大会レポート
とにかくルール作りが上手で工夫のし甲斐がある大会だったことは強調しておきたい。制限対象を少しずつ変えながら回しているだけで長く遊べるルールだと思う。
個人的な考えとして、普段殺伐としたランクマで遊んでいるのに仲間大会でまで勝つことばかりを考えたくない。むしろ自分が表現したいコンボや戦術でのびのびと遊びたいので、強力なポケモンが多く制限された今大会は非常に遊びやすかった。奇抜なコンボ戦術を使うプレイヤーとの対戦を熱望したが、15回の限られた対戦回数で叶わなかったのは残念だった。
全15戦中12回コンボ選出をして、コンボが成立しなかった(弱保トリック→起動からメタモンでコピー)のは僅か3回だった。勝利に繋がったのは4回、コンボ自体は成立しても勝利に繋がらなかったのは5回だったが、やりたいことは十分表現できたので非常に満足のいく内容だった。
主な負け筋としては弱保トリックをした後にミミッキュが凍ってしまって弱保を起動できない、メタモンを展開できても変身した相手がワンウェポンで詰むなど。相手がDMしたのでこちらもDMせざるを得なく、同速対決で負けてしまったのは戦術上やむを得ないケースなので自分が悪い。
雨選出は3回して3勝したが使用率の1位がガマゲロゲ(うち貯水69.7%)、5位がトリトドン(うち呼び水が100.0%)なのでトノグドラに限らず水タイプがマークされる環境だったことが伺える。
対トノグドラという観点でいうとブラッキー(使用率3位、穏やか32.0%、ばんのうがさ0.7%)やサーナイト(使用率6位、トレース91.7%、スカーフ34.9%)といった特殊エースのキングドラを受ける、すいすいをトレースして狩るといった危険が隠されていた。
リミット1群で最も使用されたのはサンダー(全体使用率14位)、次点でエースバーン(同19位)になった。貴重なリミット1枠にカバラグや単体では生かしにくい受け駒をチョイスするプレイヤーは殆どいなかった。
筆者が使用したポケモンだと上から順にメタモン(13位)、インテレオン(18位)、キングドラ(23位)、ミミッキュ(38位)、ローブシン(77位)、ニョロトノ(146位)となる。
結果と反省
15戦7-8で159/269位だった。
引きがかなり良くて素直に雨選出をすれば拾えた試合はいくつもあったと思うが、自分の理念に基づいてエンタメを優先したので、勝ち越せなかったことやレート1,500を下回ってしまったことについて後悔はないし言い訳もない。それ以上に自分のやりたいことができた満足感が強いので、この大会に参加して良かった。
大会の告知はかなり前からあったので考える時間はたくさんあったはずだが、思いのほかランクマが面白くて後回しになってしまい、大会のために考案したギミックを盛り込むことができなかった点のみ反省したい。
大会ハイライト
初戦はパッチルドンに自演弱保コンボを決めて白星スタート。パッチルドン(メタモン)が+2でんげきくちばしでヌメルゴンを貫いたときは震えた。
2戦目はフシギバナに自演弱保コンボを決めて連勝。最後はインテレオンが詰めてくれたが、このコンボで連勝の足掛かりを作れたのは満足だった。
連勝スタートを決めてからはコンボが勝ちに繋がらない、雨選出をして勝つパターンが続いたが、14~15戦目はコンボ戦術で連勝締めができた。最後はエスパー統一との対戦だったので、弱保トリック→かげうちで起動ができるミミッキュにはおあつらえ向きだった。
おわりに
まず、このような有意義な対戦の場を設けてくださった主催者のこらる氏に最大限の感謝と労いを。そして、大会中に対戦してくださった全てのプレイヤーに感謝とリスペクトを。ありがとうございました。
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