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【ポケモンSV 番外編】第一回もめん杯 参加してみた ~それゆけ杜の都の狗鷲軍団~

 

 どうも。

 一般陰キャポケモンオタク、仲間大会に混入してみたシリーズのSV版第二弾です。

★本日のおしながき

大会概要

主催:もめん 氏

開催:7/22(土)21:00~23:59

ルール:シングルバトル オフィシャルルール1

その他:対戦回数20回

    持ち時間7分総合時間20分

    複ROM可(2ROMまで)

    負けた方が30秒待機して次へ

制限:タイプ一致テラスタルのみ使用可能

   主催者様指定ポケモン使用不可(下記参照)

参加者:延べ143名(順位記載は140名)

 

デッキレシピ

 勝負に徹するのはランクマ、楽しく遊ぶのは仲間大会と自分の中で棲み分けているので今回はプロ野球パ・リーグをモチーフにしたチームを組んだ。プロ野球が分からない、興味がない諸兄姉向けに説明すると

 オリックスバファローズケンタロス(正確には水牛の水が適切)

 千葉ロッテマリーンズキャモメ(球団ロゴ、マスコットのマーくんが鴎モチーフ)

 福岡ソフトバンクホークスムクホーク(Hawk、鷹)

 東北楽天ゴールデンイーグルスウォーグル(Eagle、鷲)

 埼玉西武ライオンズカエンジシ(Lion、獅子)

 北海道日本ハムファイターズゾロアーク(マスコットのフレップ・ザ・フォックス、きつねダンスなど)

 という人選になった(並びは7/22の試合前の順位準拠)。決まったモチーフにポケモンを当てはめていくだけなので選択の余地が殆どなく(ケンタロスゾロアークのフォルム程度)、鳥モチーフが3球団被っているせいでチームバランスも悪い。文字通り烏合の衆なので「これ」という勝ち筋もなく、出たとこ勝負で対戦を楽しみたい。ちなみに筆者は北海道在住の日ハムファン

 

大会レポート

 女性配信者の主催大会にばかり参加するキモオタムーブに後ろめたさを感じつつも、遊びやすさを重視したルール作りに魅力を感じた。

 極端な変則ルールで遊びたいのではなく、環境の固定化に繋がるポケモンの使用を制限し、普段使わないポケモンに目を向けつつ比較的自由に遊べるルール作りがもめん氏主催の大会における特徴なので、ついリピートしてしまう。レクリエーションというより真剣勝負の体裁を崩さず、それでいて遊びやすさを両立しているのは自分が知る限りではもめん氏とあと数人程度。

 

 今回は準伝とパラドックスを除いたパルデア組+7/23日現在解禁済みの一般ポケモンという、公式ルールにもない特殊な環境での対戦になる。

 使用率は(1)ガチグマ、(2)ミミッキュ(3)ドラパルト、(4)アーマーガア、(5)ガブリアス(6)ドドゲザン、(7)コノヨザル、(8)ウルガモス(9)マスカーニャ(10)ロトムがトップ10。

 ランクマS1の使用率トップ10と被るのは(2)ドラパルト、(4)マスカーニャ(6)ミミッキュ(7)ロトム(9)ガブリアス(10)ウルガモス。サーフゴー、カイリュー、ラウドボーンは今回のルールで使用禁止。

 ランクマS1に存在しなかった面子だと(1)ガチグマ、(16)ゲッコウガ(23)バサギリ、(24)ヒスイゾロアーク(25)オオニューラ、(27)イダイトウ♂、(28)ヒスイヌメルゴン(34)ガラルヤドキング(38)ゴリランダー……と続く。中には現行のランクマで高い使用率を記録するポケモンもいるが、今大会ではあくまでもパルデア組が支持された。

 

 使用率等を鑑みて現実的なところでドラパルトが最速になる環境で、S135~136帯からブーストエナジーでSを上げて抑えつけてくる「アイツら」がいないので、中速帯のスカーフ持ち(見たものではセグレイブ、イダイトウ♂がいた)も普段より見かけた。

 今回は大会ルールとしてタイプ一致テラスタルのみという縛りがあるので、9世代の対戦を煩雑にしているテラス択、考慮していないテラスによる捲りといった事象が起きにくく、比較的ストレスなく遊べたと感じている。

 

 ここからは個人的なことを少々述べる。

 コンセプトに沿って集めた6体でどう勝つのか考えると、ウォーグルスカーフムクホークを通していくしかないので、そこまでどう繋ぐかが終始課題になった。

 幸いだったのは日ハム枠で起用できたゾロアークいちゃもんアンコによる起点作りは使いこんでいるので、わるあがきを強制させるコンボからウォーグルに積みの機会を捻出し、なんとかしてくれと丸投げせざるを得ない試合が殆どだった。

 この試合は比較的きれいに決まったが、ストッパーの襷キノガッサで頓挫し、最後の一体の相性が悪くて降参を押した試合だと記憶している。今回の面子だとステロ枠の不在が響き、チームの4番打者であるウォーグルを生かし切れなかった。

 千葉ロッテ枠のキャモメは進化後のペリッパーとはS種族値(85→65)で差別化を図り、中速帯からおいかぜでサポートを期待したが、2度選出した程度でベンチを温める機会が多かった。ケンタロスカエンジシについてここまで一切触れていなかったが、彼らはまぁ…無難といえば無難な活躍で打率にして.240~.250あたりの「どこに置けばいいんだ…」といった感じの打者みたいな存在だった。

 結局、再戦でコンボがバレている相手以外には全て選出した東北楽天枠のウォーグルが孤軍奮闘し、パ・リーグ軍団というより杜の都の狗鷲軍団といった方が適切かもしれない。

 

結果と感想

 16戦4勝12敗で135(/140)位、勝率は.250でした。弁解の余地もない成績ですが、さすがにランクマでは使えないよねというコンセプト軍団で遊べて、あまつさえ4勝もできたので充実感を得られた大会でした。

 ちなみに、目下11連敗中の贔屓球団は7月の成績が14戦2勝12敗で勝率は驚異の.143なので、それと比較すると少しはマシに見えるのが不思議です。同じく目下10連敗中のソフトバンクの7月の勝率が.267なので大体同じくらいでしょうか。

 パーティ単位だと女の子ポケモンで統一したパーティ、バンギで起点を作ってかるわざルチャブルで強襲するパーティが印象に残りました。ポケモン単体だとカエンジシをコピーされてうっかり負けてしまったメタモン、唯一見たメスのイダイトウでしょうか。

 今大会は早い段階から告知されていたので準備する時間も潤沢にありました。自分自身楽しみにしていたので、気合を入れて今大会のためにウォーグルを準備しました。A0の理想個体ですがイカサマを被弾する機会は無かったです。

 キャモメカエンジシは大会用に新規育成し、ムクホークはBWのレートで使用した個体、ケンタロスゾロアークはSVランクマで使用した個体の流用ですが、準備から本番まで楽しんで取り組めました。

 余談ですが楽天の応援歌って格好いいんですよ。杜の都、龍飛崎、磐梯山といった東北の名所などが歌詞に散りばめられており、本拠地を置く宮城だけじゃなく東北全体で、という意思が伝わってきます。ソフトバンク若鷹軍団も好きです、野球中継で流れるとつい口ずさんでしまうような。贔屓のところは…可もなく不可もなくという感じです。

 

おわりに

 月並みではありますが、大会の企画・運営を行ったもめん氏に感謝と労いを、大会中に対戦してくださった全てのプレイヤー諸兄姉に感謝とリスペクトを。有意義な時間をありがとうございました。また機会がありましたらお会いしましょう。

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter

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