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【ポケモンSVシングル】同担拒否★ハバタクカミ

 

 どうも。

 ♪ウェルカムよ~うこそ~日本へ~(TSUBAKI)

★本日のおしながき

また髪の話してる… 

 ハバタクカミ:55-55-55-135-135-135

    ムウマ:60-60-60-85-85-85

  ムウマージ:60-60-60-105-105-105

 ベースになったポケモンの短所を削り、長所を伸ばせるだけ伸ばした分かりやすい良デザイン。ムウマ系統との関連を感じやすく、時系列的には逆だが正統進化といえるだろう。

 毛髪は20代後半から急激に劣化すると言われ、細くなったり千切れやすくなったりするという。筆者はまだ実感としてそういった類のことを感じていないが、今後のことを想うとシャンプー選びは大切だと感じる。どうしても頭皮保護成分が含まれた薬用のものを選びがちだが、正直どういうものを選べばいいのか分からない。ハバタクカミのようにいつまでも髪をなびかせていられるよう願いたいものだ。

 

戦術紹介

 ハバタクカミは突出したC-D-Sの数値に加え、ゴーストポケモンらしい搦め手を多く習得するので、一手目の行動を予測しづらいところが厄介だが、今回はさらにその上を行く予想外の一手で攪乱を狙いたい。

 今回のハバタクカミの運用意図を解説するには、現環境におけるハバタクカミがどういった立ち位置にいるか認知していただくところから始めなければいけない。

 使用率2位はカイリューに次ぐ数字、サーフゴーを1つ上回る数字だ。使用に制限のないポケモンなのでランクマを遊んでいれば頻繁に見かけるレベルといって差し支えない。

 アイテムや技に関して、高いC-Sを生かした高速アタッカーとして支持を集めていることが伺える。

 霊+妖は範囲の補完に優れて通りが良いのが長所だが、シャドーボールムーンフォースといった命中安定+追加効果が優秀な技はあるものの、威力100を超える使いやすい技がないため、眼鏡や珠で決定力を補助しているのが伺える。

 アタッカー路線だと襷やスカーフといった対面的な性能をより引き出すアイテムも人気。数字を見ていると2~3ウェポン+1~2補助技のような構成が多く、補助技3+一致攻撃技1のような搦め手に重きを置いたタイプはまだそこまで多くないと感じた。

 

 個人的に注目したのは(1)基本はアタッカーとしての運用が主流(2)アイテムは眼鏡+襷で6割を占めていてブーストエナジーは2~3番手の位置付けであるという2点。以上のことから導き出したハバタクカミの運用方法はブーストエナジーふういんという、ブーストエナジー以外のハバタクカミを対策するハバタクカミである。

 初手でハバタクカミ同士が偶然に鉢合わせた場合、こちらがブーストエナジーこだいかっせいを発動すれば「襷ではありませんよ」と教えているので、襷を持っている側は居座ってハバタクカミからハバタクカミへの最大打点であるシャドーボール(テラスタルを考慮しない場合)を選択する可能性がある。

 そこで刺さるのが同速対決を拒否するブーストエナジー+ふういんであり、それだけではなくゴーストポケモンが多い環境なので、汎用ゴースト打点のシャドーボールを封じることでハバタクカミへの打点を奪える可能性もあると考えている。

 ハバタクカミ@ブーストエナジー

 非封印時は汎用アタッカーとして振る舞えるようにCS振り。C=SなのでこだいかっせいでSを上げるために最速。Hは無振りだと偶数なので端数の4を振って奇数に。

 相手の有効打を封印+一致打点でシャドーボールシナジーのあるドレインキッス+めいそう、コンセプトであるふういんを採用した。シャドーボール以外は採用率トップ10圏外(7.4%以下)なのでなかなか封印には掛からないと思うが、封印からテンポを作れたらめいそうを積む余裕が生まれるので採用した。完全に封じるならムーンフォース+でんじはなどの技でもいいと思う。

 テラスタイプは(S3暫定採用率16.0%)。ムーンフォースを採用していないのでフェアリーを半減できてハッサムなどのバレットパンチ、テツノブジンなどのかげうちで縛られるのを回避できるので。また、シャドーボールを封じたサーフゴーのゴールドラッシュを半減で受けられるメリットもある。フェアリー(同45.3%)、ノーマル(同19.5%)に次ぐ3番目に多い数字。

 ハバタクカミは高需要な割にスカーレット限定なので、こちらは日頃から良くしていただいている方に交換してもらった。

 

実戦レポート

 解説する試合のパーティと選出。

 ハバタクカミミラー、対ドラパルト(シャドーボールの採用率は33.3%で4番目に高い数字)を睨んで初手に。マスカーニャだった場合の保険にラウドボーン、汎用アタッカーにテツノワダチ。

 初手ハバタクカミハバタクカミ

 相手がスカーフで実質同速対決になった場合の事故を防ぐため、炎テラスタルふういん

 ふういんが決まったのでデンリュウに交代、流し際にめいそうを積む。

 パワージェムを持っていたがめいそうを2積みしたので素のDの高さも相まって問題はない。ドレインキッスで受けたダメージを回復しつつ突破。

 ふういんは使用者自身にかかる効果なので、こちらのハバタクカミが退かなければ解除されず、相手視点でハバタクカミを出せない。3枚目のカードはマスカーニャだが、ふいうち(S3暫定採用率36.7%)があればアイテム次第だった。

 A252振りふいうちであれば無振りハバタクカミに対して65.3~78.4%ダメージなので耐えられるが、鉢巻の場合は高乱数一発(87.5%)なので一度ラウドボーンに引いてもよかったかもしれない。

 依然封印状態は継続中なので打つ手なし。対戦ありがとうございました。

 解説する試合のパーティと選出。

 相手に特殊アタッカーが多いのでハバタクカミ+チョッキセグレイブ、補完でHBサーフゴー。

 初手ハバタクカミブラッキー

 とりあえず様子見でめいそうブラッキーは壁張りだったので小突いたら急所に当たった。急所に当たるドレインキッスとは。

 ハピナスに引いたので満を持してふういん

 めいそう(S3暫定採用率42.2%)を意識して使用したがシャドーボール(同45.4%)が引っ掛かった。

 ハピナスは有効打が無くなってしまったのでブラッキーをクッションにしてサザンドラを死に出し、鋼テラスタルからわるだくみで対抗を試みる。

 鋼テラスを先に使用しているのでラスターカノンを撃ちに来ていることは予見できた。こちらも炎テラスタルを使用して20ダメージに抑え、サザンドラを処理。
 ハバタクカミの麻痺はブラッキーあくびを持っていないのは1サイクル目で分かっていたので、2サイクル目で悠長にめいそうを積んでいたらでんじはを受けたもの。

 ハピナスは執念の粘りを見せる。シャドーボール、あまえる、ひやみず、タマゴうみという構成だった。
 回復するタイミングでセグレイブに引いてもよかったが、このままTODになっても勝てるのでこちらもシャドーボールめいそうを空振り。

 対戦ありがとうございました。

 ハバタクカミの対策で出てきたポケモンを逆に対策できたのでサンプルに採用した。

 

反省点

 コンボというわけではなく単体で動かせるので、活躍をさせて対戦データを収集すること自体は簡単だった。雑に強いポケモンが明確に目的をもって動けば強いのはわざわざ言うまでもない。

 ハバタクカミがランクマに参加できるようになった初めてのシーズンなので動きやすかった側面は否定できない。セグレイブヘイラッシャと組んでいる個体はでんじはを撒いてくるイメージがあるし、ちょうど昨日もこう氏が投稿していたあまえるを採用した物理アタッカーを潰す型など、器用ゆえに型が定まらない強みがあるので、今後様々な運用方法が確立された際に封印型が強く立ち回れるかは分からないというのが正直なところだ。例えば「前期最終〇位が使ったハバタクカミが強いって!」といったムーブメントが起き、技構成に一定の傾向が強く表れた場合はピンポイントに刺せるのが封印型の強みである。

 

おわりに

 薄毛の血統ではないので遺伝的な薄毛の心配は無いんですが、マイナー血統ながら走る競走馬がいるように、自分の代で突如薄毛の因子が目覚める可能性もあるので恐ろしいです。薄毛=悪というわけではありませんが、元々あったものが失われる(歯なども等しい)のは悲しいので、できるだけ長く髪を羽ばたかせていたいです。

 どうでもいいんですが、ムウマ系統が覚えるのでおかしいことではないけれど、ハバタクカミが挑発(ちょうはつ、長髪)を覚えるのは洒落っぽくて好きです。

パラドックス使用状況

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