どうも。
静かに暮らしたいです。
★本日のおしながき
究極の勝ち方とは
読者の皆様は勝ち方について拘りはあるだろうか。
勝負事なので「結果が最重要で過程はどうでもいい」というディアボロのような主張も正しい。落合氏時代の中日が「勝てるけど面白くない」と言われたように、要はランクマは勝ちさえずればいいのだ。
昨シーズンをもって現役を引退した金子 千尋氏(元オリックス、日ハム)が何かのインタビューで「究極は1人1球で打ち取って27球で終えること」という旨のことを述べていて、それを読んだときに「これだけ何でもできるピッチャーの究極はそれなのか」と衝撃を受けた。
何を言いたいのかというと、ポケモンにおける究極の勝ち方もエースの派手な全抜きやテクニカルなサイクル戦ではなく、一体一殺3ターンで決着を着けることではないかと思う。なので、今回はその究極の勝ち方を目指してみる。
戦術紹介
ザ・シンプルに爆発+爆発+反射技で1対1交換を繰り返し、最後に一体残るように立ち回りたい。やることはシンプルになるよう心掛けたので戦術の解説というより、ポケモン選びについて少しずつ触れていこう。
ポケモンを倒された側のプレイヤーに後出しの権利があるので、対面のポケモンを倒しても試合を有利に進められないのが難しいところである。よく分かるのが第5世代で確立された積みサイクルという戦術だが、要は後続の起点にされて捲られるリスクがある以上、場にポケモンを残さないのもひとつの手ではないかと考えた。
自分のポケモンを場に残さず、それでいて相手を倒すパワーのある技といえば初代からお馴染みのだいばくはつである。以前も触れたが、過去には「相手のBを半減してダメージ計算をする」というイカれた仕様があったので1対1交換において無類の強さがあった。
このテーマにおけるデッキの組み方は(1)後続の襷及び頑丈をケアできる先発、(2)純粋に爆発する中継ぎ、(3)反射技で確実に一騎打ちに勝てる抑えのパーツを入れること。
そもそもだいばくはつを使えるポケモンのA種族値を比較すると、18体中最も高くてキョジオーンの100である。最も火力が出せてステルスロックを撒けるポケモンがいるのだから、(1)の先発枠はキョジオーンで問題ないだろう。
続いて(2)のリリーフ枠は、次にA種族値が高いのはスカタンクだがこれは採用しない。2体目に出てくるポケモンであればまねっこからだいばくはつを反復できるので、A種族値96ながら特性はりきり且つタイプ一致で爆発できるイキリンコを採用する。
最後に(3)の枠にはドドゲザンを採用。特性そうだいしょうの恩恵を受けられる、HPが高く物理特殊どちらでも反射可能なメタルバーストを習得し、足も遅いので多くのポケモンの下から動ける。おまけに先制技もあるので、タイマン性能の塊といえるドドゲザンに全ての責任を押し付けていく。
キョジオーン@ノーマルジュエル
意地HA。対面のポケモンが襷臭ければしおづけ→だいばくはつ、裏にカイリューなどがいそうであればステルスロック→だいばくはつ。ジュエルがナーフされているので実質タイプ一致までの火力を出せないが、2~3回動ける耐久力を生かして爆発圏内まで削ってから退場したい。
特性は火力を落とされないようにクリアボディ。環境のキョジオーンはきよめのしおがメジャーなので状態異常技が飛んで来ないことを利用したい。
イキリンコ@こだわりスカーフ
意地AS。キョジオーンが爆発で退場できたらまねっこでだいばくはつを出す。はりきり特化ノーマルテラスだいばくはつは火力指数が121,500になるので、最強の爆発使いといっても過言ではない。このデッキの重要ポイント。
余程通りが良ければブレイブバードを連打しても十分強いので、無理に爆発に拘らなくても火力を出せるのが良い。
ドドゲザン@きあいのタスキ
勇敢HA、Sはメタルバーストを使用するので最遅。シアーハートアタック、バイツァダストの2種類の爆弾を使うスタンド使い……ではなく文字通り本戦術の総大将。
襷+メタルバーストで一騎打ちに特化しつつ、自分で殴っても強い長所を伸ばした。テラスタルは純粋に火力の増強と、メタルバーストのダメージ量を増やすためにあえて鋼の耐性を捨てる2種類の使い方ができる。
実戦レポート
解説する試合のパーティと選出。
ミミッキュには気を付けたいが、いずれもミミッキュに対して極端に弱いポケモンではないので、状況次第で柔軟に対応したい。あとは比較的柔らかいポケモンが多いので爆発の通りは良さそう。
初手キョジオーン対マニューラ。
襷を持っていそうなのはマニューラかガブリアス、初手で出てきたということはマニューラであることが濃厚なので焦って爆発する必要はない。まずはしおづけから入り、マニューラが次のスリップダメージで倒れるのでステルスロックを撒いたタイミングでブロスターに交代。
ブロスターの攻撃を耐えるのは難しいので、みずのはどうを等倍にするためにキョジオーンに格闘テラスタル。
このパーティは3体いずれもテラスタルを使いたいタイミングがあるので、戦術を遂行するために最もベストな場面で使いたい。
ブロスターの爆破に成功した。
次は戦術通りイキリンコを出すので、嫌なのはマニューラのねこだましやこおりのつぶてでまねっこに割り込まれることだったが、残りHP的にステルスロックで縛れているのは大きかった。
イッカネズミ登場。
これで手持ち3体が割れたのでミミッキュを警戒する必要がない。あとはイキリンコがだいばくはつを当てれば(はりきりの*0.8補正がある)勝ちか。
爆破に成功した。前述の通りマニューラはステルスロックで縛れているので、あつぞこブーツでも持っていない限り、この時点で勝ちが決まった。
こちらの総大将が到着したが……
出てくるだけで勝ち投手の権利を得てしまった。対戦ありがとうございました。
解説する試合のパーティと選出。
ミミッキュとサーフゴーがいるが、爆発以外でも戦えるので爆発選出で。サザンドラでゴースト、水ロトムで岩、ウルガモスで鋼を(一応)牽制しているので、彼らの圧力に期待したい。
初手キョジオーン対キラフロル。
襷濃厚なのでしおづけ→だいばくはつ、スリップダメージを嫌ったのか地面技を警戒したのかは分からないが、交代で出てきたサザンドラに爆発がヒット。
続くハラバリーは固いのでノーマルテラスタルを惜しまず使用、確実に爆破した。
ラストはドドゲザン対少し削れたキラフロル。
どの攻撃技を押しても通ると思うが、ここで怖いのはキラフロルがよく分からないテラスタイプに変わって耐えられることなので、何が来ても一発耐える耐久力を信じてメタルバースト。ふいうちは択が発生すると不利になる可能性もあるので、まだ使いたくない。
地面テラスタルだいちのちからさえ来なければ何が来ても大丈夫と思っていたところに、ピンポイントで恐れていたものが飛んできた。しかし、H振りにするだけでタイプ一致相当で弱点を突かれているのに耐えてしまう。
メタルバーストで反射。
対戦ありがとうございました。
キラフロルには初手でステルスロックを撒かれているので、最後はドドゲザンの素の耐久力に助けられた。見えないテラスタルの圧に負けて慎重というより臆病になってメタルバーストという中途半端な択を採ってしまったのはプレイングミスを認めなければいけない。
とはいえ、キラフロルが無振りと仮定してもふいうちは55.6~66.4%ダメージに留まるので、しおづけ+スリップダメージ1回分削れたキラフロルを倒し切れたかは微妙なところだ。どちらにせよ、1発耐えなければ勝てないことに変わりはないか。
反省点
ある程度環境が進んで初期ほどゴーストが多くないのと、前回の記事にも書いたが鋼テラスタルを使用するドラゴンも減った気がするので、だいばくはつで押していける試合は多かった。
キョジオーンとイキリンコが1対1交換をしてくれることが前提になっているため、初手のキョジオーンで爆破しきれなければ後が詰まってしまうところが改善すべき点か。とはいえ、いきなりノーマルテラスタルを使用して爆発するのは「テラスタルが残っているから」という択を与えられなくなる点でアド損なので難しい。
— Mなか (@Mnaka_udn0525) 2023年1月21日
このような事故もあるので気を付けたい。
おしらせ
弊ブログの累計PV数が150,000を超えました。読者の皆様の日頃のご愛顧に感謝申し上げます。キリの良いところというと5の倍数だと思うので、10万を達成したときから次は15万を目標にしていて達成できたことは嬉しく思います。
さすがに新作発売ブーストが切れてPV数が日に日に下がってきていますが、ここからどれだけ継続して読んでもらえるかは書き手の腕の見せ所なので、これからも「無駄こそ楽しむ」をモットーに楽しくポケモン対戦をしたいです。
おわりに
ドドゲザンを最遅で使用したかったので孵化厳選をしたんですが、キリキザンからドドゲザンへ進化させるのがそこそこ面倒でした。コマタナを複数引き連れたキリキザンを探すのが大変で、こんなに面倒なら初めから食事パワーを使えばよかったと思いました。
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