どうも。
しめりけ攻略本を買わなくても加速バシャーモが使える、なんていい時代なんだァ(恍惚)
★本日のおしながき
老害は加速バシャに憧れる
初めてかそくアチャモが解禁されたときのことを覚えているだろうか。なんと、攻略本のオマケだったのだ。800円くらいする攻略本を買い、ホウエン御三家のうちどれか一体のシリアルが封入されているので、そこからアチャモを引き当てなければいけなかった。
当然筆者も複数冊買ったが、しめりけミズゴロウとかるわざキモリしか出なかったため「アチャモの割合だけ低いのではないか?」というネット論をにわかに信じてしまいそうになった。
当時の夢特性遺伝の仕様により、アチャモを引いた友達からタマゴを分けてもらうことも不可能なので、ニッチな商法により改造産の加速バシャーモが出回るというなんとも皮肉な結果になった(ニコ生主も改造加速バシャを使っていた)。
ゆえに、加速バシャーモに憧れるのだ。使いたいのだ。幼少期にゲームを禁じられていた大人がソシャゲ課金の沼に嵌るように、過去に加速アチャモ難民だった筆者はどの世代でも一度は加速バシャーモを使いたいのだ。
イエッサンバシャーモ
前回最後に少し書いた通り、筆者は7世代末期に6~7世代のソフトを買って遊んだ。ゆえにこの世代のことは詳しくはないが、テテフバシャというのが強いと聞いていた。
現環境はしんそくやアクアジェット、ふいうちなど強力な先制技使いが多く存在するため、バシャーモが幾ら加速しても優先度の壁は越えられない。であれば、先人の知恵を拝借する形でバシャーモを活躍させてみよう。
@いのちのたま→たべのこし
テラスタイプ:でんき
努力値:28-180(+)-108-0-4-188
基本的にはステルスロックを撒いて、イエッサンでサイコフィールド+両壁のサポートを施してから全抜きを目指す。
Sは2加速でスカーフ準速ウーラオス抜き、3加速で+1テツノツツミ抜き。
Hは10n-1かつ16n-1、後にたべのこしに変えたので16+1に直した方がいい。
H-Bは鉢巻カイリューのテラスしんそく耐え(83.6~98.7%)、等倍テラスで特化ウーラオスのすいりゅうれんだ耐え(79.2~96.2%)。十分にビルドアップを積めていない、加速できていない場合でも何もできず倒されることを防ぐため。
テラスタイプは加速の弱点であるでんじはから身を守れて、環境に多い水ウーラオスなどに打点を設ける必要があるので電気。
こんなにもとびひざげりが似合うポケモンなのに没収されたので格闘技はインファイト…と言いたいが壁サポート+ビルド型とミスマッチなのでけたぐり。格闘技を撃ちたい相手は重い相手が多い(ガチグマ、パオジ、ノマテラカイリューなど)。
実戦レポート
塩イエバシャーモの基本セットで。
初手キョジオーンと水オーガポン、ツタこんぼう→レッドカード発動→ガチグマにしおづけ、だいちのちからで倒されて死に出しイエッサン、ひかりのかべ→ブラッドムーン。
ガチグマからイーユイに交代→リフレクター、みがわり→みわくのボイス、あくのはどうでイエッサンが倒される。
死に出しバシャーモ、かえんほうしゃ→ビルドアップ、イーユイから水オーガポンに交代→流し際にビルドアップおかわり。
ここまでの状況を一旦おさらい。
互いにテラスタル、テラバースト電気でオーガポンを処理。
対戦ありがとうございました。
レギュレーションが変わっても人気のディンカイサフゴ。この3体選出ならバシャーモ氏が有利に戦えそうなので選出は変えず。
クソ長いのでバシャーモ氏登場までテキスト多めで早送り。
初手キョジオーンとディンルー、カタストロフィ→レッドカード発動、カイリュー召喚→しおづけ、カイリューからディンルーに交代→ステルスロック、ちょうはつ→しおづけ、キョジオーンからイエッサンに交代→じしん。
ディンルーからサーフゴーに交代→リフレクター、トリック(スカーフ)→ひかりのかべ、イエッサンからキョジオーンに交代→シャドーボール、サーフゴーからディンルーに交代→じこさいせい。
サーフゴーがゴールドラッシュを撃てばバシャーモで起点にしようと思ったのでイエッサン→キョジオーンに交代したが、読まれていた。
カタストロフィ→しおづけ、キョジオーンからバシャーモに交代→ちょうはつ、再度キョジオーンに戻す→毒テラス使用カタストロフィ、ちょうはつ→しおづけ、じしんでキョジオーンが倒れる。
キョジオーンからバシャーモに交代した意図は、挑発が来るターンだと分かっていたのでバシャーモを見せ、ディンルーにテラスを使うなら使わせた方が終盤の組み立てがしやすいと思ったので。
死に出しイエッサン、ディンルーからカイリューに交代、リフレクター。
イエッサンからバシャーモに交代→じしん。
裏がバシャーモだと判明しているのでじしんは想定内だが、HBイエッサンが倒れるまでリフレクターを連打していたら(スカーフを押し付けられているので)、壁もフィールドも無くなるのでやむを得ず。
ビルドアップ→じしんを2回繰り返してこの状況。壁もフィールドも残り1ターン、HP的にも厳しいのでここで攻撃しなければいけない。
カイリューからサーフゴーに交代→電気テラスタル使用、テラバースト電気。ここでサーフゴーを削り切れなかったのは、たべのこしの回復を一回分多く挟めるので実は勝敗を分けたポイント。2ターンかけて突破したことで残りHP21からたべのこし2回(15*2)で、HPを51まで戻せた。
死に出しカイリュー、しんそく。前述の通り回復量を稼げたので耐えた。
返しの+2テラバースト電気でカイリューを突破。
加速前のバシャーモが先に動いたので恐らくSよりもHに振っていると思うので、倒せるか自信が無かった。ステルスロックを踏まないのであつぞこブーツ確定、キョジオーンのレッドカードでカイリューを引きずり出し、しおづけを当てたのが大きかった。
既にオボンを消費して現在のHPが半分より削れた状態のディンルーだったので、恐らくテラバースト電気で飛ばせたはず。対戦ありがとうございました。
勝敗を分けたのはステロ対策しているカイリューをレッドカードで引けた、+2テラバーストをサーフゴーが耐えて2回分たべのこしで回復をできたこと。サーフゴーが確定ではなく乱数だった場合、ぶっちゃけただの運勝ちだと思う。
もちろんバシャーモのHB振り、サイコフィールドでしんそくを縛る(フィールド残り1でサーフゴーに引いたのはしんそくを撃つためだと思う)といったコンセプトは機能したが、運が良かったという感じが否めない。
反省点など
壁張り+フィールド役をイエッサン一体に圧縮しているので、ひかりのねんどかグランドコートのうちどちらかしか持てず、どちらを取るかというので壁を選択した。
フィールドの有効ターンを考えると、準備に時間が掛かるビルドアップよりもつるぎのまい、たべのこしで場持ちさせるよりも初めに使っていたいのちのたまでよかったのかもしれない。
前回の高速移動メタグロスもステロ枠+サポート枠+エースアタッカーの構図で、キラフロルとテツノツツミを配したのでメタグロスを着地させる前に決着することもあったが、イエッサンの部分がどうしてもパワー不足だった。
キョジオーンはステロ撒き+レッドカードで少なくとも相手の手札を2枚めくれる点が強かった。反面、対策必須ポケモンなのでマークがキツくなり、新ポケモンのブリジュラスを起用しても良かったかもしれない。
おわりに
ちなみにですが、冒頭で取り上げた攻略本は筆者をはじめ多くのポケモントレーナーに購入されて、その年のベストセラーランキングに入るといった珍事が起きました。
ただ、アチャモのシリアルを引き当ててもハイリンクで捕まえなければいけないので、理想個体が欲しい場合はハイリンク乱数を成功させなければいけなくて、確保する難易度がすごく高いポケモンでしたね。かげふみゴチルも同様です。
加速バシャ以外だとエメループが必要な投げラッキー、映画特典のクラウンスイクン(零度持ち)など、改造するプレイヤーがクソなのは絶対なんですが、それをさせてしまうようなポケモンが何体もいて、順当に強かったというのも問題でした。名前は忘れましたがスマホアプリで個体を作ってGTS経由で実機に送るアプリもありましたね。
不祥事絡みでいうと切断でレートを上げる著名人や生主もいましたし、筆者と同世代のプレイヤーは切断バグや増殖バグ程度では動揺しないくらい、不祥事が多い世代でしたね。対戦環境は今でも最高だと思っています。
※サムネ用