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【ポケモンSVシングル】う そ な き サ イ ク ル

 

 どうも。

  金属音さんの気持ち考えたことあるのかよ

★本日のおしながき

イントロダクション

 うそなきは相手のDを2段階下げる強力な補助技である。同じ効果量ながら命中が85のきんぞくおんより扱いやすいが、音技であるか否かの違いがあるので、のどスプレーとのコンボやみがわりを貫通するなど棲み分けができている。

 弊ブログでもこれまで二度ほど、うそなきを取り上げた記事があるので関連する項目としてリンクを掲載しておく。

 こちらはダブルバトルにおける正統派の使い方。脚の速いニューラでうそなきを使用し、DMサニーゴの火力を補強するというもの。

 こちらは少しだけ手を加えた使い方。うそなきを反射することで特性あまのじゃくによりD+2のバフ技として使用するというもの。

 

うそなきサイクル

 今回は先制うそなき+脱出ボタンから高火力特殊アタッカーに繋ぎ、デバフを受けたポケモンを捨てるか、引いて引き先をを確2に取られるかの取捨選択を押し付けられないか思案した。

 速くて(悪戯心持ち)、うそなきを使用可能なポケモンを独断と偏見でピックアップした。

 先制うそなき→脱出→特殊エースに繋ぎ、もう一サイクル作る形を目指したいので、多くの相手に先制可能なスピードと何かしら耐えられるフィジカルが求められる。非常に高度な要求なので、ここは悪戯心による先制行動を利用し、耐久を補強する形が丸いのではないかと思われる。

 オーロンゲ、エルフーンニャオニクスイルミーゼは実際に使ったが、タイプが優秀で出落ちしにくく、耐久値も確保しやすいオーロンゲの使用感が良かったので、このポケモンに最も重い印を打った。非悪戯心系ではサケブシッポの耐久値は魅力だが、自分より速いポケモンに先制で動く手段が無いので連下までの評価とした。

 今回のイメージ。

 クッション(もしくはもう一体の火力要員)を挟むことで、最大2回のうそなきサイクルを作りたい。火力要員はうそなきのデバフ込みで大体のポケモンを確1にできて、引かれたとしても引き先を確2にまとめられるようなポケモンが望ましい。

 

実戦レポート

 オーロンゲはSを4振りハッサム抜きまで振って残りHB、サーフゴーとガチグマはいずれも臆病CS振り。サーフゴーに脱出パックを持たせることで、クッション要員(ママンボウ)を入れずともサイクルが回るようにした。

 初手オーロンゲオーガポン

 挨拶代わりのねこだましうそなきつるぎのまい。できるだけ後続の負担を少なくして退きたいので、すてゼリフを使用してガチグマへ。

 ツタこんぼうを被弾するも、D-2オーガポンをハイパーボイスで処理。

 ここでは相手視点でスカーフが見えていないので、選出的に重いオーガポンを早々に除外できた。S16のガチグマは拘りスカーフの採用率が0.7%以下なので秘匿性がある。

 死に出しアシレーヌ

 ガチグマの残りHPが抜群アクアジェット圏内程度だったのでノーマルテラスを使用、ハイパーボイスで半分削るもアシレーヌのオボン発動、サイコノイズで倒された。

 死に出しサーフゴー

 わるだくみゴールドラッシュ炎テラスで耐えられてしまった(S16採用率40.3%で最多)。

 サーフゴーのだっしゅつパック発動、オーロンゲがサイコノイズを受けてだっしゅつボタン発動、再度サーフゴーへ。

 シャドーボールアシレーヌを処理。

 最後の一体は何が来てもキツいが、一度オーロンゲに引ける余裕があれば或いは。

 最後はガチグマとつげきチョッキ(S16採用率44.2%で最多)前提と考えると、うそなきを使用しなければ突破できない。

 特性によりサーフゴーにもノーマル技は通るが、ここはリスクを取らずだいちのちからが来るだろうと腹を括ってオーロンゲへ。なんとか耐えるファインプレー。

 少しでもダメージを蓄積させたいのでねこだましうそなき

 ガチグマがC特化と仮定するとD無振りオーロンゲをしんくうはで倒せる圏内に入っているので、しんくうはがあるなら脚の速さ比べだった。ガチグマのS振りは範囲が広いので際どい場面だったと思う。

 終盤なのでここまでの状況を整理。

 互いにテラスタルは使用済み、残りのポケモンも一体ずつ。D-2ガチグマをゴールドラッシュで倒せるか否かがポイント。

 やはり持っていたしんくうはを耐える。

 ゴールドラッシュでガチグマを処理。

 ガチグマの振り方は無数にあるので「これ」と特定するのは難しいが、H振りのみチョッキ持ちと仮定すると、D-2ゴールドラッシュは90.4~106.8%ダメージで低乱数寄りの中乱数(43.8%)だった。同じくチョッキの採用率が高いアシレーヌがオボンだったので、こちらが持っていた可能性が高い。もしかするとオーロンゲのねこだましが勝敗を分けたかもしれない。

 対戦ありがとうございました。

 DLC後半が配信されたあたりからエラーによる強制終了が増えたという報告が散見され、実際に筆者も三度ほどエラー落ち(うち一回は負け確盤面で発生)したので、仕方ない部分はある。この試合は各々が上手く噛み合ったのでどうしても採用したかった。

 耐久に振っていないと思いのほか脆く、眼鏡が無ければそこまで火力が出なかったので脱出パック枠をサーフゴーからイーユイにチェンジ。うそなきわざわいのたまによる二重デバフを与えられる最強のカード。

 初手オーロンゲハバタクカミ。ブーストエナジー持ちでSアップ。

 オーロンゲを使い捨てたくないので、数少ない耐えられない攻撃であるハバカミのムーンフォース対策の炎テラスを使用→うそなき→脱出に成功。

 イーユイ召喚。

 イーユイがスカーフと仮定してもブーストしているのでハバカミの方が速い、とはいえ眼鏡でもない限りイーユイを一撃で倒すのは難しいと思うので、交代を促せる場面と判断したらパワージェム被弾→あくのはどうでハバカミを処理。交代を読むならなおのことオーバーヒートで脱出すればよかったのでプレイングミスか。

 死に出しガブリアス

 イーユイ→ガブリアスに交代、じしんでオーロンゲが倒れた。相手の面子を見てもあのHP残量のイーユイを残しても仕方がないので、イーユイを切ればよかった。尤も、オーバーヒートで脱出していればここの繋ぎがもっとスムーズだった。

 死に出しガチグマ

 ムーンフォースつるぎのまい。何を撃ってもテラスを考慮すると裏目になるが、表だけを考えた場合の最大値を選択した。

 ムーンフォースカイリューを受け出し、じゃくてんほけん発動。

 弱保持ちは大体鋼テラスだと構築記事を読んだ感じの印象を持っているので、拘り解除と様子見を兼ねて一旦引いてイーユイを犠牲に捧げた。

 カイリューのSは上がっていないので仮にけたぐりがあってもしんそく等でなければ割り込まれない。データ通り鋼テラスだったのでだいちのちからの一貫ができた。

 対戦ありがとうございました。

 この試合はプレイングミスが多かったうえにうそなきが強かったというより最速スカーフガチグマが強かっただけだが、ガチグマの宣伝素材として。

 

あとがき

 うそなき→ガチグマの場合、Dデバフを嫌って引くと行動順でガチグマのスカーフがバレないため、引き先のSが最速スカーフガチグマ以下の場合は一発耐えて上から叩くことを許さないところが良かった。

 脱出イーユイ(サーフゴー)はうそなきを受けた相手が居座るか引くか不透明な場面で、とりあえずオーバーヒートを撃っておけば対面のポケモンを倒してオーロンゲからもう一サイクル、もしくは引き先を削って3枚目のカードを切るなど円滑に手札を回せるところが良かった。

 先制うそなき→脱出で擬似的にダブルバトルにおけるうそなきから味方が攻撃するような動きを作れたと思う。デバフを受けた相手が居座るか引くかはシングルの駆け引きになるので、これをブラフに積むなど他の動きにも発展させられそうだ。

 オーロンゲは剣盾で使用していた個体の流用であるが、HBよりもHDがよかったと思う場面はなかったので、このままでよいかもしれない。Sは4振りハッサム(S65族)が調整先になるが、ガチグマ(赫月)のS振りがどのへんが目安になるか目星をつけられなかったので考慮しなかった。

 

おわりに

 田舎なのでお店も少ないし、お腹いっぱい食べようと思うとそもそも外食はコスパが悪いので結構自炊するんですが、得意料理が幾つかあって「誰かに食べさせてェ~~」と思うことがあります。近年男女の結婚観の乖離で晩婚化どころか未婚の高齢者が増えているというニュースを見ましたが、面倒なことは言わないのでポケモンと野球と馬の話ができる共通の趣味を持った女性が居ないかなぁなどと。来月旧友がまた一人結婚するようで、だんだんと取り残されていくような感じがします。まったくポケモン関係ありませんが。

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / X

※サムネ用