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【ポケモンSVシングル】Vやねん!甦るライコウローブ

 

 どうも。

 懐古厨です。

★本日のおしながき

イントロダクション

甦るライコウローブ

 昨年末投稿した【ポケモンSVシングル】生き返れローブシン で「ローブシンより後に登場した格闘タイプは優秀であるが、ローブシン自身も決して弱くはない」と結論を出した。

 ランクマは現在レギュレーションFの初動ということもあり、環境が固定されていないので多種多様なポケモンが見られる。特にラティハッサムハッサムが使用率9位、ラテイオスが同10位と今作でも支持されている。

 そうした懐かしさに突き動かされ、ローブシン(使用率144位)の往年の盟友であるライコウ(同133位)を連れてきたのでライコウローブを復活させてみようではないかと思った次第だ。

 

今昔壁張り役比較

 5世代環境に於けるライコウは壁張り役として申し分なかった。それから10年以上の時を経て他の優秀な壁張り役が登場しているので、今一度ライコウを壁張り役として起用する意味を考える。

 現環境で使用率150位以内、壁張りの役割がメジャーなポケモンと比較するとさすがに準伝説カテゴリなので多くの数値面で競合相手を上回る。あられ→ゆきの仕様変更によりキュウコンが物理方面で他を圧倒。

 Sに関しては最高値を持つレジエレキ、相手のSに(ほぼ)干渉されずに役割を遂行できるオーロンゲに利がある。5世代当時160族のテッカニンや145族のアギルダー、140族のマルマインといったレート対戦でほぼ考慮されないポケモンを除けば、S115族(アグノム、スターミー等)はかなり速い部類だったが、9世代現在ではそれ以上のSラインで攻防が繰り広げられているため、少し遅く感じる

 相対的に遅くなったSをどうするのか?5世代ではCSやHSがメジャーだったのをSを最低限にして耐久に回すか、新規習得したエレキネットを活用するか、やりようはあるので「昔と違って上を取れない相手が増えたので」という理由で壁張り役を他に譲る必要はないと感じた。

 

 雪+オーロラベールキュウコンや悪戯心があるオーロンゲは独自性があるので、同じ役割で意識するのはレジエレキになると思う。レジエレキより速く壁を張ることは不可能なので、ライコウが上回る耐久面を生かして使い捨てず複数回繰り出せるようにする、特定のポケモンと撃ち合うなどバランスの良さを意識したい。

 

実戦レポート

 今回は5世代環境っぽいパーティを組んだ。6枠めは低速低火力サイクルを潰せるヒードランなどが好まれた記憶があるが、ドラゴン技をカットできない、キョジオーンが強すぎるのでフェアリー+マジックガードで条件を満たすピクシーを入れた。

 初手ライコウランドロス

 特性の発動順でランドより先に動ける(もしくは同速)ことは分かった。とりあえずリフレクター、ランドはとんぼがえりイーユイに。

 オーバーヒート→耐えたのでひかりのかべ。少なくともランドとの2サイクルめでも先に動けることが判明しているので、ローブシンに交代でライコウを残す。

 2発目のオーバーヒートが壁込みでこのダメージ、居座られてもいいので交代読みれいとうパンチ、威嚇はもらったが根性が発動しているのでランドロスを処理。

 壁込みなのでサイコキネシスを耐えて返しのドレインパンチでイーユイも処理。

 ラストはカイリュー

 カイリュー鋼テラスりゅうのまいローブシンビルドアップで次のターンへ。

 アイアンヘッドドレインパンチ、竜舞スケショだとアイヘ地震が優先されてしんそくが入らない場合もあるので、ダメ元で押したマッハパンチが通った。

 対戦ありがとうございました。

 蜻蛉+オバヒを耐えて壁を張り、イーユイを流して交代読みでランドロスを処理する流れを作れたのが良かった。ローブシン単体の力も申し分なく、最新の環境で往年の輝きを放った。

 VS.ラティハッサムライコウローブ対ラティハッサムが最新世代で実現するのはとても熱い。

 初手ライコウラティオス

 ライコウはSを落として耐久に回しているのでりゅうせいぐんひかりのかべ。少しDに厚くしているとはいえ壁無しのライコウにこれだけ入るので眼鏡確定。威力がナーフされたとはいえ、このへんのダメージ感覚は当時のものが生きている。

 ローブシンに交代、1戦めのイーユイと同じ動きをする。

 壁→流星群→D振りローブシン後出しは当時もやっていた動きなので、5世代感がある序盤の攻防が続く。

 ラティオスはC-4なので交代するのも1戦めと同じ。交代を読むならハッサムにも通るドレインパンチを選択、受け出ししたラグラージオボンのみが発動。

 じしん→ビルドアップ→クイックターンで再度ラティオスへ。

 ラグラージが先行したので交代際のドレインパンチで大きく削れて、当時のダメージ感覚が+1マッハパンチ圏内だと告げるので実行。

 死に出しウーラオス

 毒テラスも考慮しなければいけないが、一撃ウーラオスなので連撃より襷の所持率が高く、裏のカイリューに任せるにしろ襷は剥がしたいのでマッハパンチインファイト。耐えたが火傷のスリップダメージでローブシンはお役御免。ウーラオスの残りHPに注目。

 死に出しライコウ

 この場面で考えるのは(1)相手視点でライコウが早いのでふいうち、(2)電気技読みラグラージに交代、(3)ジャポ圏内なのでリフレクターを残してカイリューに託すの三択。ラグに交代するにせよ壁は欲しいのでリフレクター→あんこくきょうだジャポのみ発動で相打ち。

 壁があるにせよゆきなだれ警戒で飛行テラスりゅうのまいラグラージあくびを使用するもラム持ちなので1回ならセーフ。

 飛行テラバースト鋼テラスを合わされるも、ラグラージの選択はクイックターン。恐らく地震クイタンのツーウェポンか。ラムで眠りも回復したところで降参。対戦ありがとうございました。

 

使用したライコウ

 最後に肝となるライコウについて少し。

 現在の環境だとざっくりとカイリュー~サーフゴー、準速ウーラオス~遅いオーガポンあたりがS設定の目安になり、Sに過剰に振るのも損なので準速ウーラオス抜きで止めた。

 無振り想定でダメージ計算をすると概ね耐えられることも分かったのでHも最小限にとどめて、特に仮想敵を設定しないざっくりとしたHSから、Cにも割いて水ウーラオスやパオジアン相手にもジャポのみを絡めて対面処理が捗る、少し欲張ったバランス型にした。

 地面技を回避するためだけに飛行テラスを使用するのは総合的に観てアドバンテージが薄いのでテラスタイプ何でもいいが、カイリューより速いのでしんそくを透かして壁を張るor削りを入れられそうなゴーストにした。壁張り役にテラスを使うのはあまり強くないので今のところ使っていない。

 5世代環境と比較してスカーフガブリアスは希少になり、霊獣ランドロスは特性の発動順で行動順が分かるので、電気単という優秀なタイプと相まって壁張りを成功させやすかった。初手ライコウで壁張り→積みエースA、再度ライコウで壁張り→積みエースBといった動きができるとしぶとく立ち回れるので、Sを諦めて耐久に回したのは正解だった。

 

おわりに

 特に目新しいことはありませんが、真新しい環境で過去に一時代を築いたポケモンが活躍するのは嬉しいですね。今は初動なのでラティハッサムを多く見ますが、しばらくすると淘汰されていくポケモンもたくさんいるのでしょうね。今が一番楽しい時期になる可能性があるので、好きなものでたくさん遊んでおきましょう。

 あまり関係ありませんがライコウの登場がもう少し早かったら阪神の「アレ」に関連付けて取り合上げる人も多かったかもしれませんね。虎モチーフですよね?

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / X

 

おまけ

 昔話してもいーッスか?

 ラティハッサムにはウルガモスを投げろって5世代で学んだんだ。

 壁張り。この初手対面は5世代でよく見ましたね。

 ラティは極稀に竜舞型がいましたが、とりあえずウルガモスを投げるのがセオリーでしたね。なみのり持ちの個体もいたので、珠で撃ち分けられるタイプのラティには安易に後投げできませんが。流し際に蝶舞。

 ガチグマを仕留め損ねたので再度ラティ、欲張って蝶舞をおかわりしていたら危なかったです。が、現状ラティオスの技構成は一定の傾向が見られるので(流星、ラスパ、クイタン、トリック)警戒はしていました。

 ウルガモスの炎の体でラティが焼けるのは見慣れない光景ですが、クイタン接触で焼けました。

 蝶舞やら炎の舞でCが+3くらいになっていたので、もう止まりませんね。

 対戦ありがとうございました。

 イダイトウはカイリューに丸投げするつもりでしたが特殊オンリー選出だったのでウルガモスが強かったです。

 テラスがあるのでハッサムに対してガモスが100%強いかというとそうでもないし、筆者のガモスは岩テラスなのでダブルウイングを透かしてもバレパンでしばかれるのが痛いです。

 ガモスのめざ岩は優先度が低いと言われていましたが、カイリューシャンデラ、ガモスミラーに強いと噂だったので少しだけ使いました。めざ水かめざ地でいいなって感じでした。昔話です。

 

おわり