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【ポケモンSVシングル】逆ルームサービスおばさん無双

 

 どうも。

 ラブトロスの若い頃ってどんなんだったんだろなァ……

★本日のおしながき

イントロダクション

※初出:【ポケモンSVシングル】ガチグマ絶対○すアヤシシ

 

実戦レポート

 ミミズズ+チャーレムが既視感のある並び(【ポケモンSVシングル】パワートリック・チャーレム)だったので、一応しっぽきり+トリル+パワートリックを警戒しつつ、基盤となるアヤシシ+化身ラブトロスにハバタクカミ。

 初手アヤシシチャーレム

 (威嚇)→インファイト被弾(4割強削れる)→トリックルームひかりのかべ→(格闘テラス)インファイト被弾→フェイントでアヤシシが倒れる。可能な限りトリルターンをアヤシシで消費したかった。

 死に出しラブトロス特性あまのじゃくルームサービスの効果が反転しS+1

 ターン調整用にまもるを持っているが、トリルターンが残り2なので1ターンはトリル下で動かなければいけない。S9暫定のチャーレムバレットパンチの採用率が84.1%で全ての技の中でトップ、ここで考えるのはバレパンの有無を見つつトリルターンを1減らすまもるか、タイプ上は有利対面なので交代読みで殴るか。バレパン読み炎テラス殴りは不確定要素が強すぎるのでしたくない。

 (チャーレムミミズズに交代)→ばかぢから、ミミズズはゴツゴツメット所持。

 トリルターンを終わらせるためにまもるてっぺきばかぢからてっぺきばかぢからてっぺき

 ゴツメの接触ダメージが馬鹿にならないので非接触テラバースト(物理炎)でミミズズを処理、死に出しレジエレキ

 10まんボルトを壁込みで耐えてテラバースト(炎)。Dは振っていないので壁込みでもそこまで信用できない。ゴツメに触れすぎていたら耐えなかった可能性があるのでテラバに切り替えて正解だった。

 珠ではないことが確定していたので案の定チャーレムは襷、あとはハバタクカミで詰めて勝ちというところ。

 特化ヨガパワーバレパンはハバカミが無振りでも耐える(76.9~90.7%)、火力upアイテムではないことも確定しているので負け筋は急所か。とはいえ、アヤシシに対して使用した先制技がフェイントだったので、そもそも持っていない可能性もある。

 対戦ありがとうございました。バレパンはなかったので、現環境においては珍しいチャーレムか。技を二種類しか見ていないので、本当にトリルパワトリの可能性があったのが恐ろしい。

 物理ラブトロスの通りが良いのでアヤシシ+おばさん、パッと見で特殊が多く目立った不利が無いのでAベトベトンも抑えておく。

 初手アヤシシ霊獣ボルトロステラバースト(飛行)被弾→トリックルーム

 H-Dが207-99のアヤシシが赤ゲージ(残りHP30~くらい)まで削られたので特化(132~156ダメ)以上、珠ダメは無いので眼鏡で確定。

 死に出しラブトロスだと消費しなければいけないトリルターンが多すぎるのでアヤシシ→Aベトベトンに交代、同じタイミングで相手もボルトロスクレセリアに交代。クレセリア対面ではたきおとすを選択→ヒードランに交代。

 ラブトロスのルームサービスを起動するために残りターン1で出したいので、トリルターンの残りが2になった時点でベトベトン→アヤシシに交代、だいちのちからを被弾してラブトロスを死に出しする手はずが整った。

 ここで考える選択肢は(1)まもるでトリルターンを枯らして行動(2)ラスターカノン等の鋼技警戒で炎テラス+ばかぢからの二通り。

 (1)ヒードランたべのこしを持っていたのでみがわりで様子見をされると1ターンの遅れを取る、消極的且つディスアドバンテージにつながる可能性が高い。となると必然的に(2)しかないので実行する。

 (炎テラスタルを使用)→マグマストーム(外し)→ばかぢから。ラブトロスはAに振っていないのでダメージ的にはこんなものか。もう一発使う余白が生まれたと捉えれば悪くはない。

 (ヒードランクレセリアに交代)→ばかぢから。回復手段を持たないのでスリップダメージの蓄積が痛い。

 相手もそれを分かっているのでめいそうつきのひかりで粘るが、ばかぢからを3度使用した後のじゃれつくで確2を取れたので押し切った。

 あとはアヤシシへの与ダメで十中八九眼鏡で確定しているボルトロス、たべのこしを叩き落としてHPも僅かなヒードランを倒せば勝ち。

 これも与ダメ的にボルトはCSではなく幾分かCを落として耐久に振っていそうなので際どいところだが、じゃれつくの外しが嫌なのでダメ計をしてテラバースト(炎)を選択した(無振り+3テラバが無振りボルトに109.7~129.2%ダメージ)。

 対戦ありがとうございました。

 

解説

ポイント1 逆ルームサービス

 ルームサービスは前作剣盾で登場し、比較的歴史の浅いアイテムである。順当に使うのであればS-1効果を使ってトリル適性の低いポケモンをトリル下で使う、ジャイロボールの火力を上げるといったシチュエーションが挙げられる。

 ところが、ランク変化の上下が反転する特性あまのじゃくを持つポケモンが使うと、ルームサービスでSを上げられる。これ自体は8世代の頃から注目していたが、当時あまのじゃくを持つポケモンでS+1の恩恵を受けるよりも、素直にトリルでサポートした方が使いやすいポケモンばかりだったので、そこまで実用的なコンボではないと感じていた。

 DLC後半でジャローダの解禁が既に公式から発表されているので、逆ルームサービス界隈の未来は明るい。

 

ポイント2 ターン管理をする

 マジックルーム系のコンボでもあったように、自分で発動して自分でターンを消費しなければいけない。理想は実戦レポートでも書いたようにトリルターン残り1でラブトロスを出す(=まもるでターンを消費できる)ことだが、テラスで誤魔化しが効く場合は2ターン残しでもなんとかなる。

 ステータス画面を張ったついでに解説しておくと、持っているラブトロスがC個体値31のものしかなかったので、下降補正を掛けても常時はA<Cになってしまい、テラバを物理で使用したい場合は最低でも+1からになってしまう。準伝の3V固定は親切に見えて余計なお節介である。

 Hは16n-1を作って最も大きくなるようにし、Sを+1で最速テツノツツミまで抜けるように設定し、残りをBに振った。Sは補正を掛けるだけで138になるが、無補正252振りのB(122)より有補正212振りのB(128)の方が6高いので、物理に重きを置くためにこの振り方にした。Sに補正を掛けると努力値が浮くので、総合力を高める場合はそっちの方が良い。

 

反省と改善点

 回復手段を持たせなかったが、勝ち試合でも負け試合でも場持ちは良かったので特段問題には感じなかった。トリルターンの消化は相手次第になるので安定感を欠く点は目を瞑るしかない。

 目立った反省と改善点は先ほど書いた通りC個体値の部分だろう。ラブトロスはA種族値115、D種族値135なのでAを無振り(135)にしてCに下降補正を掛ける場合、C個体値は19以下(実数値134以下)にするのが望ましい。

 

おわりに

 お盆休みはいかがでしたか。今年は家族の都合も合わなかったし、お盆の間は家庭を持っている人に代わって労働をしたので、9月の頭かDLC前半が解禁されるあたりで少しまとめて連休を作ろうかな~と思っています。あまり関係ないと思いますが、9月の更新に影響があるかもしれないので一応ね。

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter

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