どうも。
今回はチャーレムについて。
★本日のおしながき
出逢ってしまったんです…
先日レイド周回でマップを移動してた際にチャーレムとアサナンの群れがいて「随分デカいアサナンだな」と思ったら、色違いのチャーレムがいた。
これといって起用する明確な理由はないが、せっかく捕まえたからというのと、チャーレムを最後に育成したのはもうかなり前で記憶の限りではHGSSの時代なので、当時といっても10年以上前の話だが「比べてどうか」という意味でも使ってみようと考えた。
戦術紹介
もちろん単体で使っても十分だが「○○型のチャーレムが強いです」という、ポケ徹さんでカタログスペックを見たら誰でも思い付くことをわざわざブログで紹介しても意味がないので、チャーレムの強さを伸ばせるように得意な戦術に落とし込もうというのが今回の狙い。
シングルバトルなので特性ヨガパワーを生かすというのは当然。この特性は「攻撃時に」自身のAを2倍にするというもので、ステータス画面では確認できないがA種族値60のチャーレムはA252振り(実数値112)で実質224、特化(実数値123)で実質246となる。
だがしかし、チャーレムはパワートリックという技を覚える。チャーレムの場合はB種族値が75なのでAよりも高く、ヨガパワーの仕様はパワートリック状態であれば物理技使用時にBの数値を2倍にして計算するので、そのままのA実数値を使うよりもパワートリックでB実数値をAに変換した方が強い。
これによりB252振り(実数値127)であれば実質254、特化(実数値139)であれば実質278となり、A特化ヨガパワーよりも最大で32も差が生まれる。
コンセプトは決まったが、(1)パワートリックを使うタイミングはどうするのか、(2)課題となる素早さはどう解決するのかを考えなければいけない。単刀直入に述べるとこれも拘りトリックいちゃもん+しっぽきりの展開コンボで繋ぐ。
原理はこれまで通りだが、パワートリックを使う都合上チャーレムはB特化にするので、モトトカゲが作ったみがわりを残せる可能性が高く、(1)を解決できるのではないかと考えた。前回書いたクエスパトラを例に出すと、生成したみがわりのHPが41、わるあがきを受けるポケモンのB実数値が123で特化セグレイブのアイテム無しわるあがきまで確定で耐えることから、トリックルームを使う余裕も生まれそうなので同時に(2)も解決できると思う。
簡潔にまとめるとわるあがきを誘導してしっぽきり、相手わるあがきor交代→パワートリック→可能であればトリックルームといったように展開していきたい。
チャーレム@いのちのたま(16.8%)
HB振り、トリックルーム想定なのでSに下降補正。偶然出会った色違いの個体を使いたいので妥協したが、S個体値8~9なので最遅(76)とあまり変わらない。
とびひざげり(S4暫定採用率43.0%)はメイン火力、しねんのずつき(同64.6%)はハバタクカミやテツノドクガといった格闘半減以下のポケモン対策兼一致打点その二。パワートリック(同8.0%以下)とトリックルーム(同8.0%以下)はコンセプト。
テラスタルは一致最大打点のとびひざげりを強化したいので格闘(同33.0%)。鋼(同46.7%)、格闘、エスパー(同6.2%)の順に多い。
実戦レポート
選出画面のスクショを撮り忘れました。とはいえこちらはコンボ選出をするのでクレッフィ→モトトカゲ→チャーレムの順に展開していく。
初手はクレッフィ対ワタッコで互いに拘りトリックで起点を作ろうとしていたので、メガネとスカーフを交換する心温まる一幕。
互いに起点を作りたい、作られたくないのでこちらはクレッフィとモトトカゲ、相手はワタッコとウェーニバルでサイクルを回しまくって最初に持っていたアイテムが4体の間でめまぐるしく入れ替わる。
サイクル戦で消耗したクレッフィにワタッコが攻撃したタイミングで拘りトリック+いちゃもんが成立したので、モトトカゲに交代してしっぽきりの準備。
いつもの。ワタッコのわるあがきに合わせてしっぽきり、チャーレムにつないでみがわりがわるあがきを耐える。ワタッコ→ミミズズに交代、みがわりを残しつつ流し際にパワートリックに成功。
ここが勝負のポイント。
ミミズズはこの見た目でS種族値が65もあり、後攻しっぽきりに特化してSを落としたりアイテムを持たせていなければ無振りと仮定し、今回使用したチャーレム(S80)よりも僅かに速い。悩んだがここは思い切ってトリックルーム、ミミズズはてっぺきを使用。
ここまで来たらやることはひとつなので格闘テラスタルを使用、とびひざげりで勝負に出る。
ヨガマスター、B+2ミミズズを一撃で粉砕する pic.twitter.com/GAaKHcERDF
— Mなか (@Mnaka_udn0525) 2023年3月20日
このツイートの返信に補足しておいたが、A特化ヨガパワーチャーレムの格闘テラス珠とびひざげりの場合は、B+2特化ミミズズに対して6.3%の低乱数一発だった。
しかし、パワートリック状態のB特化チャーレムなので実質A278で計算すると68.75%の高乱数寄りの中乱数一発まで引き上げられるので、良い乱数を引けた事実は認めなければいけないがパワートリックの強みが出た。
トリル下なのでウェーニバルも上から叩き、飛行テラスタルで半減されても一撃で処理。
そのままワタッコも貫いて勝ち。対戦ありがとうございました。
構成的にお相手氏も狙いは同じだったと思うが、拘りトリックだけではなくいちゃもんを絡めた起点作りが功を奏した。試合があまりに長くてかなり端折ったが、いい勝負ができた。
解説する試合のパーティと選出。
格闘+エスパーの範囲が絶妙に刺さっている、トリル下でチャーレムより速いポケモンがドオーしかいないのでチャーレムを通す。
初手クレッフィ対ドラパルト。
トリック→ドラパはひかりのかべで交代、いちゃもんが交代先のドオーに。
とりあえずドオーをイカサマで削るつもりがドオー→ドラパルトに交代でドラパにヒット、この対面ドラゴン技は飛んで来ないのでモトトカゲに交代。しっぽきりで満を持してチャーレムへ。
優先したいのはパワートリックなのでドラパ流し際に使用、しねんのずつきでドオーを処理してトリックルームを使用した場合の裏目を排除。
死に出しパルシェン、明らかに膝を割にきている出し方なのでトリックルームを使う絶好のタイミング。リスクはあったが襷持ちで殻を破られると普通に負けなので勝ち筋を拾いに行った。
せっかく交代読みトリックルームを決めたのにしねんのずつきを外す珍プレー、これを受けてドラパ→パルシェンに交代。しねんのずつきを被弾することは分かったうえでの交代だと思うのでパルは襷ではないのか、それとも種族値上ではトリル下でチャーレムより速いので受け出しから突破を狙ったか。
相手視点で膝読みドラパ引きを1サイクルめで失敗しているので次は居座る、そもそもここまで膝を見せていないのでここはとびひざげりを選択。ここでドラパ引きをされたら相手が上手。
対戦ありがとうございました。
反省点
あまり強い言葉を使うのはよくないが、正直これを思い付くプレイヤーがどれくらいいるのかと思った。もちろんチャーレム単体ではなく、拘りいちゃもん+しっぽきりの一連の流れも込みで、という話で。自分がやりたいこと、理想とすることを悉く詰め込むことができた戦術だと思う。
自画自賛はさておき戦術面に目を向けると、拘りトリック+いちゃもん(いちゃもん+アンコ)のわるあがきを誘導するコンボとしっぽきりの相性が抜群で、しっぽきりで生成したみがわりがわるあがきで壊されない耐久力を確保できるポケモンであれば、多くのシチュエーションで1ターンの猶予を作れる。
従来はその猶予を積み技を使うターンに充てていたが、チャーレムのように自身がアタッカーになれるポケモンがトリックルームを使うターンとして活用できないか試みた。白馬バドレックスと組み合わせたらどうなるのか、少し興味をそそられる。
おわりに
2023年のベストオブチャーレム使い名乗ってもいいですか。
調子に乗りすぎましたが、自己肯定感が著しく低い筆者をここまでイキリオタクにしてしまう程度に良くできました。今年これを超す記事を書けるか自信がないです。
それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterまでお願いします。
筆者→Twitter
アーカイブはこちら→【ポケモンSV】ポケモン名別戦術記事まとめ - 受けルガチアンチ