どうも。
2021年に投稿した【ポケモン剣盾シングル】毒菱レイスポス★プリティーダービーのセルフリメイクです。
★本日のおしながき
イントロダクション
実戦レポート
戦術の性質上長引く部分があるので適宜端折って要点だけまとめていきます。
毒+悪の恵まれたタイプから威嚇による対物理性能に秀でたハリーマンから展開し、レイスポスで詰める動きを目指す。性質上ヒードランに弱くなりがちなのでカイリューも連れていくことにした。
初手ハリーマン対連撃ウーラオス(水)、すいりゅうれんだでゴツメダメージが入ったので持ち物はパンチグローブ以外、HPを半分以上残してどくびしを撒く。
ゴツメダメージを嫌ってウーラオスが引くと予想したので、引き先が毒菱を踏まないカイリューだと一手送れるので交代読みどくどく。ヒードランの可能性も十分あり得たが、ここで出てこないということは選出していない可能性もある。
ゴツメが見えているのでハリーマンをじしん(もしくは非接触の飛行テラバ)で処理してくると予想したので、じしんを透かせるカイリューに交代したらげきりんだった。ここの地面技警戒で交代は読まれやすい場面だったので安易だった。
こちらのカイリューはもうどうしようもないのでしんそくで削りを入れて、レイスポスの攻撃圏内に入れて起点にする方向に軌道修正。くろのいななきでC+1。
毒+悪のハリーマンに対してヒードランではなくカイリューから来たのでドランはいないと踏んでカイリューを切ったが、いた場合はかなり苦しくなりそう。
死に出しミミッキュ。レイスポスにフェアリーテラスタルを使用して対面処理しても良いとは思うが、相手の手持ちが全て割れたので最後まで残していても仕方ないハリーマンに交代。
交代のタイミングでつるぎのまい→つるぎのまい→どくばりセンボン→(毒テラス使用)じゃれつく→どくばりセンボンでミミッキュを処理。
ハバタクカミへの対応を考慮して毒テラスのまま使っていたが、ミミッキュが2回舞するまで温存し、適切なタイミングで使用できたと思う。
残りはゴツメダメージ×3が入って毒菱を踏んだウーラオス。負け筋としてはスカーフ水テラスすいりゅうれんだ程度だが、スカーフ(S8暫定22.2%)や水テラス(同63.1%)なので可能性としては十分あり得た。対戦ありがとうございました。
物理特殊満遍なく入っているパーティが相手なので、今回はハリーマン+ヤドキングである程度サイクルを回しつつ、レイスポスでスイープする流れを作りたい。
ハリヤドサイクルではランドロスが受からないのでレイスポスのおにびを絡めたい。テラスは1戦目同様に積んでくるミミッキュであればハリーマン、イーユイがいればヤドキングにノーマルテラスタルを使うことを念頭に。ミミ+ランドを考えると優先順位はレイス<ハリ<ヤド。
初手ハリーマン対霊獣ランドロス。威嚇込みであればランドのじしんは誤魔化しが効くので、パーティ全体で重くなるランドにどくどくを入れることを優先。ランドは威嚇を嫌ってかとんぼがえりで霊獣ボルトロスへ。
ランド+ボルトでとんぼルチェンを繰り返す動きだったのでこちらも適宜ヤドキングに交代しつつ、隙を見てどくびしを撒く。
とんぼがえりで逃げるランドにおにびを入れることに成功。長いサイクルだったが相手パーティ全体を状態異常にできたので、レイスポスでスイープする準備が整った。
まずはサケブシッポを処理。ランドはスカーフではなくステルスロックを確認しているのでチョッキでもない、ボルトがスカーフかメガネか分からないがメガネでなければレイスポスが先に動ける、スカーフの火力なら一発は耐えられる。
二体のテラスタイプの傾向からたたりめを半減できるタイプはマイナーなので、びっくりテラスさえなければ勝ち濃厚か(ここが9世代の難しいところ)。
対戦ありがとうございました。ボルトはみらいよち+毒ダメージの蓄積で削れているのでレイスポスの攻撃を耐える見込みがない、つまりはメガネである可能性が高い。火傷しているとはいえHPはあまり削れていないランドで削りを入れてからボルトというわけではなかったので、どちらともレイスポスを抜けていないということだろうか。
いずれにせよ我慢してサイクルを回し、一気に抜き去る態勢を整えられた。後方でじっと脚を溜めて3~4コーナーから動く捲りの競馬のような試合だった。
解説
ポイント1 9世代版へのアップデート
【ポケモン剣盾シングル】毒菱レイスポス★プリティーダービー では毒菱+ステロのサポートからスカーフレイスポスのたたりめで行けるところまでいく、というのがメインの戦術だった。
毒菱を踏まない相手にはダイマックス→ダイホロウで攻め方を変えられるのも特徴のひとつだが、あくまでも第8世代のダイマックスが前提となる動かし方で、基本威力65のたたりめで技を固定するのはあまり好ましいとは言えない。
そこで、レイスポス単体としては新規習得したドレインキッスで攻撃範囲を広げつつ場持ちを良くし、自身より遅く毒菱を踏まないカイリューやランドロスにはおにびで火力を下げつつたたりめの火力を上げられるよう、非スカーフの運用で器用な立ち回りを目指した。
ポイント2 ハリーマンの安定感
H-B種族値が85-95に加えて特性いかくで対物理には滅法強く、行動回数を確保できる点が先発として優秀だと感じた。毒+悪の複合タイプも安定感があり、一撃で倒されるケースがそこまで多くないところも安定感をもたらしてくれる。
唯一の弱点である地面はじしんやぶちかましといった物理に寄っているのでHB振り+いかくで誤魔化しが効き、Dはそこまで高くはないものの、環境に多いハバタクカミやテツノツツミのC252振りムーンフォースやハイドロポンプ程度なら耐えてくれるので、襷に頼らず一回動けるポテンシャルが高い。
反省と改善点
たたりめのトリガーは必ずしも毒である必要はないが、分かりやすく簡単な手段としてどくびしを用いた。場合によっては毒よりもレイスポス自身のおにびを優先させたい相手も存在するので、さじ加減が難しかった。
スクショは毒菱を回収されたあとに出てきたパオジアンに対しておにびを入れるレイスポスの図であるが、毒を入れてもたたりめを半減される悪タイプであったり、処理するのに数ターン必要なミミッキュなど、レイスポスの被ダメージを下げたい相手には毒よりも火傷が有効。
解禁済みポケモンとしては霊獣ボルトロスと並んでナンバーワンのC種族値(145)を持つが、技の威力が低すぎて状態異常前提でなければ動かしにくい。ここは非DMとDMで同じ技でも威力が可変式だった剣盾環境の方が柔軟性に秀でていた。
剣盾時代は毒菱を絡めた戦術自体がそこまでメジャーではなく、マイナーではないものの多く見かけるものではなかったので個性として表現ができたが、SVではメジャー戦術になっており、エンタメというより強い戦術を踏襲したただのパーティ紹介になっていることにここまで書いて気が付いた。
自分で読み返しても面白みが薄い、正論は伸びないというのは歴史が物語っているので、この記事は数ある平凡なもののひとつとして埋没するであろう。
おわりに
7/21に弊ブログの累計PV数が20万を突破しました。いつもありがとうございます。HOME解禁のタイミングもあり、記念配布等は19万PVの際に前倒して行ったので記念イベントは特に考えていません。配布しても遠慮がちな人が多いし、記念の仲間大会を開くようなアレではないので。
最後に恒例の構築済みデッキの公開をしておきます。
ハリーマンはHB特化、レイスポスは臆病CS、ヤドキングはHD特化でSに下降補正、カイリューは陽気AS、クレセリアはHB特化、ヒードランは臆病HS。
パーティ内で唯一仕事をしていなかったゲッコウガと、使い方の解説が必要なアヤシシを抜いて麻痺撒きクレセと、まもみがドランに差し替えておきました。基本的にみんなでレイスポスをサポートする感じで選出してください。
筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter
アーカイブはこちら→【ポケモンSV】ポケモン名別戦術記事まとめ - 受けルガチアンチ
※サムネ用