どうも。
イーユイ+シャリタツ+ヘイラッシャのトリオについて何やかんや。
★本日のおしながき
イントロダクション
本記事は独立した以下の記事を包括した内容になる。本記事に統合するには解説したい要素が多いので分割した。
実戦レポート
ダブル偽装ながら個々が機能しサイクル戦に持ち込まれず、対面構築の基礎中の基礎であるビートダウンができている点に注目していただけると幸いだ。
優位を取れる対面を作りやすそうなのでイーユイから、対水ケンタロスの引き先としてシャリタツ、パオジアンやコノヨザルといった物理方面に薄いのでヘイラッシャ。
初手イーユイ対エンニュート、どくびし→ニトロチャージ。S5のエンニュートはきあいのタスキが52.3%、くろいヘドロが28.5%と襷の可能性をある程度警戒しなければいけないので、まずはニトロチャージから。
対ケンタロスの場合は水・格闘両方でイーユイの弱点を突けるため安易にシャリタツを繰り出せない。様子を見たいのでおにび→ボディプレス。
Sはイーユイの方が上なのでアクアジェット(S5採用率77.7%)警戒でシャリタツに交代、ケンタロスはビルドアップ。格闘技がインファイトではなくボディプレスだったのでビルドの可能性は分かっていたが、水技を受けなければシャリタツの火力が上がらないので、これが後にどう響くか。
シャリタツは襷カウンター型も一定数存在するので交代読みこごえるかぜ、ケンタロスは居座りビルドアップ。電気テラスタルを看破されている様子ではないのでテラバースト電気で処理。
死に出しパオジアン。物理方面はペラペラのシャリタツは為す術もなく倒されてしまうが、こちらにはまだヘイラッシャがいるので何とかなる(はず)。
ここまで温存していたテラスタルを満を持して使用、HBは無振りだがパオジアンの珠テラバースト電気を耐える。
★簡易ダメ計
A振りパオジアン(172)の珠テラバースト電気
→無振りヘイラッシャ(225-135)に198~237ダメ
低乱数(31.3%)一発
特化だった場合は218~260ダメで高乱数
前々回の記事に書いた通り、電気テラスパオジアンを意識して生まれた弱保ヘイラッシャだが、S5のパオジアンは電気テラスタルが30.7%と一応最多だが悪や氷と人気を三分している。この三種であればどれが来ても最大打点となるウェーブタックルを選択。
反動ダメージでヘイラッシャも倒れてしまったがルール上勝ちは勝ち。一人一殺で対面構築のお手本のような立ち回りで勝利した。対戦ありがとうございました。
この対面の弱保発動はものすごく価値のあるもので、特化ヘイラッシャのじしんは無振りパオジアン(電気)に対して81.2~96.7%ダメージに留まり、珠ダメ*2を考慮すると圏内かもしれないが、Sを落として耐久に回している個体も存在するので、あらゆる振り方を考慮すると必要な要素だった。
スクショのヘイラッシャはAD振りなので、パオジアンが電気テラスタル以外だった場合でも撃ち合えるか不安がある。勝つためには一撃で倒す火力が欲しかったので、弱保ヘイラッシャのコンセプトがばっちり嵌った。
今回はシャリタツの仮想敵がいないので代わりにチオンジェンをチョイス。ドンファンでステロを撒いてくるならニトチャ+何かでアドを取れそうなのでイーユイから。
初手イーユイ対フラージェス、一度小突いてめいそうを見てからヘイラッシャに交代、ギガドレインで弱保を発動。
フラージェスを処理。数値受け可能なポケモンを除外してイーユイを動かしやすく。
死に出しハバタクカミ、ムーンフォースを耐えてウェーブタックルで削るも襷持ちだったので反動ダメージでヘイラッシャのみ退場。
再度イーユイを繰り出し、ニトロチャージで加速しつつハバタクカミを処理。ラスト一体はサーフゴー。
両者テラスタル、かえんほうしゃでサーフゴーを処理して勝ち。対戦ありがとうございました。
S5のサーフゴーは飛行(46.7%)、ノーマル(14.4%)に次いで水テラスが10.1%存在するので、最大打点でかえんほうしゃを選んだが裏目になる可能性もあった。尤も、水の次に多いのが格闘(9.1%)なので、あくのはどうを選んでも裏目になる可能性も。
こだわりスカーフの採用率は32.6%だが、最速サーフゴー(149)<準速イーユイ(152)なのでS+1で抜ける範囲内。
解説
★ポイント1 ダブルっぽく見せた対面構築
前回のイーユイ+シャリタツ、前々回の弱保ヘイラッシャを全て同居させ、ダブルバトルに潜るはずがシングルバトルに潜ってしまった体を装い奇襲を仕掛ける、いわば盤外戦術的な要素を含んだビートダウンを主な勝ち筋とするパーティを組んだ。
イーユイの邪魔になるポケモンをシャリタツで処理、イーユイで荒らして対面性能を高めたヘイラッシャで締める動きを基本的には狙いたい。主となるのはこの三体なので、より詳細な個々の解説はアーカイブを参照(イントロダクションの項)。
【コラム記事】なぜ人はランクマから離れるのか - 受けルガチアンチの記事で、ランクマから離れる理由として育成に関する事由が多く挙げられたので、ブログ上で「こういうのが面白いですよ」と一方的に勧めるだけではなく、構築済みデッキの配布も併せて行うことにした。
こうすることで、実際に触ってみて気に入ったポケモンのみピンポイントで育成できるので「育成してみたけど(時間も含めた)リソースが無駄になった」といったことが避けられるのではないだろうか。僅かでも対戦人口の維持及び回復につながれば幸いだ。
①意地AD振り
②控えめHC振り
※H振りチョッキシャリタツはハバカミの特化ムンフォを確定で耐える、C振りのみハバカミの*1.3ムンフォも75.0%耐える
③控えめCS振り
④臆病CS振り
⑤図太いHB振り、Sを同族+2くらい
⑥陽気AS振り
一定期間経過後に公開を終了する。もしアーカイブに公開を希望するものがあれば何らかの手段で筆者まで。
おわりに
記事や動画を投稿している人でパーティを公開しても差し支えないって人がいましたら、構築済みデッキの配布をしてみませんか。育成面、特に技マシンの素材やテラピ収集がネックになって人が離れているようなので。
結局、対戦人口が減るのは我々にとっても不利益(=対戦をしないから記事や動画も見なくなる)ですし、盛り上がっていた方が楽しいじゃないですか。
TCGもいきなりパックを買ってデッキを組むよりストラクを買って遊んでみた方が馴染みやすいですし、そんな感じでそれぞれのメディアで紹介したパーティを構築済みデッキとして配布すれば、育成が億劫な人も気軽に遊べるのかな。
せっかく面白いものを紹介しても「育成がな…」となるのも勿体無いですし、触れてほしくて紹介をするのだから、その機会を設ける必要があるんじゃないかなと思いました。
筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter
アーカイブはこちら→【ポケモンSV】ポケモン名別戦術記事まとめ - 受けルガチアンチ
※サムネ用画像