受けルガチアンチ

ポケモンバトルにエンタメを

【ポケモンSVシングル】影武者寿司(イーユイ+シャリタツ)

 

 どうも。

 強烈な火力を押し付けられるイーユイ+適切な引き先について何やかんや。

★本日のおしながき

イントロダクション

実戦レポート

 基本的にはイーユイの火力を押し付けていきたいのでイーユイ+シャリタツのコンビ、対面性能が高いAD振り弱保ヘイラッシャ。

 今回用いるイーユイは、S5におけるこだわりスカーフこだわりメガネの採用率が76.9%と高い数字を残し「イーユイ=何かしら拘っている」という意識の裏をかく撃ち分け可能な形にした。

 特に対面での仕事量を重視してきあいのタスキ(S5採用率2.7%)、ニトロチャージ(同8.2%)、おにび(同8.2%以下)といった採用率の低い要素を積極的に取り入れた。

 恐らくこの対面は襷+かるわざを警戒しなければいけないルチャブルを見て物理受け、自分のパーティでいうとヘイラッシャやカイリューへの交代を読んだちょうはつだと思われる。

 かえんほうしゃルチャブルを処理、死に出しでマリルリ

 初手でルチャブルに対してヘイラッシャやカイリューに引かなかったので、マリルリ側は交代先よりも対面を意識した技選択をすると読んでイーユイを交代。

 ここでシャリタツに交代、よびみずで水技を無効化+C上昇。

 今回のパーティを覚えていない場合は少しだけ戻って確認していただきたいのだが、パッと見でダブルバトルの構築に見えないだろうか。となると、ヘイラッシャと組んでいるシャリタツも自然と特性がしれいとうに見える(と思う)ので、水技を選択するリスクも低く見えるのではないかと考えた。

 マリルリ側から見てシャリタツはそこまで不利ではないというのもポイントになる。水技を無効化したところで水+フェアリーのマリルリは水+ドラゴンのシャリタツに対して依然として有利である。

 さらに、3種のシャリタツはいずれも炎テラスタルの採用率が半数を占めるので、よびみずのC+1から放つテラバースト電気による意識外の行動でマリルリを除外、よりイーユイを動かしやすくする有利サイクルが形成できる。

★簡易ダメ計

特化シャリタツの+1テラバースト電気

 →H振りマリルリ(207-100)に254~302ダメ

 チョッキの場合は170~204ダメで確定耐え

特化マリルリ(ちからもち)のじゃれつく

 →H振りシャリタツ(175-80)に142~168ダメ

 ※シャリタツは電気タイプで計算

 C+1とはいえドドゲザンは流石の硬さ。ダメ計をするとH振りのみなら6~7割削れるので、チョッキ持ちかHD特化で確定。ここは確実な削りを優先したいので最大打点のハイドロポンプではなくテラバーストを使用。

 ドドゲザンに多いテラスタイプは悪、飛行フェアリーなので素直にかえんほうしゃを使うべき場面だったが、慎重になりすぎておにびを選択、ハサミギロチン→ふいうちでイーユイを失った。はっきりとしたプレイングミス。

 ハサミギロチンを躱してドドゲザンを処理。イーユイ対面で1回目のギロチンを当てているので2回連続1回目のギロチンが当たっていたら……いや、自分のプレイングミスが招いた危機なので自分が悪い。対戦ありがとうございました。

 

解説

★ポイント1 イーユイの対面性能

 初手出し勝てば対面の1体を持っていけるor裏に受からない負担を与えるといった点でスカーフイーユイの使用感がウオノラゴンに近いと感じた。反面、拘りアイテムの代償が悪+炎の魅力的な攻撃範囲を殺してしまっているとも感じる。

 今回はシャリタツを引き先として準備したが、ネタ明かしをしてしまうと2サイクルめは不可能なペアリングなので、サイクル重視というよりも対面の仕事量を重視してイーユイのアイテムと技を選択した。

 

★ポイント2 マリルリが増えた

 準伝ポケモンに軒並み強く、受け出しも可能な水+フェアリーの優秀なタイプを有するマリルリの使用率が過去最高(13-17-33-33-10)となり、とつげきチョッキの採用率がS4と比較して10%程度上がった(40.6%→50.2%)

 テラスタルを考慮しない場合はイーユイに対して圧倒的有利なマリルリなので、マリルリを誘って崩せたら面白いのではないかと考えた。

 

★ポイント3 シャリタツの印象操作

 今回用いたパーティはダブルバトルの構築っぽく組んだ。言わずもがな強力なヘイラッシャ+シャリタツ、特性でDにデバフを与えるイーユイ+高速高火力特殊アタッカーのハバタクカミを合わせたレギュレーションCにおけるダブルバトルの流行を意識させることで「これは間違ってシングルに潜ったのでは」という印象操作を施す。

 すると「この構築のシャリタツは特性がしれいとうなのでは?」と錯覚させ、よびみずを失念させる効果があるのではないかと考えた。

 

反省・改善点など

 面白いことにS5のダブルバトルで使用されたシャリタツのうち、3種類平均で9.9%(5.6、16.2、7.9)がよびみずで採用されている。ちなみに、最も多いのはのびたすがた(黄色)で最も少ないのはそったすがた(橙色)。もっと細部に拘って、そったすがたで育成するべきだった点を反省したい。

 先ほども書いたように「イーユイ=何かしら拘っている」という印象操作は使えると思った。趣旨は違うが同様に採用率の低い要素を集めたイーユイで面白いと思ったものを掲載しておく。

youtu.be

 おにびバークアウト共にS5採用率は8.2%以下、おきみやげは10.7%、性格の図太いは0.7%でHbsに振り分けた起点作成型。

 素の数値だと物理耐久指数はマスカーニャ(13,590)より少し低い(13,000)程度だが、オボン込みで特化カイリュー地震+神速を確定で耐えるように設計されており、硬さも含めて意外性の塊だった。

 この位置での掲載となり大変恐縮ではあるが、イーユイ=火力を意識させる、その実まったく違うことをするというのが面白いと思った。投稿したのはいつものひとりまつり (@hitorima2ri) 氏。

 同氏は「〇〇だからこう」という根拠を持って動画の主役を抜擢し、それを実現するための工夫や撮影に力を入れている。あくまでポケモン対戦が主であり、それを邪魔しない編集も程よく、動画を見やすい点も良いと思っているので是非。

 

おわりに

 今さらですが皆さんGWは楽しみましたか。連休だからこそじっくりゲームができる、連休だからこそゲーム以外のことをしたいというのはそれぞれだと思いますが、ランクマの人口的にいうと、4/1~4/8の期間が263,994人に対して5/1~5/8の期間は200,206人となり、同じ期間で比較すると6.3万人程度減少しました。

 かくいう筆者も後者のタイプなので、これからランクマを再開しようという感じです。1週目だけ見ると「おや?」という感じですが、筆者のようなプレイヤーが戻ってくる2週目にグンと数字が伸びればいいですね。

 

筆者→Mなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter

アーカイブはこちら→【ポケモンSV】ポケモン名別戦術記事まとめ - 受けルガチアンチ