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【ポケモンSVシングル】トドロクシッポ滅びサイクル

 

 どうも。

 今回はサケブシッポ+トドロクツキの合併号になるので、いつもと少しだけフォーマットを崩して記事を作成しました。

★本日のおしながき

戦術解説 

 パラドックスポケモンのデータを見ていたときに相性が良いと思った二体を組み合わせる。全パラドックスポケモンを使用した記事を投稿する企画を進行中だが、相性が良いのであればパラドックス同士のシナジーも確かめたい。

 サケブシッポは高耐久ポケモンには珍しくS種族値が非常に高く(S111=化身ボルトなど)、それを生かして複数サイクルでほろびのうたを使えるところが強いと感じた。

 トドロクツキは物理耐久には信頼を置けないが、高火力・高速の種族値デザインになっており、くらいつくというどちらかが倒れるまで交代を縛る物理攻撃技を習得する。

 つまり、疑似的にほろびのうた+かげふみをできる組み合わせだと思ったので、この2体を合わせて使ってみようと考えた。

 

 今回は2サイクルまでほろびのうたで処理し、トドロクツキで3体目をスイープする動きを目指したい。

 サケブシッポのS種族値の高さを生かして先制ほろびのうた→被弾時にだっしゅつボタンで退場、後発のポケモンでロックして1サイクルめを完了。再度サケブシッポのほろびのうたから始め、2サイクルめも滅びのカウントを0にして、3体目をトドロクツキでスイープする、というのが具体的なプランとなる。

 このとき、1~2サイクルめをくらいつくでロックして3体目のスイープもしろというと流石にトドロクツキの消耗が激しすぎるので、滅びロックといえばあのポケモンゴチルゼルも使用する。従って、1サイクルめをゴチルゼルでロック2サイクルめをトドロクツキでロックして3体目をスイープといった基本の流れを作りたい。

 トドロクツキ@たべのこし

 漠然と疑似滅びロックをしたいと考えていて、トドロクツキをどういった形でまとめるか考えがまとまらなかったので以下の動画を大いに参考にした。

 おなじみ、ひとりまつり氏が使っていたHBトドロクツキのやっていることが求めていたイメージに合致した。こちらはHB@ゴツメ、くらいつく/ワイドブレイカー/はねやすめ/りゅうのまい という構成で「対面をロックして場持ちさせる」というコンセプトが共通するので竜舞をまもるに、スイーパーも兼ねるので努力値はAS(諸説あり)に変更して使用した。テラスタイプは元タイプがドラゴンと相性の良い

 今回登場するトドロクツキとサケブシッポを交換してくれたのも同氏である。

 サケブシッポ@だっしゅつボタン

 臆病BS振り。起点にされやすいポケモンなので対策にアンコール、自身でも滅びカウントを進められるようにまもる、万が一に備えて滅ぶ順番をコントロールできるトリックルーム。このポケモンが最後に残ることはまずないので、トリルはかなしばりでも良いかもしれない。

 

実戦レポート

 解説する試合のパーティと選出。

 サケブシッポより速いポケモンが半数を占めるが、デカヌチャンあたりが匂うので。

 初手サケブシッポテツノブジン

 致命的に相性が悪いわけではないので、とりあえず居座ってほろびのうたはたきおとすだっしゅつボタンを破壊してくれたので脱出はせず。

 以下、滅びカウントが0になるまで詳細に掲載するとスクショの枚数が膨大になるため、可能な限り端折ってテキストで説明する。

 脱出できなかったので手動でゴチルゼルへ。選出時点でゴチルゼルは見えているので滅びロックを警戒されるのはある程度承知で動く必要がある。交代際にウルクラッシュを被弾、まもるはたきおとすを確認してカウントが1に。再度はたきおとすを使用する前提でサケブシッポに戻し、カウントを0に。

 死に出しテツノカイナ

 2サイクルめもほろびのうたから入り、サケブシッポが倒されたので死に出しゴチルゼルでキャッチしてカウントを0に。

 死に出しトドロクツキゴチルゼルが倒された。

 サケブシッポよりS種族値が5高く、ブーストエナジーでSが上がったのでSに振っていることは間違いないトドロクツキくをテツノカイナより先に出さなかった意図は分からない。

 りゅうのまいを積まれたがワイドブレイカでA上昇を相殺し、トドロクツキ同士のしばき合いに辛勝した。勝敗を分けたのがアイデアを拝借したワイドブレイカーだったというのが感慨深い。対戦ありがとうございました。

 こちらは「2サイクル滅びのあとのスイーパーにもなれるトドロクツキ」というコンセプトを遂行できたが、2サイクルめのテツノカイナ先出しが不可解というか、あまり指摘したくはないがプレイングミスだったと思ううえに、トドロクツキ同士のしばき合いも辛勝だったので記事としての決め手に欠く。

 解説する試合のパーティと選出。

 最速サケブシッポ(S179)より早いポケモンはいないが、同速のサケブシッポとイッカネズミがいる。後者はともかくシッポは耐久に振っているイメージがあるので自陣のシッポを比較的先発させやすい。

 初手はサケブシッポイッカネズミ

 種族値上の同速対決はこちらがリード、ほろびのうたを使用。

 ネズミざんを10発耐えて無事脱出へ。ノーマルテラスタルを使用されるとHBドヒドイデすら持っていかれるので、素の火力で助かった。

 ゴチルゼルに引いた場合、ネズミざんで持っていかれるので鋼テラスタルで半減できるトドロクツキから対面ロックに入る。

 2→1→0とカウントするので3ターン持ちこたえる必要がある。なので、逃げられるリスクはあるが慎重にまもる→くらいつく→まもるでターンを枯らしたい。

 1回目のまもるじゃれつくを防ぎ、鋼テラスタルを使用して受けつつ対面をロック、もう一度上から叩けば倒せるが0カウントにしたかったのでまもるでカウントを進めた。

 死に出しサケブシッポ(相手)。技構成的に高耐久のサケブシッポを崩すのは難しいので、ネズミざんで大幅に削られているとはいえ、こちらもシッポへスイッチ。ほろびのうたはもちろん音技なのでみがわりを貫通。

 2サイクルめはさすがに交代されるかと思ったが、ゴチルゼルでキャッチに成功した。滅びロックはダブルで見るゴチルゼルでキャッチする印象が強いせいか、1サイクルめはトドロクツキでロックしたので警戒されずに通せたか。みがわりを置いているのでくらいつくでロックしなければいけないトドロクツキなら逃げられると考えていた可能性が高い。

 カウントが0になるタイミングでサケブシッポに戻すことで、3サイクルめも(上を取れたら)滅びムーブが可能になる。

 ラス1滅びについてはマナーの観点から議論される時代もあったが、こちらの勝ち筋なので遂行させてもらう。サザンドラこだわりスカーフ(S3暫定採用率19.7%)のイメージが強いがサケブシッポが先行、ゴチルゼルとトドロクツキで遅延すれば勝ち。

 サケブシッポが倒されたのでゴチルゼルから入り、まもる→被弾で2ターン消費したのちトドロクツキでまもるを使用して勝ち。3体を全てほろびのうたで処理することに成功した。対戦ありがとうございました。


反省点

 サケブシッポのS種族値が111と、速いには速いがまだ上もいるという絶妙なラインなので、滅び脱出からのロックがきれいに決まる対面はある程度限られてしまう。S種族値135のハバタクカミからスタートする「トドロクカミ」案もあったが、物理方面が薄いハバタクカミでは1サイクルが限界になる可能性が高く、Sには多少目を瞑り複数回繰り出しやすいサケブシッポになった。

 トドロクツキは3サイクルめまで滅びを通せなかった場合に備えてスイーパーとしても機能するようにAS振りにしたが、明確に「何が」というわけではなくモヤモヤしたままだったので、努力値振りはもう少し工夫できたかもしれない。

 

おわりに

 やりたいことをやりっ放して試合に勝てないのでは意味がなく、例えば「こういうところが強くて勝利に貢献できるよ」といった実戦面での効果を示さなければいけないので、今回はかなり苦戦するのではないかと腹を括って臨みました。結果的に今回の滅びサイクルは思った以上に上手くいきましたが、考案したものが上手くいかなかったらどうしようというプレッシャーみたいなものは常にありました。

 そんなこんなで累計160,000PVを突破しました。前回15万を記録したのが1/26だったので1ヶ月かかりませんでしたね。ただ、最近は多いときに比べてPV数が200~300減っているので、先述のことも含めて楽しむだけではなく信頼して読み続けてもらえるように努力します。

 

パラドックス使用状況

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterまでお願いします。

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