どうも。
そのうち盾の方も使うと思います…
★本日のおしながき
イントロダクション
死角には気を付けろ
まずはこちらのデータをどうぞ。
左から順に(1)S18暫定でザシアンが倒された技、(2)S18暫定でザシアンが倒されたポケモン、(3)S18暫定で使用率30位以上かつテラバースト採用率15%以上のポケモン。
(1)-(2)は倒されたポケモンと技が比較的リンクしていて、ある程度イメージしやすいと思う。不確定要素があるとすれば倒された技の5番目に多いテラバーストになる。
この技は所謂現代版めざパのようなもので、カイリューやランドロスといった主力になる一致打点がないポケモンが代替として使う場合は分かりやすいが、基本的には飛び道具的な要素がある。いくら素の耐久に定評があるザシアンでも、誰が持っているか何タイプで飛んでくるのか分からなければ防ぎようがない。
(3)の表は一応作成したが、ではランドロスが炎テラバを撃ったりホウオウが地面テラバを撃つことがポピュラーかというとそうではない。これら上位のポケモンはテラバ用のテラスというより耐性変化的な意味合いが強く、どちらかというと初見殺し的な性能があるポケモンが牙を隠している傾向があると思う。
改めて封印を採用する意味
封印ザシアンの記事は既に投稿している。耐久振りが一般的になり「最速使うやつなんてw」と揶揄するような意見を見かけたこともあったが、それなら逆に最速にして上からふういんで縛ればいいのではないか、という背景があった。
世代が変わったっとはいえ、同じ内容を投稿するのはいささか忍びない。ザシアンの使用率は前回記事を投稿したときよりもさらにダウンして25位、メタモンも急上昇したとはいえ剣盾時代と比べて高いわけでもないのでミラーやコピー対策として用いる封印について今さら説く必要はない。
ザシアンがじしんを新規習得したというのであれば話は別だが、最近は禁伝にじしんを安売りしないのでそんな器用な使い方はできない。では何に使うのかというとやはり、従来の使い方に+αでテラバーストを封印すればいいのではなかと考えた。
実戦レポート
パーティコンセプトは前回と同じ。
初手エルフーンとコライドン。
ラグラージや化身ボルトだと面倒なのでエルフーンを置いたが意図が噛み合わず。コライドン相手の引き先など準備していないので、雑にエルフーンを切る流れ。ウネルミナモのかえんほうしゃで倒された。
死に出し岩オーガポンでウネルミナモを倒して、コライドンのとんぼがえりで倒される。ザシアン視点でミナモが重かったのでこれだけやってくれたらオーケー。
死に出しザシアン、とんぼがえりで帰ったコライドンからテツノワダチへ。
表の相性が悪いので地面テラスを使用、ワダチも水テラスを使用。じしん被弾→つるぎのまい。ワダチが先行したのでスカーフ確定。
スカーフ枠はワダチ、そもそも晴れターンが長すぎるのでコライドンは岩持ち。S種族値上はザシアンを下回るコライドンを残しても仕方ないので、技を選択し直すためにも恐らくここで交代が来るはず…
ふういんを決める。
そもそも晴れコライドンと水テラバはアンチシナジーだが、ワダチのテラバースト採用率は15.1%(全体7番目)、地面への打点ならアイススピナー(30.5%)の方が序列は高いが、スカーフ型ならギリギリ入ってそうなラインなので。
しかも、晴れターンを数えたらコライドンを倒した次のターンにちょうど切れるので、アイススピナーが無くて水テラバだったら美味しいなと。
+3きょじゅうざんでコライドンを処理。
アイアンヘッド被弾→テラバースト。ここは長考していた記憶があるので、もしかすると本当にテラバーストがあった可能性がある。今回は相手の方が速かったのでテラバの有無を目視できなかったが、仮にあった場合負けだったので「あってよかったよね」という図。対戦ありがとうございました。
こちらは従来の使い方。イーユイあたりはマジックルームが刺さりやすいポケモンなので、上三体のマジル選出で。
初手ジュラルドンとコライドン。
この対面はウーラオス対面と同じで、がんじょうを削りつつ下がるとんぼがえりがよくあるパターンなので裏を意識したでんじはから。結果はアクセルブレイク被弾→でんじは→りゅうせいぐん。りゅうせいぐんを嫌うなら初手でカミに引きそうなので撃ったが、ここをテラスを使用せず突っ込んでくるのは不気味な雰囲気がある。
死に出しイーユイ。
あくのはどう被弾でジュラルドンはお役御免。
死に出しクレッフィ。
ひかりのかべ→かえんほうしゃ被弾でお役御免。そもそもジュラルドン対面で、こちらには炎を半減以下にできるポケモンがいないのにあくのはどうを撃った時点で撃ち分けられるタイプだと気付くべきだったが、拘りだと思い込んで呑気に壁を張った。
死に出しザシアン。
ここで気を付けたいのは、とりあえずイーユイを倒すことだけを考えるのか、裏にメタモンがいることを考慮するかということ。筆者は配球を読むより球種に絞って決め打ちするタイプなので、裏メタモン一点読みのふういん。
襷。イーユイはスカーフ+眼鏡の採用率が83.3%あるが、3番目に多いのは襷の7.1%なので、このデータはきちんと覚えておかなければいけなかった。
死に出しメタモン。
マジックルームを使っていないのでエナジー持ちのハバタクカミやトドロクツキが来たら負けだったが、決め打ちをするというのはそういうことなので気にしていない。ザシアンを見たらメタモンが出てくるだろうという(やや先入観に近い)根拠はあった。
封印状態(=選択できる技が無い状態)で「たたかう」を押すと、強制的にわるあがきが発動してしまうので、テラス択も発生しない。仮に飛行テラスを仕込んでいても意味が無いので、技の選択はテラバーストが安定。
わるあがきの被ダメが洒落にならないが、なんとか耐えて返しのテラバで勝ち。
オーソドックスかつ一番強いふういんの使い方をおさらいできた。対戦ありがとうございました。
あとがき
誰が持っているか分からない、何タイプで飛んでくるか分からないというテラバーストの特性上、不確定要素が強すぎた。
「雰囲気ザシアンを受けられそうだが打点がないポケモン」や「明らかにザシアンに不利なのに死に出しで出てきたポケモン」は、ザシアンの弱点を突くテラバーストを持っているかもしれないと思い、色気を出してふういんを選択するも、全然違う行動だったり半ば諦めの死に出しというケースが多く、相手の「〇〇だったらワンチャンあるかも」みたいな行動を通して不利になってしまうこともあった。
例えば、5世代環境であればサンダーはHBならめざ氷、眼鏡ならめざ飛or氷といったように「こいつは絶対めざパを持っている」という相手なら刺さるが、ラティオスのように「めざ炎を持っているかもしれない」程度の相手に決め打ちするのはリスクが大きい。特にテラバはテラスが前提となる行動なので、めざパほど気楽に撃てる技ではないことをもっと考慮すべきだった。
封印を決めた時点でこちらからテラバの有無を目視できる機会はほぼ無いので、見えないところで効いていた可能性はあるが、それにしても費用対効果が低い行動である。
おわりに
Xで複数のFF氏の「〇〇じゃなかったらどうしてたの」とか「△△で詰む選出をするな」といったようなポストを結構見かけますが、気持ちは分かるけれど「うーん」という感じです。
筆者は勝ち負けより「準備してきたものでいかに気分良く勝てるか」を追求するタイプなので、アベレージを残すよりもスライダーと決めたらスライダーに絞って決め打ちするタイプです。フォークやチェンジアップだったら三振でいいやという感じなので、知らないところで人を不快にさせているのかもしれませんね。
自分が年齢的にも精神的にも大人になったからこそ言えるのかもしれませんが、様々なプレースタイルの人を尊重できる人間でいたいですね。改造とか切断、ゴースティング等そういうのは論外ですよ。
※サムネ用