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【ポケモン剣盾シングル】逆あまのじゃく・カラマネロ

 

 どうも。

 今回はカラマネロを用いた戦術について書きました。

★本日のおしながき

はじめに

 今回用いる戦術は自分で閃いたものではなく、アイデアを拝借しているものなので何かを雄弁に語れるものではないということを予め断っておく。

 先日、あるポケモン実況を観て矢で射貫かれたような衝撃を受けた。そのアイデアのパクリ元として初めに当該の動画を紹介する。

 おなじみとなったが、親交のあるポケモン実況者のひとりまつり氏が投稿した動画だ。

 この動画の0:50辺りからの内容で、ブリムオンスキルスワップで自身のマジックミラーを相手に移し、後続のツボツボ(あまのじゃく)があまいかおりを使用して、本来は意図的に上げることができない回避率を上げる戦術を披露した(つぼをつくはランダムなので考慮しない)。

 

 以前、同じようにマジックミラーをスキルスワップした相手に、まけんきボルトロスにらみつけるを使用してAを上げる戦術の記事*1を投稿したが、そこにあまのじゃくを絡める発想はなかったので非常に衝撃的だった。

 「個性」と「独自路線」を追求するプレースタイル、ブログの雰囲気に反することではあるが、この戦術がシンプルに面白そうだったので堂々とパクることにした。

※*1:【ポケモン剣盾シングル】ネイティオボルト ~にらみつけるボルトロス~ - 受けルガチアンチ

 

戦術紹介

 今回は先述の「マジックミラースワップ+デバフ技あまのじゃく」を用いるが、本記事ではカラマネロを使用する。現環境ではツボツボ、カラマネロ系統、ラランテス系統の5体のみに限られるので選択肢は少ないが、その中で最も使いやすそうだったのでカラマネロを選択した。

 やること自体はパクリ元の動画にあることと全く同じで、ブリムオンスキルスワップマジックミラーを相手に移し、カラマネロでデバフ技を使用して反射させることで自身の能力を上げる。

 カラマネロが使用できる相手へのデバフ技はこわいかお(S-2)とうそなき(D-2)があり、最も一般的なあまのじゃくカラマネロの主力技となるばかぢから(AB-1ずつ)と組み合わせることで物理特殊両方の耐久力を上げられるうそなきを反射させることにした。

 能力上昇の手段が元々はデバフ技なので、マジックミラー+スキルスワップを警戒して交代されても、うそなき自体がマイナスに作用することがないのもポイント。

 以下、使用個体。

 特に仮想敵はいないが努力値はHD特化、ブリムオントリックルームから繋ぐことを想定しているためSは最遅

 耐久力を上げつつ居座るデザインなのでそれに即したばかぢからうそなきは確定、カゴのみと合わせて即時回復ができるねむる。残りの一枠は物理悪技でもよいが、ばかぢからを使ってもうそなきを使っても+2ずつランク補正が掛かるので、相性の良さそうなアシストパワーを採用した。

 

実戦レポート

 解説する試合のパーティと選出。

 黒馬バドレックスバンギラスナットレイ辺りに強いのでブリマネロ基本選出+対ザシアンを睨んで尻拭い要員にソルガレオ。お相手氏のヨルノズクが妙に邪悪な気配を放っていて選出時にプレッシャーをかけられた。

 初手ギャラドスは竜舞されても切り返せるので戦術通りトリックルームスキルスワップ。場に出たときに発動する特性はスキルスワップで入れ替えたときにも発動するので、いかく持ちには刺さる。

 予定通りマジックミラーを付与したギャラドスうそなきを当ててカラマネロの特防を上げることに成功した。

 途中長いので省略するが、こちらのマジミラスワップ+うそなきを見てもギャラドスを替えない、ばかぢから連打でもなおも替えないのでやりたい放題。ギャラドスは恐らく耐久に振ってでんじはで麻痺を撒く型、竜舞はなくストーンエッジ連打で急所狙いだったか。

★みがわり+マジミラの仕様

 スキルスワップはもちろん身代わりを貫通するが、身代わりで防げるデバフ技を使用した場合、先にマジックミラーの効果が処理される本来は身代わり状態に効果がない技も反射してくれる仕様を予め野生のメタモンを用いて検証しておいたので、この場面でも自信を持って戦術を遂行できた。

 十分カチカチになったのでギャラドス対面で素眠りをしたら黒馬バドレックスが出てきた。いるならばかぢからを連打しているときに出せばよかったのではないかと思うが、一応カラマネロの悪技を警戒したら出しにくい。

 ご覧の通りアストラルビットもこの程度のダメージに抑えらえた。

 うそなきを使ってD-2を入れてからABD+6ずつなので威力380のアシストパワーを叩きこんで黒バドを一撃。襷や珠ではなかったので拘りアイテムを持っていたのかもしれない。

 ザシアンカラマネロがしばかれたので(なぜ早く出さなかったのか?)、ソルガレオにDMを使用してギャラドスとザシアンを処理して勝ち。積みまくるカラマネロ相手にギャラで突っ張らずに早めにザシアンに替えていればお相手氏の勝ちだったと思う。

 相手の詰めが甘くてやりたい放題できた試合なのでもう一試合。

 解説する試合のパーティと選出。

 対第3世代統一。ブリマネロ+優秀な尻拭い要員のソルガレオ

 ここまでは一度説明しているので特記事項はない。メタグロスがDMしてくるのは意外だった。

 メタグロスが思いのほか火力が無かったので、対カイオーガや特殊レックウザを睨んでDを上げつつ、ばかぢからでABも上げておく。

 メタグロスを処理してアブソル、アブソルが襷持ちでカラマネロの攻撃を耐えつつおにびを使用した。

 素眠りしていたらカイオーガが出てきて、めいそうを2回積まれた。

 さすがにダメージを期待できないのは分かっていたが、好奇心でアシストパワーを使ったら思ったよりしょぼいダメージだった。

 さすがに悠長だった、これはマズいと思ったがC+2カイオーガの雨下こんげんのはどうがこの程度のダメージだったので、返しのばかぢからで余力を残して倒せた。

 HPが1残ったアブソルも処理して勝ち。最後まで対戦してくれてありがとうございました。

 

反省点

 やや遂行速度の遅い戦術なので、展開系のデッキとは速さ比べになるがビートダウン系のデッキだと逆あまのじゃく+うそなきを披露して終わる試合もあった。

 とはいえ、ブリマネロで行けるところまで行って惜敗する試合もたくさんあったので、ひとりまつり氏が提唱した「マジックミラースワップ+デバフ技あまのじゃく」は間違いでなかったことを証明できたと思う。

 細かいことをいうと、ブリマネロはDMを必要としないので尻拭い要員に積極的にDMを使用できる。勝率を追求するのであればジガルデではなくソルガレオ以外にもDMして強い禁伝を入れて選択できるようにするべきだった。

 うそなきを反射する際、本来は使用できないポケモンにも使用させることができるため、多くのポケモンから涙する貴重な画を撮ることができた。一応モーションはデータとして内蔵されていることに感心した。

 

 今回はうそなきを使用した居座り耐久戦術をメインにしたが、もちろんこわいかおを使用した加速戦術もデータを収集している。こわいかお型をメインにできなかった理由や対戦の様子を別記事にまとめたので、時間が許すのであればぜひ併せて楽しんでほしい。

おわりに

 他人のネタをパクるのも(許可は得ている)たまにはいいものだ。

 学生の頃はポケモン対戦の意識が高くて、実際に高レートにしか興味がないプレイヤーだったのでニコ生のレート放送とか対戦動画をよく観ていて「誰々の何々がさァ!」みたいな周りが気になって仕方がない感じだったが、今は高レートも周りも全然興味が無いので、自ずとそういったものから遠ざかっていった。

 メタ戦術が得意なのでメタ対象のSラインとか耐久調整を覚えるために構築記事を読むことは多々あるが、今最もホットなプラットフォームである動画に関しては昔から継続して観ているもこう氏(最近ポケモン動画の頻度が落ちたが)と、親交があるひとりまつり氏くらいで、あとはほぼ興味がないと言っても差し支えがない。

 親交があるとかそういう取っ掛かりがあれば別だが、我が道を征くプレースタイルなので他者を参考にしても仕方がないというのが理由であって、決して自分にとって取るに足らないという傲慢な理由ではない。

 そういう意味では、今回は他人の戦術をパクって楽しく遊べたので「この人の動画を観ておいてよかったな~」という体験だった。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。

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