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【ポケモン剣盾】スパイクチャレンジ総括

 

 どうも。

 

 スパイクチャレンジが終了しましたね。お疲れ様でした。

 今回は一人で企画チャレンジをしたのですが、みなさんはどのような大会でしたか。特殊ルールなので普段は使わないポケモンを使って楽しんだ方、いかなるときも勝利を目指して戦った方、プレイヤーによってさまざまなアプローチがあったと思います。

 それでは、今大会を振り返っていきましょう。

 

★本日のおしながき

はじめに

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 今大会はダイマックス禁止という特殊ルールなので、普段はダイマックスにより無効化されがちな戦術を取り入れて、それでどれくらい勝てるのかということに挑戦してみました。

 ひとつが使用者の残りHP分のダメージを相手に与える「いのちがけ」という技を用いた速攻型の戦術。ふたつめが当ブログでもおなじみの「メロメロ」に加えて回避率上昇系の技やアイテム、特性を絡めた運ゲ戦術

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 いのちがけ戦術に関しては、普段はダイマックスによりHPが一時的に上昇することで不発になるリスクが高く、この「いのちがけ」を迂闊に使うことができないが、今大会ではそのダイマックスがないので、HPの高いポケモンで使えば大体の相手を倒し切ることができるので採用した。

 

 メロメロ運ゲ戦術に関しては、元々メロメロはダイマックスにも有効だが、そこにかげぶんしん「ひかりのこな」「すながくれ」を合わせることで、さらに運ゲ要素を高めようという戦術。ダイマックスわざは必中なので、普段はダイマックスをすることで簡単に切り返されてしまうが、今大会ではそういった強行突破をされないため、最強の戦術なのではないかと思い採用した。

 

 なお、最終日は急用で深夜からの参加になってしまったため、対戦データを取りませんでした。時間の都合上、サブロムで使ったメロメロ構築は45戦を完走しましたが、メインロムで使ったいのちがけ構築は30戦でリタイアしました。

 以下、それぞれの構築の最終成績等を記載。

 

いのちがけ構築(メインロム)

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 最終成績は30戦11勝19敗で17,330/43,489位(R1398)でした。

 このパーティは初手アギルダーいのちがけから、二番手バスラオいのちがけ、もしくはハピナスレパルダスまねっこ→いのちがけにより2ターンで2体倒し、ラスト一体をボスゴドラメタルバーストナマコブシカウンターミラーコートで倒すという戦術です。

 いのちがけでは相手の襷や頑丈を崩せない、格闘タイプの技なのでゴーストタイプに無効化される、初手アギルダーの最大HP(187)を超える相手だと倒し切れずに後続が続けないといった負けパターンが随所にあります。

 それでもそこはあえて取り繕うことはせず、純粋にいのちがけ→いのちがけでどれくらい戦えるのかということに挑戦してみました。

 

 非常にテンポの良い戦術で、負けパターンに当てはまれば即降参を押せるので1時間で15戦を行えるくらいに決着が早かったです。ラスト一体に持ち込んだ時の高揚感とスリルがひたすら気持ちいい戦術でした。

 初手アギルダーは何か変なことをしてくるのを読んできてレジエレキなんかにみがわりを置かれたり、とりあえずドラパルトに交代したらいのちがけを透かした、みたいなパターンがありました。ハピナスのスカーフは読まれなかったので、最速スカーフハピナスより遅いポケモンには悉くまねっこ→いのちがけが決まりました。

 

 反省としては、バスラオを信じてあげられなかったこと。ゴリランダーがそこそこいたので、弱点を突けるグラススライダーで縛られてしまい、なかなか出せなかった。バスラオの枠自体を見直すか、もう少し勇気をもって選出して活躍させてあげたかった。

 

 大会前日の記事では「期間中1勝することが目標」と書きましたが、思いのほか勝つことができて11勝もできたことは嬉しかったです。

 

メロメロ構築(サブロム)

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 最終成績は45戦20勝25敗で14,784/43,489位(R1453)でした。

 

 このパーティは初手ドラミドロで毒を撒き、後続のポケモンメロメロを仕掛け、メロメロによる50%もの行動不能やメロメロ状態を嫌ってサイクルを回させることで時間を稼ぎ、スリップダメージで相手を削るのが主要な勝ち筋となっています。

 

 ニンフィア(メス、特性メロメロボディ)オスの割合が87.5%と高いウーラオスを意識しています。一撃の場合は悪・格闘ともに半減でき、連撃の場合は「すいりゅうれんだ」に対してメロメロボディの判定が一撃ずつ入るので高確率でメロメロ状態にできるイーブイ系統はメスの割合が12.5%と低いので、メスの理想個体を厳選するのが大変でした。

 ヤドキング(オス)メスの割合が75%のピクシーゴチルゼルを意識しています。どちらも積まれるとまずいので、メロメロの運ゲにかけるという姑息な戦術です。また、HDに特化しているのでメロメロは入らなくともサンダーの相手も任せようと思って入れましたが、それほどサンダーに遭遇しませんでした。

 

 パルシェン(オス)はメロメロ+積み技で運任せにはなるものの、最大まで殻を破らせることを意識したコンセプトになっています。既存の個体を使ったので特に性別を意識していませんでしたが、ウーラオスの人気を考慮すると不利対面でも運次第で突破できるようにメスにすればよかったです。

 

 ガブリアス(メス、特性すながくれ)オニゴーリ(メス、特性ムラっけ)はメロメロを絡めるともっと強いけれど、メロメロがなくてもワンチャンスを作れるポケモンとして多く選出しました。ガブリアスメロメロ+みがわりすなあらしによるセルフ天候チェンジ型オニゴーリはオス相手にメロメロから展開してかげぶんしんを積む型

 どちらもオスの割合が87.5%の御三家、ウーラオストゲキッスを意識してメスにしました

 

 特にオニゴーリは、負け寸前の試合から何度も逆転してくれた奇跡のファイターとして今大会で一番記憶に残るポケモンでした。2ロム合わせてMVPはこのポケモン以外にいないです

 

 選出するときは常に、ポケモンの相性や素早さというよりも、相手のポケモンの性別を重視して選出しました。性別さえ合ってしまえば、メロメロの餌食にできるので相性が悪くてもチャンスを作ることができるからです。

 性別ばかり気にして、うっかり特定のポケモンが重たくなってしまうケースもありましたが、元々運に全てをゆだねた戦術なので、あまり気にしてはいけない。

 

 こちらは大会期間中に3勝が目標だったんですが、20勝もすることができてとても嬉しいです。本当は、メロメロと回避率上昇によるインチキの強さや、どんな相手にもチャンスを作ることができる強さを証明したかったのですが、それができずに初期レートよりマイナスで終えることになってしまい、残念です。

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 全体的に、メロメロに対する危機意識の低さを感じました。普段から使う技ではないと思うので効果を知らない方もいるのかもしれませんが、決まってしまえばどちらかが交代するまで解除されず、50%という非常に高い確率で行動不能になるため、意地を張らずに交代するのが適切な対処法だと思います

 メロメロはメジャー戦術ではないと思うので、ジェンダーバランスが偏っているパーティ(今回は特にオス)では、こちらのメロメロ戦術を回避する術がなかったので(みがわりも貫通できる)性別比を意識したパーティを組むことをおすすめします

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 ちなみに、性別のないメタモンが性別のあるポケモン(この画像ではドラミドロ、性別はメス)に変身した場合、性別の表示はなくてもメロメロが有効なことを初めて知りました。

 このスクショを撮ったとき、ヘドロ爆弾ワンウェポンのドラミドロ(メタモン)はヤドキングに対して引くしかできないと思ったので、交代読みメロメロを選択したのですが、居座ってきたドラミドロ(メタモン)にしっかりとメロメロが入りました。

 お相手氏、こちらのポケモン全てにメロメロが仕込んであってさぞかし驚いたと思います。

 

おわりに

 勝ち負けは置いておいて、とても楽しい大会でした。自分でやりたいことを設定し、実際の試合の中でそれが実行できて、予想以上に勝利を重ねることができたのが何より有意義だったと思います。

 何度も書いていますが、今大会はダイマックスがない、当然ながらメガもZもないので、一番慣れ親しんだ5世代までの環境に近いルールでした。

 そのルールの中で用意してきた戦術がある程度機能したので、本当に楽しめました。最終日はメインロムを全試合消化できずに少し残念でしたが、2ロム準備して遊ぶ程度に今大会は楽しかったです。

 

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