どうも。
★本日のおしながき
高まる物理受け需要
S22とS23現在の使用率トップ30に入っているポケモンを比較するために簡易的な表を作成した。
<S23暫定>
上位ではマスカーニャとガブリアスが3つずつ上昇し、名実ともに対策必須級の物理アタッカーになったといえる。この結果を受けてか、アーマーガア(+6)やヘイラッシャ(+9)、ポリゴン2(+9)といった耐久力に定評のあるポケモンが使用率を大きく上げている。
また、ブリジュラスはついに使用率2位まで上がって過去最高、特性はじきゅうりょくが6割の採用を記録してアーマーガアと併せて物理ポケモンの選出を躊躇わせてくる。ハバタクカミやイーユイが抜けてやや物理に寄った環境でこれらは非常に厄介な存在となる。
バステト女神のジバコイル
太古の時代より鋼に強い鋼として鋼狩りに長けていた御仁がいる。ジバコイル氏だ。
特性じりょくにより鋼タイプの交代を許さず、ナットレイやハッサムをめざ炎で焼いたりエアームドを一致電気技で倒したり、優秀な耐性を生かしてサイクルを活性化させる鋼タイプを狩ってきた。
特にジバコイルはアナライズ(S23暫定64.5%)、がんじょう(同30.7%)といった強力な特性があり、同じく強力ではあるが優先度が低いじりょく(同4.7%)はそこまで考慮されない。また、同じ特性じりょく持ちポケモンの中でも特殊方面に秀でており、役割対象を特殊で殴りたい条件にも合致する。
そこで今回はアーマーガアやブリジュラスに対して比較的役割の薄いマスカーニャで釣り、ジバコイルが磁力でキャッチしてサイクルから除外し、物理アタッカーの役割集中で試合に勝てないだろうか、ということを検証する。
✓格闘テラスタル
キャッチしたブリジュラスを倒す。C192ジバコイルの格闘テラバがH振りブリジュラスに対して103.5~122.8%ダメージ。呼ぶガチグマにも。
✓@とつげきチョッキ
ブリジュラスが火力型だった場合の保険に。また、チョッキジバコイルという汎用性のある形を採ることで役割対象外の特殊アタッカーにもある程度強く。
✓特性じりょく
コンセプト。サイクルから消したい鋼を仕留める、もしくは生かして脱出するためにテラスタルを消費させる。
✓努力値
Sは無振りアーマーガア+1。Sを落としているイメージはあるが、記事作成時で呑気+生意気は27%程度。先攻とんぼがえりをさせないために上を取る必要がある。
✓NN
磁力のスタンド「バステト女神」を操るマライア。ジョジョの奇妙な冒険第3部より。マスカーニャ→猫→バステト神(エジプトの猫の神)。
実戦レポート
並び的にクエス+ガアにも見えるが、ブリジュラスもいるのでマスカジバコで。
初手マスカーニャとガチグマ。
ガチグマからアーマーガアに交代、とんぼがえり(ジバコイルに交代)。
鉢巻けたぐりまで考慮するとテラスして居座ってもリスク、何かしらに交代する対面なのでとんぼがえりで。毒テラス等で居座ったらごめんなさいで。
10まんボルトでアーマーガアを処理。
磁力によりキャッチ。アーマーガア自体を諦めるか、鋼+飛行の優秀な耐性を諦めてテラスをするかの二択を迫れるところが強い。B特化格闘テラスボディプレスでもジバコイルは耐えるので、保険でテラスを使う必要はない。
死に出しガチグマ。
格闘テラスを使用、だいちのちから被弾→テラバースト(格闘)。
ガチグマがチョッキ持ちの場合は耐えられることは分かっていたが、無振りガア抜きまで振ったジバコイルが抜かれている方が少し都合が悪い。
ノーマルテラスを使用、ブラッドムーン被弾でジバコイルはお役御免。
等倍だいちのちからが半分入らなかったので、火力を補うためにテラスを使用したと思われる。ガチグマがどういう振り方をしているか分からないので何とも言えないが、Sにそこそこ割いているのでC特化まであるかどうか微妙。テラスが無ければ耐えたかもしれないし、というライン。
死に出しマスカーニャ。
しんくうは被弾→はたきおとすでガチグマを処理。
死に出しアシレーヌ。
拘りを解除したいのでマスカーニャからセグレイブに交代、うずしお被弾。
じしん→アンコール、まもるを挟みつつ粘られた末にセグレイブが倒れる。
セグレイブは倒されたが、アシレーヌの構成的に耐久に厚く振っていると思うのでトリックフラワーの圏内まで押し込んだのは良い仕事だった。
対戦ありがとうございました。
正直、トリックフラワー圏内まで入った時点でお互いの時間のためにも降参を選んでほしいと思ったが、S22の記事を読んでいてもトリフラを切ったマスカーニャがそこそこいるので(S23暫定採用率79.0%)、そこに賭けたのだと思う。筆者は初手で有効急所を引かれたり、考慮していないテラスで荒らされたりすると萎えて2~3手で降参することがあるので、最後まで勝負を捨てない姿勢をリスペクトしたい。
マスカジバコ+ヘイラッシャ。相手の特殊枠がブリジュラスのみに見えるので、ジバコでキャッチしてヘイラッシャで詰ませてもよい。グライオンもヘイラッシャでなんとかする(ならない)。ジバコでブリをキャッチして落としてしまえばTODが狙えるかも、程度。
まもる→とんぼがえり(失敗)。ヘイラッシャ入りの初手に出てくるということは特殊型の可能性もあるが、前作のようにDM→ダイソウゲンとはいかないので、マスカーニャのスカーフ情報アドも与えたくないしヘイラッシャ引きで。
マスカーニャからヘイラッシャに交代、バシャーモはつるぎのまい。
まもる→のろい(1積み)。
剣舞型なので流せる場面ではあるが、草or電気テラスで強引な突破を図ってきた場合に備えてのろいを選択した。
バシャーモからブリジュラスに交代、のろい(2積み)。
バシャーモが居座って様子を見てきたので、交代する意思がないのかと思いもう一度積んでしまった。結果論だがボディプレスが正解だったので反省。
ヘイラッシャから満を持してジバコイルに交代、ステルスロックを撒かれる。
格闘テラスを使用、ラスターカノン被弾→テラバースト(格闘)。
マスカーニャの蜻蛉から入れないと、ブリジュラスが頑丈だった場合にもう一発受けなければいけないのが厄介なところ。
りゅうせいぐん被弾→ボルトチェンジでブリジュラスを処理、再度マスカーニャを着地させる。
死に出しカイリュー。ノーマルテラスを使用、しんそく被弾→とんぼがえりでヘイラッシャに交代。
無振りマスカーニャはステロ+特化テラスしんそくを耐えるが、最大ダメージが139なので残りHPが1になるのは計算が合わない。Aにある程度振って強化アイテムを持っているか、バシャバトン前提ならそこまで振っていないか。
しんそく被弾→のろい(1積み)。
マスカーニャへのダメージ的に強化アイテムは持っていそう、特化鉢巻レベルのダメージではないが、ちからのハチマキやシルクのスカーフはデータ的に除外してやや鉢巻前提でまずはのろいで様子見、もしアンコールをされたらジバコに戻す感じで。
あればアンコール安定の場面だがしんそくだったので拘りか。そうするとますますこのカイリューの振り方が分からなくて、初撃がステロ込み93ダメージ、HB特化ヘイラッシャに鉢巻テラスしんそくでステロ込み93ダメージが入る最低ラインがA164になる。
この条件だと無振りマスカーニャに対してステロ込みで142~165ダメージなので、振り方の意図は分からないが一応説明がつく。
ラスト一体剣舞バシャーモをヘイラッシャでねっとり詰めれば勝ちの盤面。やや選出に恵まれた部分はあるが、ヘイラッシャを倒せる駒を的確に潰して詰ませる理想的な展開ができた。
申し訳ないがのろい+ねむるを見せたら降参でいいのではと思うが、最後まで戦う顔をしていたバシャーモを倒して勝ち。対戦ありがとうございました。
ラッシャ入りに剣舞バシャとアンコールしないカイリューか、と思ったが対戦相手氏の順位的に考えなしに出しているとは思えないので、ブリジュラスで対策するつもりだったのなら、採用率4.7%の磁力ジバコイルが生きた。相手視点でもマスカグライ見てラッシャ出すなよと思っているかもしれない。
あとがき
ブリジュラスは使用率2位、アーマーガアは同9位ということを鑑みても、現行のルールで鋼タイプが入っているパーティが多い。強力な物理アタッカーとジバコイルを組ませて、ジバコイルに相手の鋼枠を処理させるというのは理に適っていた。
鋼+霊の複合タイプを持つサーフゴーは、ゴーストタイプのタイプ特性が優先されるためキャッチできない。キャッチできればグライオンやキノガッサ、キョジオーンといった嵌め性能の高いポケモンと組み合わせることで凶悪性が増すが、こういうところでもサーフゴーはインチキポケモン(褒め言葉)だと感じた。
おわりに
筆者の贔屓球団である日ハムがCS敗退ということで、お疲れ様でしたと。
このチームは若いし、これからどんどん成功体験を積んで強くなっていく途中なので、決して下馬評が高くないなかCSのファイナルまで楽しませてくれた日ハム球団には感謝しかないです。最近は監督の熱狂的というか盲信的なファンがたくさんいて、否定的なことを言えば即アンチ認定してくるおかしな雰囲気になっていますが、今年の成功を踏まえて来年はもっと強くなってほしいですね。
シーズン序盤から特定のリリーフに負担が偏る、動かさなくていいところで動かすなど「うーん…」と思う采配は多々ありますが、監督自身経験が無いところからスタートしているので難しいところです。個人的には続投でも退任でもどっちでもいいのですが、続投ならリリーフの使い方や投手コーチとの役割分担など見直していただけると嬉しいですね。