受けルガチアンチ

ポケモンバトルにエンタメを

【ポケモンSVシングル】鉢 巻 ボ ー マ ン ダ

 

 どうも。

 600族で一番好きなのはやっぱりボーマンダ

★本日のおしながき

マンダは初手竜舞や

 ボーマンダというポケモンはどの世代でも魅力的に映る。筆者は元受講生なのでボーマンダといえば、やはり初手竜舞である。竜舞をしないボーマンダボーマンダじゃないし、ボーマンダをしない竜舞も竜舞ではない(?)。

 はねやすめの返還など前世代から変更点はあるものの、大きく変わった点は無いボーマンダが現在の環境で活躍できるのか対戦してみる、

 

戦術紹介

 今回はボーマンダの火力を追求したいので、講師の教え通りに初手竜舞をする。竜舞を積んだうえでもっとパワーが欲しいのでこだわりハチマキを持たせて補強する。何を言っているのか分からない場合は、直近のアーカイブも読んでみてほしい。

 前回の剣舞セグレイブ」つるぎのまい(A+2)とこだわりスカーフの組み合わせで運用したが、今回は剣舞よりも+1分足りない代わりにSも同時に補強できるりゅうのまいに、足りないパワーを補うこだわりハチマキを掛け合わせることで、マジックルーム前後で火力の伸び方が全く異なり「これくらいなら受けられる」という対戦相手のダメージ感覚を破壊する。また、鉢巻の上昇分はランク補正ではないため、2積みするより鉢巻を持って1積みした方が効率が良い。

 上が+2げきりん、下が+1鉢巻げきりん(ダメージ計算はポケモントレーナー天国様のものを使用させていただきました)。

 これで単に奇を衒ったものではないと理解していただけただろうか。竜舞+鉢巻の火力をベースに、特性をじしんかじょうにしているので一体でも倒せば火力は爆発的に上昇する。

 ボーマンダ@こだわりハチマキ

 パワーを追求するテーマに則って補正が乗る元の数値を可能な限り上げたいのでA特化、特に仮想敵を定めていないのでSも最大まで振って準速。

 ポイントとして、鉢巻で技選択が固定されるので可能な限り一貫性のある技を選択する。攻撃タイプの飛行は抜群こそ3つだが無効0半減3つと一貫を取りやすい。ボーマンダは一致で飛行技を使えるので飛行テラスタルを盛ることでさらに火力が伸びる。技選択はダブルウイング(40*2)か飛行テラバースト(80)になるが……

 ダブルウイングの場合は2回判定があるので1回目と2回目のダメージで総量が左右されるが、ばけのかわマルチスケイルといった防御特性を貫通できる可能性を考慮して採用。※飛行テラバは威力80の一致技で代用、ダメージ計算は先ほど同様ポケモントレーナー天国様のもの。

 みがわりはマジル中の選択肢として相手の補助技を透かす、マジルターン調整などの用途を考えて採用。

 

実戦レポート

 解説する試合のパーティと選出。

 テラスタルを考慮しなければ5/6で飛行タイプが一貫するのでゴチルゼルボーマンダに加え、積みポケモンが見えているのでラウドボーン。

 初手ゴチルゼルロトム

 ロトムが拘りトリックでゴチルゼルを妨害してきても動けるようにマジックルームから。

 ゴチルゼルが倒れて死に出しボーマンダ(この時点でマジルターン残り2)。

 マンダロトム対面は引くかフェアリーテラスタルか分からないのでみがわりで様子見をしたらおにび、次のターンりゅうのまいを積んでロトムボルトチェンジカイリュー。ここでマジルターンが終了して鉢巻復活。

 みがわり無しにカイリューと撃ち合うのは難しいが、ラウドボーンに引いたところでロトムが生存しているのでサイクルは困難。攻めるしかないのでテラスタル。A+1鉢巻飛行テラスダブルウイングの火力はいかに……

 マルスケが適用される1発目(スクショ1枚目)で大体1/3程度削れたので、半減効果が失われる2発目でカイリューを倒すことができた。

 上がマルスケ込み、下が無し。H4振りカイリューの場合は確定。

 タイミングを逃したがグレンアルマを倒した。

 竜舞+1、自信過剰+2でパワーモリモリ。

 対戦ありがとうございました。

 グレンアルマではなくロトムから出していれば、ロトムをHBと仮定すると+2鉢巻飛行テラスダブルウイングは34.4~40.8%ダメージなので、返しの電気技でボーマンダを倒せた。考え得る理由としてはマルスカイリューを貫通できる火力でダメ計が狂ったか、もしくはそこまで耐久に割いていなかったか。

 解説する試合のパーティと選出。

 マスカーニャを選出しようとしてラウドボーンを選出するミス。

 初手はクレッフィウルガモス

 起点にされそうなのでひかりのかべから入り、+2まではリカバーできる準備を整えてからマジックルーム。2積みされたら壁があるうちにボーマンダに引くことを考えたがクレッフィは倒される。

 ラウドボーンを見て初手にウルガモスを投げてくるのはテラバーストで崩せる自信があるから、そうであればフェアリーテラスタルは無いかということを考えていた。

 死に出しボーマンダウルガモスのテラスタルの有無を見たかったのでみがわりから入りウルガモスからマリルリに交代。みがわりがあるうちにりゅうのまいを積んでマジックルームの終了を待つ。

 マリルリが少なくともHに振っていると、+1飛行テラスダブルウイングでは確定にならない(1発あたり45.4~54.1%ダメージ)ので、鉢巻の復活を待つべくもう一度みがわりでターン調整。

 鉢巻が戻ってきたのでマリルリを処理。HB特化でもない限り+1鉢巻飛行テラスダブルウイングで確定。さらにここでA+1を獲得。

 みがわりを2回使ってしまったので、しんそくカイリューこおりのつぶてセグレイブが出てきたら厳しかったが、再度ウルガモスが出てきた。

 鋼テラスタルで受けに来るが+2鉢巻飛行テラスダブルウイングで1発あたり約半分程度入った。2発しっかり当ててウルガモスを処理。どのような振り方をしているのか分からないが、無振りの場合は最低ダメージで6割強入るので、最低でもHは振っていた。

 物理受けガモスの場合は倒せていなかったが、到底A+2とは思えないパワーを見せられたと思う。

 マスカーニャふいうちを被弾するが、ギリギリ耐えて最後のダブルウイング。文字通りダブルウイングを3回選択するだけで勝てる試合を作れた。対戦ありがとうございました。

 

反省点

 ボーマンダですべて破壊したかったので、サンプルとして提示できる全抜きした試合を複数作るまで大変だった。これはこの記事で書くことではないが、マジックルームパーティはマジルコンボ2枠+補完1枠で選出できるので、比較的勝ち試合に近づけやすい。とはいえ、強力な先制技や特性てんねんで簡単に止まってしまうので、そこそこ試行回数を稼いだ。

 これは勝ち試合にできなかったのでサンプルとしての使用はできなかったが、竜舞+自信過剰でA+2になったボーマンダに対して出てきたヘイラッシャへの与ダメージ。当然ながらA+2分はてんねんで無効化されてしまうが、鉢巻は素の火力としてカウントするので、鉢巻飛行テラスダブルウイングで1発あたりこれだけ削ることができた。

 マジックルームを疑わなければ相手には鉢巻が見えていないので、強特性を持っていて数値受けもできるポケモンに対しても死角から崩す力があるのはこの戦術ならではの強みだと感じた。

 

 今回でマジックルームを用いた戦術の記事は一旦終了し、次回「マジックルームパーティとは?」という記事で締めくくるので、最後に全体の反省としてひとつ。

 SVからはこれまでよりも一層、戦術の考察(記事の導入部分)や再現性の確立(実戦レポートの部分)をしっかり作っていきたいので、マジックルームに対して熱意をもって取り組めたと思う。ただ「もっとできる」「まだ可能性はある」ということは感じているので、これからも折を見て追及したい。

 

おわりに

 SVからはシーズン毎の振り返り記事を廃止する予定なので、ご了承ください。

 基本的にそのシーズンに投稿した記事を振り返りつつ、順位とか感想を書いているだけで目新しい内容は無いのでこれといって支障はないと思いますが、もし楽しみにしていた方がいたら申し訳ない。その分別のコンテンツに力を入れたいなと。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterまでお願いします。

 TwitterMなか (@Mnaka_udn0525) / Twitter

 アーカイブはこちら→【ポケモンSV】ポケモン名別戦術記事まとめ - 受けルガチアンチ