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【ポケモン剣盾 番外編】こらる杯 参加してみた【鉢巻イーブイ】

 

 どうも。

 一般ポケモンオタク、奇妙な戦術で仲間大会に参加してみたシリーズの第3弾です。

★本日のおしながき

大会概要

 ルールはシリーズ10(禁伝有りDMなし)をベースに、ローカルルールとして禁伝と一部ポケモン無し、一部ポケモンの制限を加えたシングルバトル。加えて相棒ポケモンをパーティの一番上に配置(選出は自由)する。

 禁止されたポケモンはラッキー、ハピナスポリゴン2エアームドナットレイテッカグヤ、アーマーガア。制限はS20使用率トップ16+600族+準伝UBはパーティに一体までという内容(具体名を挙げるとエースバーン、ミミッキュ、サンダー、ウオノラゴンなど)。

 大会参加者は延べ313名の大規模なものとなった。

 

大会レポート

 筆者が思う理想の対戦環境は「DMなし+準伝までの解禁されているポケモン全て」なので、それに最も近い形で遊べる良いルール作りだと感じた。類似したルールの大会に過去2回参加しているので空気感もつかみやすく、これは好き勝手遊べる大会であると感じたので、開始30分くらい前にエントリーをさせて頂いた。

 パーティのエースとなり得る600族や準伝、一部人気ポケモンの使用制限が設けられているため、全体的にパーティパワーは落ちて低速(S種族値のことではない)環境になると考え、展開速度の遅いコンボを軸にしたパーティで参加した。

 

 普段のランクマのザシアンや黒馬バドレックスといった初手から高火力をぶつけてくるポケモンが少ないので、コンボの準備をしている間に3回殴られて負けるということはなかった。なかったが、冗長なコンボに付き合うつもりはないと言わんばかりに真価を発揮できずに敗れてしまった試合は悔しかった。

 展開速度が遅めの環境だったのでAキュウコンオーロラベールラグラージのあくびステロから入るプレイヤーが多く、2~3ターンの猶予が与えられるのでこちらもコンボの準備をする猶予があったが、相手次第という展開が多くて勝ちきれないケースが頻発した。

 どちらかというと対面戦術に向いたポケモンが多かった印象で、第5世代を彷彿とさせるような並びもちらほらいた。積みポケモンだとウルガモスパルシェンといった制限に掛からない強力なポケモンが好まれていたようで、こちらも第5世代味があって対戦していて楽しかった。メガやZ、DMがない環境ならBW~BW2のレートで活躍したポケモンやパーティがまだまだ現役で戦えることを実感した。

 

デッキレシピ

 DMなしルールと相性のいい以前投稿した「2倍サーナイト*1」のコンボパーツと、本邦初公開となる鉢巻イーブイの混ぜ物デッキで参加。大会ルールである相棒ポケモンに関して、筆者自身は化身ボルトロスだと思っているがリミット1制限なので入れられず、次点でポリゴン2だがこちらは禁止。となると、サーナイトがBWのレート時代から使っている個体で一番付き合いが長いので相棒枠に。

※*1:【ポケモン剣盾シングル】害悪2倍サーナイト - 受けルガチアンチ

 イーブイ最大火力じたばた+てきおうりょく+こだわりハチマキの高火力を押し付けるコンボを目指すので、初手イーブイでこらえる、ミミッキュに引いてトリックルームから再展開を目指す。設置技を使用された場合はドリュウズこうそくスピンで解除してからイーブイを出す。2倍サーナイトに関してはリンクの記事に詳細あり。

 以下、簡易解説。

サーナイト

 臆病CS/トレース/残飯

 シンプルビームで特性をたんじゅんにした相手に繰り出し、積み速度が2倍になったかげぶんしんめいそうでバフをかけて戦う。

タブンネ

 呑気HBD(最遅)/再生力/イバン

 シンプルビームマシン。

クワガノン

 控えめCS/浮遊/襷

 いつものクワガノンをCS振りにして入れた。デンチュラだと100%初手警戒されるので、より火力の高いクワガノンにした。

 

ミミッキュ

 意地HAベース/ばけのかわ/ゴツメ

 イーブイの引き先兼トリックルーム要員。イーブイで突破できないゴーストへの対策。

イーブイ

 勇敢A振りのみ(最遅)/適応力/鉢巻

 こらえる→引いて鉢巻解除→トリル下でじたばたする。襷だと火力が足りないので召喚条件が面倒だが鉢巻にした。

 最大火力じたばた(200)*適応力(2.0)*A特化イーブイ(117)*鉢巻(1.5)で火力指数は驚異の70,200となり、特化ザシアンの+1きょじゅうざん(54,900)を軽く超越する。襷じたばた、こらえる+カムラなどでは到達できない圧倒的高火力となり、厳しい召喚条件に見合ったパフォーマンス。

ドリュウズ

 陽気AS/型破り/珠

 イーブイを再度展開するときにステルスロック等の設置技があると倒れてしまうので、それらを解除するためのこうそくスピン要員兼イーブイで突破できない鋼対策。

 

大会ハイライト

 大会の最後にベストバウトが生まれたのでいつもの形式で解説。

 解説する試合のパーティと選出。

 ノーマル技の一貫性があり、かつトリル下で最遅イーブイよりも速そうなポケモンがいないので下3体の選出。

 とりあえずこらえる。サンダーは珠持ちでほうでんだった。次の手でミミッキュに引くタイミングに合わせて相手もサンダーからペリッパーに交代。

 ミミッキュペリッパーがほぼ相打ちする形になり、ここからイーブイの最大火力じたばたでスイープしていく。

 (恐らく)CSサンダー(167-105)だったので確定1発だったが、HBサンダー(197-150)だった場合は176~208ダメージなので乱数(31.25%)だった。記事用に参考映像をツイッターに投稿しておいた。

 このルールのガマゲロゲが何意識かは分からないが、ペリッパーと組んでいるのでアタッカーか。H振り(212-95)と仮定しても278~328ダメージで確定1発

 対戦ありがとうございました。最後はドリュウズに尻拭いしてもらって勝てた試合はあったものの、イーブイでフィニッシュできたのは初めてだったので完璧な試合ができたと思う。以下、おまけ。

 あの伝説ポケモン・ザシアンともタイマンができるヌオーでも受けが成立しない。HBヌオー(202-105)に対して176~208ダメージで乱数1発(18.75%)だが、受け出しも再生も間に合わない。

 TODが怖いので悠長に積むことはできなかったが、ここぞというところで回避してくれたのは良かった。戦術理解度の高いサーナイトで助かる。

結果と反省

 17戦5-12で大きく負け越したので順位の掲載は……いいだろう。

 こういうデッキで遊んでいるので成績について反省するくらいなら最初から使わないが、当日の飛び入り参加だったので準備不足だったことが反省点か。

 このような個人主催の大会で極度の嵌め戦術を使用するのは気が引けるので、シンプルで試合時間も短くなるようなものを選んでデッキを組んだが、もっと早く大会の開催を認知していたらもう少し練度の高いエンタメ戦術を準備できたのではないだろうか。

 

 イーブイに関して、HPを削られることが前提のポケモンにも関わらず耐久個体値を落としていない手抜き個体だったので、最遅に加えてHBDも逆Vにするべきだった。

 特にDが絶妙に高いのでロトムボルトチェンジを耐えてしまったりオニシズクモのねっとうを耐えてしまったので、連射できないこらえるの弱さを補うためにもきちんと準備するべきだった。何のための逆6Vメタモンなのかと問われるような粗末な個体は反省すべきポイントか。

 

おわりに

 まず、このような有意義な対戦の場を設けてくださった主催者のこらる氏に最大限の感謝を。そして、大会中に対戦してくださった全てのプレイヤーに感謝とリスペクトを。

 禁伝もDMもない、ポケモンに極端な使用制限もない環境での対戦は楽しかったです。シンプルで、テクニカルなことをする余地も与えられる程よいパワーバランスが保たれた良いルール作りでした。また遊びたいです。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。

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