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【ポケモン剣盾シングル】2082年11月期ランクマ26位構築 トノチルドン+メレシナンス

 

 どうも、ジョン・タイターです。

 私は今から60年後、つまり2082年からやってきました。みなさんが遊んでいる「ポケットモンスターソード・シールド」のインターネット対戦、所謂ランクマは私がいた2082年でも継続しており、18年後にサービスを終了する予定となっている。

 2022年にタイムトラベルをした記念に、私が2082年の11月期に26位を記録した構築をこの時代のフォーマットに沿って書いてみるとしよう。

 (という設定で楽しんでいただけると幸いだ)

★本日のおしながき

はじめに

 60年後から来た私に尋ねたいことが多々あるのは理解できる。例えば、君たちが遊んでいるポケットモンスターは何世代まで発売されているのか、サンダーは未だに環境トップなのか――。それに関しては、私が未来に関することを書きこんだ時点で未来の出来事にズレが生じてしまうため、ここで答えることはできない。

 さて、ランクマについてだが、現行のシーズン36は2100年まで継続されるが月毎の最終ランキングの発表は無くなっている。なので、我々の時代では過去にシーズンが切り替わるタイミングとされていた毎月1日の8時59分で一区切りとし、そのときの暫定順位でその月の成績としてカウントするようになった。

 つまり、今回私が投稿する構築記事は2082年の12月1日8時59分に暫定26位を記録した際の構築であることをご理解いただきたい。

 

使用構築

 この時代では考えられないと思うが、黒馬バドレックスは対となる白馬バドレックスの存在が、霊獣ランドロスはオスしか存在しないという理由で多様性の観点から、カイオーガグラードンは過去の大災害を連想させるといった理由で使用を自重する流れができあがっており(大嘘)、これらを含む一部のポケモンは環境から姿を消した。

 私がいた時代では「あまごいバンギラス「あられニョロトノといった、デフォルトで天候特性を持つポケモンに自身と異なる天候技を持たせた天候2軸構築が流行している。雨による炎耐性の強化、霰による高速アタッカー化という点で信じがたいと思うがこの月のパッチルドンの使用率は8位を記録した。

 また、2075年頃からソーナンスのアタッカー運用が本格的に議論されるようになり、私がいた時代では殆どがダイマックスエースでの起用となっている。この時代ではまだ信じられないと思うが、私の時代でソーナンスをDMせずに使用すると「卑怯者」「今すぐ降参を選択せよ」と罵られるのだ。私の祖父の時代では「1試合で2体眠り状態にするのはマナー違反」といわれていたようだが、そういったニュアンスだと捉えていただいて構わない。

 なお、2022年に「うどん」というプレイヤーが多用したくっつきバリ持ちのメレシーが2050年代に脚光を浴び、私の時代ではメレシーの持ち物は9割がくっつきバリだ。

 

個別解説

 自分より遅いポケモンにはあられ→脱出ボタンでパッチルドンに、そうでなければ雨持続→パルキアに。クッション+天候の書き換えで複数回繰り出したいのでH振り、あられを使用して脱出できる範囲を広げるためにS振り。

 雨エース。特性の発動順でスカーフ持ちがバレないように、特性はテレパシーに変えておくのが重要だ。

 真のエース。ニョロトノで霰状態にできなくても自分で天候を変えられるので、雨パルキアの締めに出しても強い。

 2022年では考えられないと思うが、2082年のザシアンはAC極振りのガチ両刀が主流。

 がんじょうで耐えてトリックルームを使用してくっつきバリで即退場する。

 DMして一致ダイサイコを使う。ダイナックル派のプレイヤーも一定数存在する。

 

おわりに

 タイムマシンを使って何度か最終日の前日に戻って試したが、これ以上の成績を出すことができなかった。この時代ではまだ理解が及ばないと思うが、2082年では最もスタンダードといえる構築を使って勝ちきれなかったので、純粋に私のプレイングが上手ではなかったということだろう。とても悔しかったが、猶予はまだ18年あるのでいつかは1位を獲れるプレイヤーになりたい。

 それではまた、どこかの世界線で合おう。

★special Thanks

 CERN(タイムトラベルの基礎理論を発見してくれた)

 IBM 5100(この時代の構築記事を解読できた)

 

 

実戦レポート

 ここまでジョン・タイターである体で記事を作成したが、ここからは純粋に筆者の視点で綴る。ここまで茶番に付き合ってくれた読者に感謝。

 上記のスクショのように、現在開催中のS36は便宜上2100年までの開催になっているので、今回は「2082年くらいに流行っていそうなパーティ」を想像して組み、実際に対戦してみようという企画を立てた。

 それでは、実戦レポートをお楽しみください。

 メレシー+ソーナンスとザシアン。メテオドライブ(日ネク)やテラボルテージ(ゼクロム)を考慮した場合、メレシーを初手に置くのはどう考えても悪手。

 いつもの。

 2082年とは言わずとも、くっつきバリメレシーはもっと使用してほしい。今作はダイウォールの妨害が著しかったが、SVではトリックルームじゅうりょくといったターン制限のあるサポート技が使いやすくなると思うので、頑丈+くっつきバリができる新ポケモンの登場に期待したい。

 DM→ダイサイコ。

 自身でサイコフィールドを展開して火力補助をするので、2撃目からが最大火力。フィールド補正無し特化ソーナンス(C93)の珠ダイサイコ(威力100)が無振り霊獣ランドロスに34.7~41.8%ダメージ、フィールド補正込みで45.9~54.6%ダメージでなんと確定2発を取れない。2発で倒れたので無振りだったと思われる。

 これだけ補助して(ステロ除く)無振りランドロスをなんとか2発で倒せる程度。ジョン・タイターがいた2082年では一体どんな環境になっているのだろうか。

 積みの起点になってしまったので降参。対戦ありがとうございました。

 DMのせいで「アンコールで切り返せばいいや」が通用しなくなったところが、第8世代のダメなところだと思う。アンコールの存在で起点化されにくいソーナンスの強みが無くなってしまう。テラスタル環境ではテラバースト(だっけ?)と反射技の仕様次第ではあるが復権する可能性は大いにあるのではないか。

 2戦目。1戦目は相手が悪かったが、これくらいの相手なら2082年仕様のソーナンスでもザシアンの尻拭いがあれば勝てるのではないだろうか。

 ダイサイコ3発でこのダメージってマジ?

 あー、降参ですね。

 対戦ありがとうございました。

 トノチルドン+パルキア

 初手オーロンゲなら適当なタイミングであられ+脱出、アマルルガならオーロラベールあたりをアンコールで縛ってパッチルドンに交代で。

 雨の裏をかいて霰脱出をしたいのでトノ+パルキアの順で並べたせいか、初手は雨を意識してかんそうはだエレザードだった。チョッキでDを強化しているパッチルドンに引いて、ヌオーフリーズドライで処理、死に出しエレザード対面でDM使用、一気に制圧する感じで。

 2082年に流行るとされる天候2軸とは趣旨が異なるが、雨を強く意識させてパッチルドンで暴れてパルキアで詰める動きができた。

反省点

 現代ではまだ早すぎた、この一言に尽きると思う。

 ただ、天候特性ポケモンにデフォと異なる天候技を持たせて、想定される天候エースとは異なる天候エースを出すというのはアリだと思った。SV発売まで残りわずかとなったが、適当な大会があれば試してみたい。

 

おわりに

 ジョン・タイターというのは2000年くらいに突如インターネットに現れた自称タイムトラベラーで、日本でいう2ちゃんねる的な掲示板でタイムトラベルとか未来の話をしていた人物ですが……そもそもジョン・タイターが誰か分からなければ今回の記事は意味不明ですね。

 バトレボも5世代レートも頃合いを見てサービスが終了したので2100年までランクマは開催されないと思いますが、仮に続いた場合は「祖父が使っていた構築で1位を獲れて嬉しいです」みたいなこともあるのかなと思ったり。トリプル勢がこよなく愛す6世代も未だに遊べるようなので、DMという世代限定システムもあるし、あと10年くらいは遊べたりするのでしょうか。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。

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