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【ポケモンSVシングル】テラ草ヤドランロック ~初手ガッサはアカンすよ~

 

 どうも。

 完全新作ポケモンSV、記念すべき第一回目の対戦記事はテラ草ヤドランについて書きます。

★本日のおしながき

はじめに

 初めての方は初めまして、いつも読んでくださっている方はお久しぶりです。当ブログはポケモン対戦における戦術記事を中心に投稿しています。

 原則としてランクバトル(以下、ランクマ)における実践例を中心に記事を作成していますが、現在SVではランクマが未解禁ということで、今回は多くのプレイヤーが試金石として活用しているカジュアルバトルを利用してデータを集めたことを予め断っておきます。

 

帰ってきたTODヤドラン

 剣盾環境の末期に投稿した記事に以下のものがある。

 こちらの内容は「禁伝の使用が無制限になってステルスロックグラードンの採用率が増えたことで安易な初手グラードンも増えた」という背景から、起点作りグラードンをヤドランで咎めようというものになっている。

 9世代ではなまけるのPPが半分になる弱体化はあるものの、そのほかの技や種族値の変更は見られないため、サポート型グラードンのみならずアタッカーグラードンやザシアンからTODをもぎ取ってきた実績を鑑みてSVでも使用してみようと考えた。

 

戦術紹介

 ヤドランに目立った打点がない初手ステロ要員、例えばガブリアスサダイジャといった元より有利なポケモンに対しては従来の使い方と変わらないので特記する必要はないだろう。

 特記すべきはヤドランが役割を持てなかった相手に対して、今作のバトルシステムであるラスタルを使用することで従来型よりもTODに持ち込める範囲が広がった

 筆者は厳選育成環境を全く整備できておらず、既に何体も育成しているプレイヤーのようにある程度環境を把握しているわけではないので仮想敵を設定することは難しい。とりあえずキノガッサという分かりやすいメタ対象がいるので、キノコのほうしを無効化できて通常ヤドランの弱点である草+電気を半減にできるテラスタイプ草で使用する。

 のちほど同じスクショを掲載することになるが、まずはこちらを見てほしい。

 このパーティはヤドラン以外捕まえたままの状態で一切育成をしていない、パーティとも呼べない烏合の衆であるが、ポケモン対戦に精通した賢明な読者の皆様であればすぐに意図を汲み取っていただけるだろう。

 驚くほどの電気の一貫性、未来サザン+ムクホーク以外でキノガッサの相手ができない(=草の通りが良い)並びを作って印象操作を施し、電気もしくは草タイプのアタッカーを引きずり出してヤドランで対面ロックを狙う。

 構成は剣盾で使用していたものと全く同じ。特徴はTODが前提なのでPPを最大まで増やしたからにこもるでターン稼ぎがしやすいこと、いやしのはどうわるあがきを対策していること。変更点としてはアッキのみを持っていないので、回復エフェクトで遅延も可能なたべのこしを持たせてHP管理をしやすくした点。

 居座り前提なので特性はちょうはつで詰まないようにどんかん一択。努力値はヤドランのデザインに沿ってHB。総HP勝負になることを想定しているのでHPは奇数最大の201で止めず最大まで振る。

 特殊アタッカーを嵌めたい場合は全く同じことができるのでヤドキングを推奨。

TODの仕様

 TODの判定は(1)残機数、(2)3体のHP割合、(3)残りHPの合計の順に行う。初手ヤドランでロックするので(1)はドローになる、可能な限りわるあがきいやしのはどうでHP割合をコントロールするので(2)で有利にすればいいが、万一わるあがきを発動しないまま試合が進んだ場合、ヤドランは自発的に相手のHPを削れないので(3)の判定に及ぶ可能性がある。(3)の勝ち筋を考慮して手持ちの総HPを盛ってTODでの勝率を可能な限り高くするための選出を推奨する。

 

実戦レポート

 解説する試合のパーティと選出。

 ふきとばし(ほえる)を持つカバルドン、特殊アタッカーのテツノドクガ(未来ウルガモス)、サーフゴーは守備範囲外、テラ草で受けられるようになるキノガッサミミッキュ、特に前者を初手に誘って嵌めたい。

 ヤドラン以外は全く育成していないのでどれを選出しても変わらないが、TODをするので総HPが最も多くなる組み合わせ(ヘイラッシャ+イルカマン)を選択。この組み合わせだと総HPは202+216+171で589となり、相手の選出で最も総HPが大きくなる組み合わせ、カバルドン(H振りで215)+カイリュー(同198)+サーフゴー(同194)の607には劣るが、こちらの構成的にカバルドンは選出しにくく、その枠にキノガッサ(H振りで167)が入った時点で総HPを上回ることが可能

 初手はヤドランキノガッサで上手くメタ対象を誘い出せた。

 相手視点でこの対面の場合は(ほぼ)ノーリスクで動けるため、ヤドランが引くにしろ安定してキノコのほうしを撃てる。つまり、初手からテラ草とおせんぼうが9割成立する対面だと思ったので実行。

 対面ロックができたので最大PPが64あるからにこもるを連打、適宜なまけるで回復を挟みつつ時間を消費する。この試合はサッカーを観ながらAボタンを連打しているだけだったので特に苦痛ではなかったが、こちらの意図を察して降参を促すためにいやしのはどうを途中で見せた。

 一丁上がり。対戦ありがとうございました。

 解説する試合のパーティと選出。

 パッと見でフリーズドライがあるテツノツツミ(未来デリバード)、特殊アタッカーのテツノドクガテツノコウベ(未来サザンドラ)、両刀可能なテツノブジン(未来エルレイド)の4体に不利を取るが、カジュアルバトルだし負けてもいいやの精神でヤドラン。

 先発はヤドランテツノワダチ(未来ドンファン)だったので、引いてくることも考えるとテラ草は使用せずとおせんぼうでロック、相手はステルスロックを選択した。

★新ポケモンデータ

 テツノワダチ:じめん/はがね

 種族値:90-112-120-72-70-106(計570)

 特性:クォークチャージ(エレキフィールド下で一番高い能力が上昇)

 ワイルドボルトかみなりなどの電気技を使える一方、こおりのキバアイススピナーといった氷技も使えるため、ヤドランを通常/テラ草で使うかは見極めなければいけない。

 2手目の行動がじしんだったので電気技の採用はないと見た。鋼技は等倍になってしまうが、からにこもるを積み切る前のじしんを安定して受けるためにテラ草を使用(氷技を考慮すると短絡的である)。

 テツノワダチはじしん(10)、アイアンヘッド(15)、ステルスロック(20)、エレキフィールド(10)で総PPは55となり、一切増やしていないと仮定するとからにこもる(64)を使い切る前にわるあがきを使用させることが可能。

 わるあがきを使用し始めたら相手のHPが最大HPの1/4になるタイミングでいやしのはどう(最大HPの1/2回復)を使用し、ターン終了時に相手のHPが最大HPの3/4~1/2をキープするように維持する。

 一応説明すると、これは死に出しでヤドランに有利なポケモンを出されて数的有利を崩されないための戦術であり、時間切れと同時にHP割合で判定勝ちをするため。調整ができるのであれば時間切れと同時に相手がわるあがき自傷ダメージで倒れて残機数で有利をとってもよい。

 こちらの残機数と残りHPは満タンの状態で最後のターンまで来た。

 調整ができたので最後のコマンド入力でテツノワダチが倒れるようにして数的優位によるTOD勝ちをする。

 最後まで対戦してくれた対戦相手に感謝とリスペクトを。対戦ありがとうございました。

 掲載した2試合を通して、手抜きパーティでも適切な印象操作を施せば完封できることが伝われば幸いだ。

 

反省点

 ラスタルとそれに連動するテラバーストを考慮すると、完璧にタイプ受けをするのは難しい。こちらの守備範囲が広まったのと等しく、突破される危険性も高くなったのは一長一短といえる。環境が変わった際に毒殺されないテラ鋼や毒など今後の展開に選択肢があるのも面白い。

 今回は分かりやすく電気の一貫性を作ったが、現状では即効性のある電気アタッカーよりも草、とりわけキノガッサと多く遭遇した。キノガッサの場合はタネマシンガン(30)、マッハパンチ(30)、キノコのほうし(15)、みがわり(10)といった構成を想定するとPP合戦で不利になるため、ピンポイントメタをするならわるあがきまで時間が掛からないと割り切っていやしのはどうなきごえ(最大PP64)に替え、総HPで判定勝ちできるようにデザインしてもよいかもしれない。

 

テラ草ヤドランを準備しよう

 この記事を読んでテラ草ヤドランを育成したくなった方向けに。

 テラ草ヤドランは固定シンボルで出現するため、誰でも簡単に準備することができる。マップ左上の湖に出現するので今すぐ捕まえに行こう。

 フィールドだとこんな感じ。光っている上に比較的大きいサイズなのですぐに見つけることができると思う。

 しかも3Vが固定になっていると思うので(4体捕まえて全て3Vは保証されていたので)育成コストが抑えられるところも優しい。特にTOD型の場合は一切攻撃をしないのでHBDとS(最悪なくてもいい)がVなら十分。3V固定の内HBDにVがあれば王冠を使う必要もない。

 

おわりに

 金策が全然できていないうえに、対戦用個体の前にレイド用のポケモンを育成したのでパーティをひとつ作るとかそういう段階では全くないです。ただ、TODヤドランの場合はヤドランだけ育成して残りの5体はハリボテでいいのでお財布にも優しいです。

 ガラルではニャースが1試合で稼いでくれた金額をパルデアでは4人倒してようやく同じくらい稼げるので、ちゃんとしたパーティを組むのはまだまだ時間が掛かると思います。

 もしかするとポケルスを付けてパワー系アイテムを持たせたうえで努力値稼ぎをするのが最も効率よくなりそうな感じでしょうか。ホーム連携がされたらGBAサファイアの時代からじっくり培養してきたポケルスをパルデアに持ち込んで育成しようと思います。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。

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