受けルガチアンチ

ポケモンバトルにエンタメを

【ポケモン剣盾シングル】ふういん日食ネクロズマ ー後編ー

 

 どうも。

 前回の続きです。

★本日のおしながき

前回のあらすじ

 前回はふういんを採用した日食ネクロズマについて記事を書いた。

 この記事を既読の方は次項に飛んでいただいて構わないが、念のために要点をまとめると(1)環境にそこそこ多い日食ネクロズマとのミラーマッチに強いこと(2)メタモン入りのパーティに対して積み技がリスクにならないことを挙げた。

 ただふういんという奇抜な技を使うのではなく、日食ネクロズマという汎用性がある強力な駒で環境にそこそこ存在する日食ネクロズマ(S30暫定で12位)、メタモン(同4位)を縛ることができる。

 

ふういん日ネクの真骨頂

 日食ネクロズマというポケモンの良さ、有利関係を損なわずにメタモンを含むミラーマッチに強くなるというのはこれまで述べてきた通りだが、封印日食ネクロズマの真骨頂はこれからだ。

 ふういんのニュアンスとして「採用される傾向にある技を覚えてミラーマッチに強くする」ということをこれまで繰り返し強調してきたが、視点を変えると「自分が使われたくない技を封印することで相手の有効打を奪う」とも表現できる。

 PokémonHOMEに掲載されている「このポケモンを倒した技TOP10」を見ると、日食ネクロズマじしんで最も倒されていることが分かる(S30暫定で12.8%)。アストラルビット(7.3%)やきょじゅうざん(3.2%)といった専用技、しおふき(6.0%)といった使用するポケモンが限られる技を除外し、あくのはどう(6.3%)やインファイト(4.9%)等と比較するとかなり多いことが分かる。

 じしんは汎用地面打点として地面タイプ以外のポケモンも幅広く使用できることから数字が大きくなることは納得だが、数ある技の中から全体のおよそ1割がじしんであることは意外だった。

 つまり、どこから飛んでくるか分からないじしんを予め封印してしまうことで、倒した技として12.8%もの数字を誇る有効打を縛れば日食ネクロズマを倒せる技(ポケモン)は限られると考えた。

 ひとつ前のシートでも解説しているように、日食ネクロズマを倒したポケモントップ10のうち、攻撃技にじしんが採用される傾向にあるのは5位の霊獣ランドロス、6位の日食ネクロズマになる(2位のカイオーガは覚えることはできるが、積極的に採用されるわけではない)。

 霊獣ランドロスは地面打点の殆どをじしんに依存しており(S30暫定で91.9%)じならし(同8.2%)を採用している個体も存在するが、一見日食ネクロズマに強く見えて有効打がないポケモンになってしまう。これはガブリアス(同97.5%)やマンムー(同99.6%)といった、地面打点にじしんを採用しているポケモン全般に共通する。

 グラードン(だんがいのつるぎ)やジガルデ(サウザンアローなど)といった専用の地面打点を持つポケモン白馬バドレックス(10まんばりき)のように地面打点にじしんを使えないポケモンには無力なところが欠点。

 ちなみに、グラードンだんがいのつるぎは65.6%の採用率で、じしんが33.5%となっている。足すとほぼ100%なので命中率か火力かで好みが分かれているが、じしん派が三割程度いるのならふういんが刺さるかもしれない。

 

実戦レポート

 今回解説する試合のパーティと選出。スクショを撮り忘れたのでこれで。

 電気ポケモンに親でも殺されたのかというような構成だが、ポイントは(1)地面打点を地震に依存するポケモンが2体いること、(2)竜舞型ネクロズマで嫌なメタモンがいることが挙げられる。ウーラオスもどちらか分からない以上、相手視点でこのパーティに日食ネクロズマは出てこないだろうと考えるはず。

 しかし、自分視点だと封印型の日食ネクロズマが刺さりに刺さっているので出さない理由はない。パーティ全体でグラードンが重いのは欠陥。

 序盤のスクショは割愛。

 初手ヤレユータンガブリアス、初手に出てきたので場作り型を警戒してヤレユータンで鉢巻トリック。実際にステルスロックを撒いてからワイドブレイカーを使用してきたので死に出しから日食ネクロズマ

 ガブリアスがDMして強引に突破してくる可能性もあったが、この型のガブでDMはないと予想して後続のメタモン霊獣ランドロスケアでふういん

 ランドロスは封印されてじしんが使えない、ふういんは使用者が場を離れない限り継続するのでガブリアスに戻しても意味がない。つまり、今度こそDMしてネクロズマを除外してくるだろうと読んで勝負のDM。

 結果相手のDMに被せることに成功し、ウォール→攻撃→ウォールで想定通りDMターンをしのぐことに成功した。

 ランドロスの地面打点はじしんだったようなので、DM後はネクロズマへの有効打がない。つるぎのまいから強引に突破することを試みるも、こちらの竜舞を見て起点化を防ぐために引いた。

 ガブリアスも封印状態のためじしんが使えない。

 場作りガブなのでS操作技は無効タイプのないがんせきふうじ(S30暫定で66.7%)だと思って悠長に舞ったが、じならし(同圏外)だった。可能性としてはあり得なくはないがデータに無いので油断してしまった。

 ガブリアスを処理して一撃ウーラオスが出てきた。

 ガブリアスが襷だった(ヤレユータンが奪っている)ので襷ウーラオスで終わることはないが、襷ではないということは次点の鉢巻(S30暫定で32.4%)を考慮しなければいけない。

 竜舞を積んでいるのでSは勝っているが、先制技のふいうちで縛られる。ランドロスとのDM勝負でダイスチルを積んでいるのでB+1、ウーラオスを陽気+鉢巻と仮定して計算するとふいうちは76~90ダメージとなるので、この残りHPなら高乱数で耐えることができる(2枚目はウーラオスを処理してたべのこしで回復した後)。

 結果、ふいうちは飛んでこなかったが(鉢巻なら竜舞で透かされると負け筋)、意地っ張り鉢巻だったら負けていた可能性がある。

 ウーラオスを処理し、霊獣ランドロスが再度登場。

 大事な仕様なので何度も書くが、ふういんは使用したポケモンが場を退かない限り継続するので、ランドロスを一度引っ込めても解除はされない。対戦相手がそれを知っていたかは訊いてみなければ分からないが、じしんを封じられたランドロスは有効打がないので降参が選ばれた。

 今回解説した試合は会心の出来だった。ウーラオスが襷or意地っ張り鉢巻だった場合は負けていたのは事実だが、ガブリアス・霊獣ランドロス・一撃ウーラオス相手に日食ネクロズマで完封できたので、竜舞+封印型が悪ふざけではないことが伝わったと思う。

 恐らく、ガブリアスで場を整えて剣舞ランドで全抜きをしたかった選出だと思うし、封印日食ネクロズマさえいなければ実際にそれが有効なパーティ編成だった。ザシアンはさておき、グラードンで詰むパーティになぜグラードンを選出しなかったのかは分からない。

 

反省点

 前編ではメタモンを含むミラーマッチに強くなること、後編では日食ネクロズマへの有効打を縛れることに焦点を当てて解説した。シングルバトルでのふういんの使用意義について伝わり、少しでも興味を持っていただければ幸いだ。

 反省点というのは前後編通して特になく、真面目に考察して対戦したので自身で立てた仮説の正しさを証明できて嬉しい。細かい部分でいうと、この構成の日食ネクロズマはサンダーやホウオウで詰むこと、露骨なまでに霊獣ランドロスを誘ったのでパーティが歪なことが挙げられるが、それはあくまで封印日食ネクロズマのデータを取るためなのでノーカンで。

 

 これは反省点かというと微妙なところだが、環境に存在するポケモン、そのポケモンが覚える技を封印しなければ意味がないので、ふういんを覚えるポケモン自体はたくさんいるが、シングルの環境で有効に使えるポケモンは案外少ないと感じた。

 トリックルームまもるを縛るダブルと違い、シングルでは対面のポケモンから有効打を奪うという使い方が主となると思うので、ザシアンや黒馬バドレックスといったポケモンは向いている。

 DMされるとDMわざは封印状態に関係なく使用できるので、封印後のDMをどうしのぐか(今回でいうとアーマーガアをサポートに使用した)を考えなければいけない。DMできない封印型のザシアンが強いというのはこの点にも関係する。

 

おわりに

 5月の投稿はこれで最後になります。今月は2日に1回のペースを(この煮詰まった環境で)守り切ったので、来月は週1くらいにしようと思います。冗談ですが、割と本当にやることが思いつかないので。

 今取り組んでいることとは別に、ふういんはもう少し触ってみるつもりです。

 

 関係ないんですが、昨日のダービーめちゃくちゃ良かったです。

 武豊騎手の6度目のダービー勝利、6万人以上の観衆からのユタカコール(時世を鑑みると本当はダメかもしれないけれど)は本当に素晴らしくて、胸が熱くなりました。

 競馬ってギャンブルの側面が大きく取りざたされるので誤解もあると思いますが、武豊騎手のことが大好きなオーナーが、愛馬で推し騎手と一緒にダービーを勝つという人と人、人と馬の結びつきのバックストーリーがあり、やっぱりスポーツって最高だなと感じました。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。

 TwitterMなか (@Mnaka_udn0525) | Twitter

 アーカイブはこちら→【まとめ】ポケモン名別戦術記事一覧 - 受けルガチアンチ