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【ポケモン剣盾シングル】カイオーガ+ガラガラサイクル ~"Bone" This Way~

 

 どうも。

 今回はカイオーガとガラガラの組み合わせについて可能性を感じたので、研究した結果をレポートしていきます。

★本日のおしながき

カイオーガの引き先を作る

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 以前の記事で「普通に対戦をするときは結構カイオーガを使う」ということを書いたと思うが、このポケモンはマークをされなければほぼ一体はノックアウトできる瞬間火力を持っている。

 常人であれば初手にカイオーガが来た場合にパーティが半壊しないようにカイオーガに強いポケモンを置く、もしくはよびみずトリトドンなどで逆にカイオーガを引かせるポケモンを控えさせる。

 S21~23は禁伝ありDMなしのルールが施行され、草タイプの脅威であるダイジェットが一時的に消えた環境なのでゴリランダーが躍進した(使用率2-4-5)。それ以外の影響もあるがゴリランダーがカイオーガを縛った影響でカイオーガの使用率は15-19-18と抑え込まれているようにも見える。

 しかし、シーズン12(禁伝2体+DMあり)で見ると、ゴリランダーの使用率は25-32と大幅に落ち込んでいる。もちろんゴリランダーはカイオーガの脅威となり得るポケモンに変わりないが、一時期に比べてマークが緩んだと見ることもできる。

 ゴリランダーが影を潜め、カイオーガを使う上で気を付けたいのはスカーフカイオーガより早いレジエレキ、チョッキカイオーガとのミラー、メタモンが挙げられる(水無効系特性は別の枠組みで考える)。これらに共通するのは電気技でカイオーガと撃ち合おうとしてくる点

 以前ならゴリランダーをケアする上で弱点が重なってしまった地面タイプだが、電気タイプからの引き先に特化させることで上手く流し、有利対面を作れるのではないかと思い、カイオーガの引き先として高い攻撃性能と物理耐久を持つ原種ガラガラの起用を考えた。

 過去にゴリランダー対策として様々なポケモンカイオーガの引き先として試した記事を投稿しているので、よければそちらも。

【ポケモン剣盾シングル】ゴリランダーを絶対に許さないシングルバトル【カイオーガ軸】 - 受けルガチアンチ

 

後ろに控える原種ガラガラ

 ザシアンに強いということでアローラの姿が人気を博したこともあったが、今回は古き良き原種ガラガラを使う。

 長ったらしい説明をするのも癪なので、まずは実際に使用したガラガラを見てほしい。

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 説明なしにこのガラガラの意図を汲み取れる人はポケモンマスターか、余程このブログに毒されている人だと思う。少し難解なガラガラだと思うので細かく説明を加えていく。

 まず努力値に関してはHCベースでSは最遅になっている。HBはHPを16n-1と10n-1を両立させ、陽気ザシアン+1きょじゅうざんが最高乱数以外耐えになるようにBを振り、Cは最低限すらないので特化しなければ使い物にならない。

 技構成について、まずは以下の表を見てほしい。

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 今回は役割対象をこの3体に絞った。こだわりスカーフの採用率が82.7%のメタモンと31.9%のカイオーガ、ほぼ電気技一辺倒のレジエレキから電気技を誘って流し、裏のポケモンをガラガラで狙い撃ちする。

 図にも書いてある通り、黄色で背景を塗りつぶしたポケモンを役割対象としている。地面タイプのガラガラ相手に直接鋼や炎ポケモンを出してくることはないと思うが、最低限の役割先として。今回は地面技読みで出てくるサンダーや、物理アタッカーの印象が強いガラガラを潰せる霊獣ランドロスふぶきを当てて狩りたい。

 以上のことから技構成は一致技のだいちのちから、役割破壊ふぶき、DMすれば黒馬バドレックスにも勝てそうだったのでじごくづき(自由枠)、耐久型に刺さるほろびのうたで採用し、火力がないのでいのちのたまで補った。

 特性については単独で次の項へ。

 

原種ガラガラの特性選び

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 原種ガラガラの特性はいしあたまひらいしんが通常特性、カブトアーマー夢特性となっており3種類から選択できる。直近10シーズン分の特性分布をシングル/ダブル別に作成したので、まずは見てほしい。

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 通常シングルバトルであればいしあたまカブトアーマーが選択されるが、原種ガラガラの主力技に反動があるものが無いのでいしあたまの恩恵は少なく、高い物理方面の数値を生かすのであれば、確定急所のあんこくきょうだなどに有効なカブトアーマーが最も使いやすい。

 そもそもひらいしんは「自分以外を狙った電気タイプの単体技を自分に向ける」という効果が前提としてあるので、シングルバトルでの採用は一部を除いて考えられない。例えば、電気を無効にしつつC+1の恩恵を受けられるライボルトのような特殊アタッカー、自身の弱点をひとつ消せるアズマオウのような水タイプは例外といえる。

 なので、元々タイプにより電気が無効で特殊アタッカーに向かない種族値をしているガラガラがシングルバトルにおいてひらいしんを採用する意味はないように見える。

 

 では、なぜ今回のガラガラがひらいしんでの採用なのかというと、見ての通り特殊アタッカーとしての役割がベースになっているから。ポケモンバトルに詳しい読者の諸兄姉なら説明しなくてもお気づきだろうが、カイオーガを出すことで電気技を誘い、ガラガラで吸収しつつ裏のポケモンに負担を掛けるのがカイオーガ+ガラガラサイクルの基本的戦術となっている。

 ガラガラというポケモンはC特化しても実数値が112と、下降補正込みの無振りバシャーモよりも低い(C117)。だが、ひらいしんを前提とすることで112*1.5=168と、補正無し100族とほぼ同じ数値になる。さらにそこにいのちのたまで補強するので168*1.3=218となり禁伝ポケモン並みの数字になる。

<簡易ダメ計>

 ※ガラガラはC112*1.5が前提

●H振りカバルドン(215-92)

 珠ふぶき→92.1~108.8%

●H振り霊獣ランドロス(196-100)

 珠ふぶき→185.7~220.4%

●H振りサンダー(197-110)

 珠ふぶき→83.2~99.0%

●無振りサンダー(165-110)

 珠ふぶき→99.4~118.2%

●無振りイベルタル(201-118)

 珠ふぶき→76.1~90.5%

 珠ダイアイス→97.0~114.9%

●H振りザシアン(199-135)

 珠だいちのちから→83.4~99.5%

 珠ダイアース→121.6~142.2%

●H振り日食ネクロズマ(204-129、弱点3/4)

 珠だいちのちから→64.2~75.5%

 珠ダイアース→91.7~108.8%

 

実戦レポート

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 とりあえず初手カイオーガ有利対面なら攻撃をし、相手が引いてくるなら引き先を見てからガラガラを展開したい。

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 メタモンカイオーガをコピーされる。

 S28のメタモンこだわりスカーフの採用率が82.7%と極端に高くなっており、ある程度信頼して動くことができた。カイオーガに変身したメタモンが使う技はかみなり一択だと思うので、電気技を選択且つその技で固定されるタイミングでガラガラに引く

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 電気技を吸収して自身のCを上げる。

 こだわりスカーフメタモンの例を説明すると、この次のターン相手側はメタモンを引かせるか、DMして拘りを解除するかの2択しかない。ここで考えるのは「ガラガラごときにDMするのか?」ということ。相手が「お前なんかいつでも消せるんだからな」というスタンスならこちらの思惑通り、ガラガラを迅速に処理することを優先するなら失敗。

 相手が程よく舐めてくれそうなポケモンということでガラガラを採用しているし、地面タイプなので飛行タイプを出しておけばどうとでもなる絶妙なバランスなので、この場面は交代を強く促しやすい。

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 失敗のパターン。

 カイオーガミラーで相手のカイオーガかみなりを読んでガラガラに下げると初手DMだったため、これでは技を縛ることができずガラガラも倒されてしまった。

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 対ピカチュウ(ピカチュウ……?)。

 この殺伐としたランクマに、ガラガラ対ピカチュウの熱い対面が。キョダイバンライで対象の隣にいる地面タイプを追加効果で麻痺状態にすることは可能だが、直接地面タイプに攻撃できるわけではない。DMわざだろうがキョダイマックスわざだろうが吸収させていただく。

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 単騎で使う場合はトリックルームが必須。

 基本的にはカイオーガの代わりに電気技を受けて、対面の相手ではなく引き先を削るのがカイオーガ+ガラガラにおけるガラガラの役目なので素早さは関係ない(=役割論理の考え方)が、しばき合いになると足の遅さが致命的になる。

 とりあえず頑丈+くっつきバリでロスなくトリルターンをガラガラに渡すメレシーで使った。

※参考記事

【ポケモン剣盾シングル】やわらかメレシー(+痴呆ラグ) - 受けルガチアンチ

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 特殊型ベースなのでピンポイントになってしまうが、ダイアークの元となるじごくづきが生きた試合。

 ふといほねで実数値以上に高く見えるが、Aは無振りだと100しかない。じごくづきだと4倍といえど無振り黒馬バドレックスを倒すことができず(70.9~84.6%ダメージ)、ダイアークにしても114.3~134.9%ダメージとなっており4倍の割にはダメージ量に余裕が無い。

 逆に、DMしておけばC252振り黒馬バドのリーフストームまでなら耐える。同じ条件でC+1までならアストラルビットも耐えて、+2になると56.25%の乱数で倒される。先にダイアースを積んでおけば、しばき合いにも耐えうる耐久がある

 

反省点

 「このポケモンに引けば、こういうポケモンが来る」という明確な引き先を用意し、裏のポケモンを狙い撃ちすることに特化するという案自体は真っ当で実用性があった。

 それがガラガラで正しいのかというと疑問符が付くが、例えば相手視点で「ガラガラ=ふといほねを持たせた物理アタッカー」という認識があれば、今回役割対象として示したサンダー霊獣ランドロスなどを誘いやすい点が優秀だと感じた。

 ちなみに、同じくひらいしんを持っていて種族値も同じアローラガラガラでも全く同じことができる。選択のポイントとしては(1)カイオーガと組ませるので炎はミスマッチであることと、(2)剣盾で最遅厳選をしたのでアローラガラガラにできないことが挙げられる。

 また、イベルタル黒馬バドレックスを意識するならゴーストタイプも含むアローラより、耐性は少ないが弱点も少ない地面単の原種が使いやすかった。

 裏のポケモンを狙撃することに特化するのであれば、ほろびのうたの枠は攻撃技でよかったかもしれない(岩4倍狙いの岩技など)。

 

おわりに

 悪くないんだけど数字がな……という感じがした。前回のキョダイヒャッカ/サジン然り、仕様やできること自体は面白いのに環境の数値がインフレしているので、どんぴしゃりという感じではないのかな、と。特殊ガラガラ自体は結構動きやすかった。

 これでS28関連の記事を全て投稿できたので、遅くなりましたが次回はS28(3月)の振り返り記事を投稿します。S26以来の最下位獲得はなるのか、乞うご期待。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。

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