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【ポケモン剣盾シングル】無限カイオーガ

 

 どうも。

 今回はやけに固いカイオーガについて。

★本日のおしながき

「ユキトド」を知っているか

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(正直導入は読み飛ばしてもよい)

 天候に関する特性がナーフされる最後の世代、第5世代におけるひとつの完成された構築にユキトド(+サンダー)」といったものがあった。

 襷持ちのキノガッサガブリアス、マルチスケイルを持ったカイリューなどのメタとして多くのパーティに採用されたユキノオーというポケモンがいて、ふぶきゆきがくれといった要素で霰を利用するというより、環境メタとして有力なユキノオーを取り囲むようなノオースタンといった構築が大流行したが、それとは別の方向性で霰を積極利用した戦術を用いる本当に素晴らしい構築だ。

 当時はローブシンテラキオンといった第5世代で新しく登場した格闘ポケモンが猛威を振るっており、その中でユキノオートドゼルガというのは環境の真逆をいっているように見えるが、永続天候を生かしたトドゼルガの嵌め性能は随一であり、注目されたパーティのひとつだった。

 

 カラクリを紐解くと、まずは特性ゆきふらしユキノオーアイスボディを持つトドゼルガがベースとなる。ユキノオーの特性でこの時代は書き換えられるまでは永続の霰を降らせて、トドゼルガみがわり+まもるを繰り返す。相手は霰で削れていき、トドゼルガたべのこし+アイスボディで回復し続けるので倒れない。いわゆる無限戦術の一角である。

 ポイントとして、当然この時代にDMはなかったので天候特性か天候技で書き換えられなければ、ずっとペースを握れる。シングルにおける天候パの最盛期だった世代なのでカバドリ、バンギガブ、バンギローブ、バンギランドといった砂系トノグドラといった雨系キュウコンクレセドランといった晴れ系にそれぞれ有力な組み合わせがあるので天候の取り合いになることが多かったが、非天候系の対面構築や積みサイクル、前述のノオースタンが増えることで天候の取り合いという弱さはそこまで目立たない

 受けループなどの低速サイクルではトドゼルガのまもみがループを抜け出すことができず、大体初手で出てくるユキノオーの処理をトドゼルガより遅いポケモンで行ってしまうとそのまま嵌められる。逆に言えば上から叩き続けることができればカットできるが、そうはさせまいと3枚目に控えたポケモンが出てくる。

 扱いが非常に難しい構築で、まもみがを繰り返すトドゼルガがいつふぶきぜったいれいどで攻撃するのか、ユキトドでいく場合は相手のパーティを見て3枚目に誰を入れるのか、もしくはローブシンガブリアスが入りがちな裏選出でいくのか、やることがシンプルな分プレイヤースキルが問われる代物だった。

 多分今の中高生とか大学生のプレイヤーがYouTubeを見て参考にするのと同じで、当時の筆者もニコ生や個人ブログをよく閲覧していたが、このユキトドに関しては本当に尊敬していた。「ユキトドサンダー」と検索すると当時の個人ブログがたくさん出てくるので、興味があれば読んでみてほしい。

 導入としてはかなり長くなってしまったが、今回は無限戦術を用いたいのでその最も完成された例としてユキトドを挙げた。ついでに当時の個人ブログなどにも触れて、書式だとか書き手の成績など窮屈さを感じる今のポケモンブログ界隈を見直すきっかけになってくれたら嬉しい。

 

無限トドを再現する

 ではここから今回の本題に入る。

 まず「カイオーガで無限戦術を行う」ということに関して、トドゼルガのような回復特性を持たないのに可能なのかどうかというと、それはもちろん可能だ。これまでも可能なことしか戦術化して来なかったように、合法的に可能なので無限カイオーガを試みる。

 特にトリックもなければ手のかかるコンボも無いので面白みはないが、カイオーガが覚えるアクアリングという技とたべのこしを併用することで、無限トドゼルガと同じ回復量を再現することができる(アイスボディ、アクアリングともに回復量は最大HPの1/16)。

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 これが必ずしも苦肉の策ではないという理由として「1、天候特性はナーフにより5(8)ターンが限度になり、無限戦術が瓦解した」ことや「2、天候の取り合いにより回復量が減るリスクを回避できる」ことが挙げられる。

 反面、アクアリングの採用により技スペースをひとつ消費すること、使用するために1ターン消費することがデメリットとなるが、6世代以降事実上不可能となった天候による無限戦術の再現、DMわざによる天候変化の影響を受けない無限戦術として一定の価値は存在すると考えている。

 「アクアリングの部分をあまごいにしたあめうけざらかんそうはだ持ちのポケモンでもできる」という部分に関しては、カイオーガが持つ基礎的なスペックで勝っているという暴論でもみ消した。

 以前HBザシアンを使用した際にも感じた「耐久に振っているのに火力が出てしまう」というのは潤沢な種族値を持つ禁伝の特権であり、カイオーガは場に出てから5ターンの間は雨が降るので自身の水技が強化される。また、特防方面の強化としてめいそうを使用するため、元より高いC種族値を生かすことができる。

 水単という弱点が少ないタイプが耐久戦術に於いて優秀なので(過去にノイクンと呼ばれたスイクンの型など)、同じく水単のカイオーガも居座り前提となるこの戦術に合わせやすいと感じた。

かんそうはだ+あまごい

 ルージュラグレッグル系統、エリキテル系統

あめうけざら+あまごい

 ゼニガメ系統、メノクラゲ系統、ハスボー系統、キャモメ系統、マシェード

 

無限カイオーガ

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 努力値振りは画像にも掲載したが一応テキストでも。

 HPはたべのこしアクアリングの回復量が奇数を維持して最大になるように193(140)に設定し、ワイルドボルトのないザシアンや白馬バドレックスなど有利相性のポケモンの相手ができるようにB特化、サポートにクレッフィを使用するので最速黒バドレックスをでんじは込みで抜ける113(20)まで伸ばした。残りをCとDに振ったが、後述するダイアタックを意識するならSにもう少し割いて調整してもいいかもしれない。

 技はアクアリングめいそうは確定として、攻撃技にこんげんのはどうを採用したがねっとうでも良さそう。サブウェポンには先月のダブルバトルで使用感の良かったダイアタックの媒体となるはかいこうせん。持ち物はたべのこしで確定。

 ねっとう、まもる、みがわり、アクアリングで完全再現を狙っても良かったが、カイオーガが持つ基礎的な数字があまりにも高いため、攻守一体となった方がポケモンのデザインにあっているので2ウェポンの瞑想型にした。

 

実戦レポート

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 クレッフィのサポートを得て、まずは優先したい方から展開。アクアリングよりもめいそうの方が優先度は高い。裏から出てくるサンダーや特殊レジエレキに対する一定の耐性を付けておくと生存率も高くなる。

 また、めいそうを見せておくことで火力も出るというプレッシャーを与えることにより、相手の展開を最小限に抑えることもできそう。

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 カイオーガとゼルネアスを禁伝枠に入れていたため、これらに対するメタポケモンと推測される晴れフシギバナにまんまとやられた……と思いきやD+2と壁込みだと全く動じないのは流石カイオーガだと思った。

 キョダイベンタツのスリップダメージ(1/6)は痛いが、たべのこし+アクアリングで合計1/8回復できるのは強かった

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 ユキトドは嵌め戦術に分類される無限戦術だが、カイオーガの場合は天候によるスリップダメージを稼げない分、めいそうを積むことで自分で火力を出しつつ居座る必要がある。

 そうなると本体が攻撃を受ける回数が多くなるのは必然なので、クレッフィのサポートがあることで展開しやすかった。元々はザシアンなどを意識してステルスロックではなくまきびしが使える展開要員としてゼルネアスと組む予定だったが、カイオーガのサポートとしても大活躍だった。

 

おわりに

 多分、面白みは無かったと思います。普通に強いポケモンについて普通に書いているだけなので、途中で飽きさせてしまったかもしれない。

 何も案が思い浮かばなくて、というよりもダメ計をしている段階で「これじゃ今の環境で戦えないよ」というものばかりなので、実戦に移すことができない。挙句考えたのは「ちょっと変わった禁伝の使い方」という、寒い内容になってしまった。

 

 それでは今回はこのへんで。何かありましたらTwitterかコメント欄にお願いします。

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