どうも。
12月10日より開催されていた公式インターネット大会のプリティプリマが終了しました。参加したプレイヤーのみなさん、お疲れ様でした。
ということで今回も公式大会の反省会をします。
★本日のおしながき
今回のコンセプト
プリティプリマの特徴として、進化前のポケモンのみで行われるため全体的な耐久ラインが低い。なので、DMをDMで見る必要性が低いと感じ、むしろ初手ダイマで積極的に数的優位を作り出すことが望ましいと考えた。
つぎに、味方のDMポケモンが集中をされて1ターンで倒されることができるだけないように、しんかのきせき(以下、輝石)を持たせることでDMターンを終えても居座れるようなポケモンであればさらに望ましい。
この二つの条件を満たし、ポリゴンにもある程度弱くないポケモンで、ねこだましで縛られないポケモンであるガラルサニーゴ(以下、サニーゴ)に辿り着いた。C種族値は65とこの環境でもそこまで高い数字ではないが、それを補う枠としてニューラを用意した。
②ぴえんニューラ
ニューラの役割はうそなきによるサポートが最も大きく、Dを二段階下げてサニーゴの火力を補うことにより相手のDMポケモンも一撃で倒せる場合がある。
サニーゴ+ニューラを並べるとそれぞれゴーストタイプと特性せいしんりょくにより、相手のねこだましで縛られずに自由に動くことができるのも優秀。
③天候エース
サニーゴのDMに付加価値を与えるという意味で、ダイロックやダイストリームによる天候変化からそれぞれに対応する天候エースを展開することを考えた。
砂のモグリュー、雨のアノプスから相手のパーティに有利な方を選び、サニーゴの初手DMで作った数的優位をさらに広げることを目的とする。
個別詳細
歴戦の勇者たちのプロファイル。
控えめHC、しんかのきせき。
基本的にDMが読まれにくいポケモンなのでニューラのねこだましで片方縛って、もう片方がサニーゴにちょうはつを撃ってきて無傷で一体突破するアドバンテージを稼ぐことが多々あった。物理が多い環境なので、DM終了後もちからをすいとるで相手を弱体化させつつ居座り続けることもできる非常に優秀なポケモンだった。
初手にニューラが来ることが多いルールなので、ダイロックで襷を貫通して倒せるのも強かった。ニューラはDがそこそこ高いのでダメージ的にはギリギリだが、耐久に割いている個体に遭遇しなかったので思惑通りに動いてくれた。
ダウンロード対策でDに端数を振った相手のサニーゴを意識してSに4振ったが、4振りサニーゴと同速対決になることが多かったので、もう少し振った方が良かった。
選出回数は29/29回(100.0%)。
陽気AS、きあいのタスキ。
名脇役。うそなきでサニーゴの火力を補助し確実に数的有利を作ることに大きく貢献した。
最終的なデータを見ると、ニューラのうそなき採用率は10位のれいとうパンチ(9.9%)以下なので、初手DMサニーゴと合わせて意表を付けた。
ポリゴンなどのポケモンにいやなおとを使用しておき、後発で出てくる物理アタッカーへのサポートもできるようにしたが、そこまで使用しなかった。むしろ、まもるが欲しい場面が多々あったので、そこは編成上のミスだったと感じた。
選出回数は29/29回(100.0%)。
陽気AS、いのちのたま。
砂エース。炎、飛行、毒といったポケモンが多かったので地面+岩を扱えて相手の1加速までなら許容できる素晴らしいポケモン。
10まんばりき、いわなだれの命中不安技をメインとして使うので終始モグリューの機嫌次第という感じだった。
選出回数は24/29回(82.8%)。
陽気AS、とつげきチョッキ。
雨エース。ダイストリームよりダイロックを使いたい場面が多かったので(そもそもダイストリームを撃てない状況も多々)、勝つことにこだわるなら別のポケモンでいい。
選出回数は10/29回(34.5%)。
穏やかHD、たべのこし。
ポリゴン、サニーゴ、モンジャラに強いポケモンを探したら練習会で採用率が伸びていたバルチャイが目に留まった。
バークアウト+どくどく+はねやすめで耐久戦術ができ、ぼうじんでモンジャラのねむりごなを無視できる。一度も試さずに入れたのでかなり不安だったがものすごく役に立った。
選出回数は17/29回(58.6%)。
意地AS、こだわりスカーフ。
ポリゴンやゴンベに対する脅し枠。
選出回数は7/29回(24.1%)。
成績と反省
メインロムは29戦19-10でレート1,604の381(/13,275)位でした。
エンタメバトルの域を超えた結果を残せたのは率直にうれしい。前回のジムチャレンジは「マジックミラースワップいばるアマージョ」や「パワートリックトリルツボツボ」といった際どいところを狙い過ぎて惨敗を喫したので、今回は最低限の目標である「初期レートを下回らない」というミッションを達成できてホッとしている。
初日に8連勝で有頂天になり、そこから勝って負けての繰り返しになってしまった。3連勝くらいはあったものの大きな連勝を作ることは叶わなかったので、最終日(日曜日)にプレーできないこともあって1,600をキープすることが精いっぱいの内容だと判断して打ち切った。
チーム編成に目を向けると、この環境はポリゴンがシンプルに強いということがわかっていたにもかかわらず、サニーゴを軸にして明確なポリゴン対策を設けなかったので(バルチャイ、ダクマはあくまで補完枠)まぁそうだろうなという結果になった。
シンプルに自分が下手なのでプレイングミスが多かったこと、まもるやサイドチェンジの択で優柔不断になって読めていても安定行動しかできなかった部分など、本当にプレイヤー自身が弱かった。栗山英樹氏の言葉を借りるなら「俺が悪い」。
あとはハイドロポンプ、トリプルアクセル、いわなだれ、10まんばりきなど命中不安の技を多く採用してしまったので、技が当たらなくて負け筋を作ってしまった試合がいくつもあった。これに関しては命中不安技を採用する自分が悪いので運負けを主張する余地はない。命中安定技で戦えるチームを作らなかった自分が悪い。
未練がましく最高到達レートを書くことに意味はなく、最終の数値こそが実力なので「こんなものなのかな」と。最終日もプレーできたらとかもっと上手くやれたと思うこともあるけれど、初期レートを下回らず100ちょっと上積みできたことをプラス評価したい。
初手DMサニーゴ+天候エースにエンタメ要素があるのかと問われると胸を張って「これはエンタメだ」と言い難い部分はあるが、意表を突くことはできたのではないかと思う…。
本戦前に練習会を開催してくださった、やましょー氏、まくろ氏、はるなごん氏、さくらもち氏、リリア氏、ムキリョク氏にはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました(筆者が参加させていただいた大会のみ)。
大会総括
今大会のマスターカテゴリへの参加者は延べ13,275人と発表された。前回の「ジムチャレンジ」が延べ23,240人なので、およそ10,000人減少した。同じダブルバトルでの大会で比較すると8月の「セイムダブルビート」は延べ17,382人なので、やはり減少傾向にある。
今大会は同じポケモンシリーズのBDSP発売後ということもあり、そちらで対戦を楽しんでいるプレイヤーも多かったと思うので致し方ない部分はあるが、公式大会で参加者が10,000人を割りそうなところまで来ているのは事実として認識しなければいけない。
また、今回は進化前のポケモンという縛りがあるので既存の育成済み個体を流用できない場合が多く、この点も参加者が増えなかった要因のひとつと推測できる。
上位のプレイヤーが頭何個分も抜けて強いのはいつものことだが、全体的にボーダーの低い大会だった感じは否めない。このブログを継続的に読んでくださっている方なら知っていると思いますが、エンタメに走る傾向にある筆者が3桁順位で大会を終えられたことなど過去に一度もなかった。
それだけ適当に(というと語弊はあるが)組んでも、なんとなく形になってしまう程度にボーダーが低かったのではないだろうか。今回は割愛するがサブロムが1500ちょっとで3桁に載っている程度なので、これは間違いない。
つまり、自分が強かったとか戦術が劇的に嵌ったというわけではないので、勘違いしないように謙虚にこれからも新戦術開発に精を出したいと思う。以上。
おわりに
ここまで相当謙虚な感じで書きましたが、正直技が当たっていれば勝った試合とか3連麻痺がなければ勝ったみたいな試合が多かったので悔しいというのが本音かもしれないです。普段からそこまで勝ち負けにこだわっていないので「勝って嬉しい」という気持ちもないんですが、もう少し数字を伸ばせたというのが実感としてありますね。
ただ、自分が目指すのはそこではないので、もっとダブルバトルを遊んできちんとエンタメ性のあるパーティを組めるようにならないと面白くないと感じました。もっと楽しい試合ができるようになりたいです。
今回のイラストは初手DMサニーゴ+ニューラが戸愚呂兄弟っぽかったのでガッツリ寄せて描きました。
次回はサブロムの方も記録として残しておきたいので、反省会の延長戦を行いたいと思います。明日投稿しますので、よければそちらも読んでみてください。
それでは今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。
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