受けルガチアンチ

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【ポケモン剣盾シングル】太陽の戦士・ザシアン(ザシアン軸重力パ)【受けル破壊】

 

 どうも。

 今回はザシアンについて書いていきます。これまでこのブログでは2回、珠ザシアンとスカーフザシアンを取り上げましたが、今回はまた別の用途で紹介します。

★本日のおしながき

ザシアンの基礎情報

ザシアン〔Zacian〕

タイプ:フェアリー

特性:ふとうのけん

種族値92-130-115-80-115-138(勇者)

    92-170-115-80-115-148(剣王)

 説明不要の最強ポケモン。このポケモンのインチキだと思うところは「1、武装した姿なのになぜかS種族値が上がる」「2、耐久種族値高すぎて一致弱点耐えてくる」「3、トリック、マジックルーム系が効かない」の3点。

 その世代のパッケージポケモンが活躍するのはいいことではあるが、もう片方のパッケージポケモン、ザマゼンタとの差が激しすぎてなんだか不憫。

 

PokémonHOMEデータ

 S15~17、S21の各種データを比較。

<使用率>

S15:6位

S16:5位

S17:5位

S21:2位(暫定)

<性格>

S15:ようき(78.5%)、いじっぱり(18.9%)

S16:ようき(49.7%)、いじっぱり(47.9%)

S17:ようき(60.5%)、いじっぱり(36.9%)

S21:ようき(68.2%)、いじっぱり(29.3%)

<どうぐ>

くちたけん:99.5→99.6→99.5→96.7(%)

ハチマキ:0.2→0.1→0.1→2.4(%)

スカーフ:0.1→0.1→0.1→0.3(%)

ラムのみ:0.0→0.0→0.1→0.0(%)

命の珠→0.0→0.0→0.0→0.1(%)

パワフルハーブ:0.0→0.0→0.0→0.1(%)

チョッキ:0.0→0.0→0.0→0.1(%)

 目を引くのは、S21におけるこだわりハチマキの採用率2.4%。これは以前自分も使ったところ、特性と鉢巻で実質A+2となるので相手のダメ計を崩せるところが強かった(A+1剣王ザシアン<A+1鉢巻勇者ザシアン)。

 スカーフは奇襲性能はあるけれど、サブウェポンが貧弱なので基本的に4倍弱点狙いになってしまったり、2倍弱点だと削りきれない場面が多かった。非ダイマのスカーフ枠はダルマでいいというのが前回の結論だった。

 参考:【ポケモン剣盾シングル】スカーフザシアンの可能性 - 受けルガチアンチ

 

太陽の戦士・ザシアン

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 先にタネ明かしをすると、今回はパワフルハーブザシアンを使う。

 前回の禁伝ルール(S15~17)でザシアンを受けるためにヌオーが多く採用され、A特化ザシアンでもヌオーは後出しが間に合う程度に、ザシアンを通していく上で邪魔なポケモンとなった。なので、ヌオーを誘い出してソーラーブレードで処理し、ザシアンを止められる駒を早々に消去して有利サイクルを作らせないことを意図した。

 というのは建前で「まぁ、面白そうじゃね?」という感じで入れた。このザシアンを使ったのはS21最初期で、ムゲンダイナ入り受けループが多いという情報を目にしたので、パーティ全体で受けループを崩せるように意識した結果ともいえる。

 知らない人もいるかもしれないが、このブログは「受けルガチアンチ」という名前でやっているので、たまには受けループの崩し方をみなさんにレクチャーするべきだと思う。

 以下、初心者向けトピックス。

・ムゲンダイナ入り受けループって?

 いろいろな型があるので「これ!」というのは定義しにくいがムゲンダイナラッキー(ハピナス)エアームド(アーマーガア)ヌオーのような、受け駒で構成された「受けループ」や「受け回し」と呼ばれるパーティのこと。

 例えばムゲンダイナの弱点を突きに来るドリュウズエアームドで受けて、エアームドの弱点を突きに来るサンダーをラッキーで受けて……と、タイプや数値で受けが成立するポケモンに交代することを繰り返しながら、ステルスロックや毒などの定数ダメージでアドバンテージを稼ぐ戦術を指す。

 最も嫌がられる戦術のひとつだが、受けルにもきちんとした歴史があり、勝つことよりも負けないことに重点を置いた、歴とした戦術といえる。カジュアルに楽しみたい層からしたら嫌だと思うが、これを崩すのがプレイヤーの腕の見せ所と言える。

 

・受けループの崩し方って?

 受けルは本当に使い手次第というか、言い方は悪いが下手なプレイヤーが使えば大して強くないが、上手いプレイヤーは本当に上手くて、何もさせてもらえない、常に相手の思い通りに動かされてしまう。

 嫌がられる戦術でありながら、プレイヤースキルはめちゃくちゃ要求されるので、受けルを使うのが上手いプレイヤーは同じプレイヤーとして昔からリスペクトしてきた。

 では、どうやって崩すのかというと、挑発拘りトリックでどれか1体でも機能不全にすることで有利サイクルを作りやすくする、昔よりもインフレした火力で押すといったことが正攻法となるが、相手の予想外のことをするという方法もある

 どのポケモンを誰で受けるというのはある程度決まっているので、例えばザシアンを見たらエアームドヌオーが来る。ワイルドボルトを考慮すると対ザシアンはヌオーの方が安定するので、ヌオーが選ばれたとすると、今回のザシアンが使うソーラーブレードの餌食になる。つまり「このポケモンを消去すれば有利サイクルになる」というポケモンを誘って、隠し持った役割破壊技で倒すといったことも、受けル破壊のテクニックとなる。

 

ザシアン軸重力構築

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 今回はピクシーではなく、ナットレイに重力を展開してもらう。

 禁伝枠の人気トップ3、ザシアンカイオーガ黒馬バドレックスの3体に対して行動保証があるナットレイが、今の環境で最も安定して重力を展開できるポケモンだと思う。スクショの対戦相手が使用しているギガイアスも特性がんじょうで行動保証があるが、重力を展開しない際も選出しやすいナットレイを選んだ

 ナットレイの重力からスカーフドリュウズで高打点地面技の押し付け、でんじほうサンダーで麻痺を撒きつつ高負荷を与えるという重力展開+ザシアンといったような編成になっている。

実戦レポート

 正直、シングルで重力を使うのは物好きしかいないので、絶対に読まれない鋼+飛行の突破の仕方を教えます。

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 有利な相手にはでんじはでSサポートをしたり、パワーウィップで削りを入れてから、こらえる+じゅうりょくで重力状態が最大限残るようにエースへとつなぐ

 でんじはスカーフカイオーガ黒馬バドレックスといったポケモンの足を奪うために使うが、ステルスロックでもいいのかと思う。こらえる+じゅうりょくで2枠使い、カイオーガ等への打点としてウィップを採用しているので、技スペースが足りていない。

 ナットレイスタートの重力の難点として、ナットレイちょうはつトリックを受けやすいポケモンなので、重力の展開を阻害されやすいというところ。とはいえ、現環境で重力を使えるポケモンは大体補助技主体のポケモンが多いので割り切るしかない。

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 多分、ナットレイの重力は読まれないと思うので、こちらが重力展開をしてくること自体読まれないのが強みだと思う。これまで自分が使ったのはサマヨールシンボラー、ピクシー、ガントル、ラッキーといったポケモンだが、そのどれよりもナットレイの重力は考慮されないはず。

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 これの状況としては、初手ナットレイムゲンダイナが鉢合わせたので、とりあえず重力だけ展開してドリュウズへとスイッチしようと思い、それが成功した。

 この試合の対戦相手の選出がムゲンダイナ+エアームド+ラッキーだったので、ドリュウズを受ける(流せる)ポケモンが存在せず、ムゲンダイナを残すために重力状態でもエアームドを出すしかないという意図と推測される。

 ただ、HBエアームドに対してA252ドリュウズじしんは確定2(59.3~69.8%)なので、1回目のサイクルでは処理できない。しかし、重力が展開されていればエアームドを切るか、裏のポケモンを犠牲にして重力状態の解除を待つかの2択を迫ることができる。

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 エアームドを切る選択をしたので、この時点でドリュウズ(地面技)の一貫性が作れた。Bに振ったムゲンダイナならドリュウズじしんに対してじこさいせいで間に合うが、重力という予想外の要素に混乱をしたのかもしれない。

 ムゲンダイナで受かることをわかっていてエアームドを出した説もあるが、それなら初めから再生連打+プレッシャーでPPを枯らせばいいだけなので、違うかもしれない。

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 今度はエアームドの部分がヌオーのパターン。

 ムゲンダイナがアタッカーの場合はザシアンが倒されてしまうので、ラッキーに合わせてザシアンを出す。そうすると、ラッキー側は引くことが安定行動なので、流し際につるぎのまいを積むチャンスが生まれる。

 ヌオー読みソーラーブレードをいきなり選択してしまうと、もしHBムゲンダイナに引かれた際は次のソラブレを撃てないので、剣舞安定。HBムゲンダイナならA+3じゃれつくで確定2、受けループにひっそりCSムゲンダイナを入れていたとしてもスカーフでない限りSはザシアンの方が上、無振りムゲンダイナならA+3じゃれつくで中乱数(56%くらい)で飛ぶ。

 流し際の剣舞を見たヌオーサイドはてんねん剣舞は無効だから引くだろう」と思ってくれたら、こちらの思惑通り。あえて剣を持たせないザシアンがヌオー入りに出てくる意味を考えられるプレイヤーなら、一旦様子を見たい。

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 はい、さようなら。

 リスクとして、ヌオーが剣を持たないザシアンを訝しんでまもる(採用率23.6%)で様子見してきた場合、リンドのみ(同0.5%)を持っていた場合。A252ザシアンソーラーブレードHBヌオーに対して113.4~135.3%ダメージしか入らないので、リンド持ちの場合は受けられてしまう

 現環境ではくちたけんではないザシアンはハチマキが2.4%と、そちらに誘導されてくれるかもしれないが、あえて剣を持たない意味を考えると、読まれやすいかもしれない。

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 カイオーガが増えるとガマゲロゲも増えるので(使用率98位→74位)、ついでに狩ることもできる。裏にウオノラゴンなどを入れておくと、水の一貫をガマゲロゲで切るパーティには刺さるかもしれない。

 

おわりに

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 とても気持ちよくなることができました。重力に関しては受けルのエアームド(アーマーガア)狙いですが、太陽の戦士・ザシアンは単体でも有用なポケモンだと感じました。

 ただ、A130族の+1威力125技でも、HBカバルドンを飛ばせない(砂嵐なのでソラブレの威力は半分になる)、剣の王ザシアンの耐性や種族値上昇を捨ててまでやるべきことなのかという注意点はある。特に道具に関しては、あえて剣を持たせないザシアン全般に言えること。

 対戦しているなかで当たったのは、コータスリザードン晴れ軸に剣王ザシアンを入れており、おそらく晴れ状態を活用してソーラーブレードを使おうとする構築。どちらがいいのかは甲乙つけがたいが、ハーブを持たせなくてもソーラーブレードは使える、連射が効くところは強そうだと思った。

 

 次回からは今の環境でやり得な戦術を4つのパターンに分けて紹介できればと考えています。ダイマックスがない環境だからこそ映えるものとなっているので、よければ読んでみてください。

 ということで、今回はこのへんで。何かありましたらコメント欄かTwitterにお願いします。

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