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【ポケモン剣盾シングル】起点作成単騎駆けキュレム+物理アーゴヨン

 

 どうも。

 前回、前々回に引き続き、合体させて使う禁伝ポケモンを単品で使ってみるという企画第三弾です。

 今回はキュレムを起点作成要員、アーゴヨンを物理アタッカーという頭がおかしくなりそうな役割配分でプレー。勝ち負けを度外視した、純粋に道楽を追求したポケモンバトルのレポートをお届けします。

 

★本日のおしながき

合わせて読みたい記事

 第一弾・ネクロズマ重力トリル

 第二段・弱保エースバドレックス


キュレム(素)の基礎情報

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キュレム〔Kyurem〕

タイプ:ドラゴン こおり

特性:プレッシャー

種族値125-130-90-130-90-95(計660)

 

 キュレム(※以降は「キュレム(素)」と記載する)は、元々は一体のポケモンだったとされるゼクロム/レシラムと合体することで、本来の姿となりパワーも増強される。

 しかし、BWの時点ではこの姿しか存在せず、BW2で初めて合体が登場したこともあるのか、ネクロズマ(600)やバドレックス(500)と比較した際に、合体前の合計種族値が660と高めの設定になっている。

 特性はプレッシャー。禁伝あるあるだが、キュレムの場合は夢特性が無いので素の状態で使うならプレッシャーしか選択肢がない点に気を付けたい。

 

キュレム3形態比較

 ゼクロムと合体したBキュレム、レシラムと合体したWキュレムという優秀な形態が存在するにも関わらず、あえてキュレム(素)を運用するうえでの差別化ポイントを探る。

 

<タイプ>

ドラゴン こおり

黒:ドラゴン こおり

ドラゴン こおり

 

 勘違いしがちではあるが、ゼクロム(電気)と合体したからBキュレムにも電気タイプが、レシラム(炎)と合体したからWキュレムにも炎タイプが付与されるわけではない。

 従って、キュレム3形態をタイプの面から差別化することは不可能となる。

 

種族値

125-130-90-130-90-95(計660)

黒:125-170-100-120-90-95(計700)

125-120-90-170-100-95(計700)

 

 キュレム(素)からB/Wキュレムに移行するにあたり、合計で40の合計種族値上昇とACのどちらかから10削れて他へ配分されることにより、物理/特殊特化になる。ネクロズマやバドレックスと違い、キュレム(素)の種族値が高いので大幅な上昇はしないが、火力を尖らせることができるのがキュレムの合体の特徴となる。

 

 今回のキュレム(素)は起点作成要員として起用するため、火力を求められる役割ではない。といっても素の状態でACが130ずつあり、ガチ両刀向けの種族値となっているので最低限の火力は保証されている

 耐久や素早さといった点に目を向けると、B/Wキュレムはそれぞれの得意な方に+10され、素早さは素の状態から据え置きのため、火力を求めないのであればキュレム(素)でも十分なスペックを有しているということになる

 

<役割>

 公開されているデータからそれぞれの役割を紐解く。

 

Bキュレム(使用率83位)

 性格はようき(採用率87.2%)いじっぱり(同10.7%)のどちらか。りゅうのまい(採用率88.0%)をベースとした積み物理アタッカーという感じ。いのちのたま(採用率49.3%)でさらに火力を盛るか、耐久に振ってじゃくてんほけん(同20.1%)という線もあり。積みアタッカーのお供の鉄板ともいえるラムのみ(同14.9%)も人気。

 氷タイプが足を引っ張る形になるのか、合体前のゼクロムよりも使用率は低め。

 

Wキュレム(使用率85位)

 性格はおくびょう(採用率71.2%)ひかえめ(同20.9%)のどちらか。シンプルな特殊アタッカーというデザインだが、加速手段としてそらをとぶ(採用率9.7%)も。こだわりスカーフ(採用率42.4%)が約4割を占め、いのちのたま(同27.1%)、とつげきチョッキ(同12.1%)、じゃくてんほけん(同7.7%)と続く。思いのほかこだわりメガネ(同3.4%)の採用率が低かった。

 同じく、氷タイプがネックになるのか、レシラムよりも使用率は下。

 

キュレム(素)

 ???

 

 結局は初見殺しというか、ネクロズマやバドレックスのときから同じことを繰り返しているが、あえてキュレム(素)で使うことにより、物理/特殊と方向づけられているB/Wキュレムよりも何を仕掛けてくるのか読まれにくいというところに尽きる

 ひとつだけ、キュレム(素)にしかできないことを挙げると、こごえるせかいという合体前にしか使えない専用技がある。どういった技なのかというと、こごえるかぜよりも威力が10上がっただけで命中や効果、対象範囲はすべて同じというクソしょうもない技となっている(一応、ダイアイスにした際の威力も+10)。

 

 以上のことを踏まえて差別化という点でいうと「1、こごえるせかいを用いたSダウンを絡めた起点作成ができる(こごえるかぜで代用可)」ことと「2、素の状態では種族値からもデータからも何をしてくるか判別するのが難しい」という点になる。

 ※C252振りキュレム(素)のこごえるせかい=17,745(182*65*1.5)、C252振りキュレムのこごえるかぜ=18,315(222*55*1.5)

 

起点作成単騎駆けキュレム

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 キュレム(素)の個性を最大限に引き出せる戦術はないかと考えると、数少ない差別化ポイントである特性のプレッシャーを生かす耐久型にするにも、はねやすめが旧教え技限定なのでランクマでは使えず、回復技がないのに耐久は難しいという結論に至った

 であるのなら、あえてキュレム(素)で運用していることを意味深に見せかけ、こちらの行動を読みにくくする初見殺しに頼るしかないという、いつもの方法で運用することになった。

 

 キュレム(素)ならではというポイントで専用技のこごえるせかいを無理やりにでも使った方が個性を生かせる、Sダウン+がむしゃらによる後続へのサポート性能に着目した結果、裏にビーストブーストや自信過剰、白/黒のいななきを持ったポケモンを控えさせることにより、より特性を発動しやすい機会を演出する起点作成要員として運用することがベストなのではないかと思った。

 

 そこで今回はキュレム(素)の相棒に、以前から考えていたとどめばりを採用した物理アーゴヨンを組み合わせ、1ターンでA+3に加えてビーストブーストでS+1の計4段階上昇を狙う戦術を軸としてチームを結成した。 

 

今回使ったパーティ

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キュレム:臆病CS

アーゴヨン:意地AS

フェローチェ:陽気AS

オニゴーリ:臆病ほぼHDかB

ランドロス:陽気AS

エースバーン:陽気AS

 

 前の項で書いた通り、こごえるせかい+がむしゃらによる起点作成をするキュレム(素)と、とどめばり+ビーストブーストで1ターンに計4段階の能力上昇を狙うアーゴヨンが軸となる構成。

 がむしゃらで相手のHPを1にしてしまえばフェイント(優先度+2)でほぼ確実に無傷で特性を発動できるフェローチェ、オスのポケモンに対して上からメロメロを入れることで運ゲーを展開できるオニゴーリ(メス)をプランB、Cとして搭載。

 メスのメロメロ要員と対をなすオスのメロメロ要員にはランドロスを選択し、エースバーンはパワーのありそうなパーティ構成に見せたかったので適当に入れた、人数合わせ的な何か。

 

ハイライト集

 以下、なんてことないハイライト集。

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 はじめはイバン+こらえるからがむしゃらをしていたが、電光石火を持っているザシアンが多かったり、裏のアーゴヨンが確実に上を取れるようにしたかったので、襷を持たせてこごえるせかいでSダウンを入れてから、がむしゃらで退場するようにした。

 耐久には振っていないが、中途半端な火力だとHPを削り取ってもらえないので、アーゴヨンとどめばり圏内に入るよう、こらえるは引き続き採用した。

 

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 キュレム(素)がむしゃらで削ったポケモンアーゴヨンがとどめを刺す。当然ながら、ビーストブーストの発動を嫌って交代されると戦術が破綻するが、アーゴヨンを安定して受けられないパーティだと交代しづらいのではないか。

 

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 とどめばりで相手のポケモンを倒すと、Aが3段階上がる。

 

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 さらにビーストブーストでSが上がるので(A特化実数値137<準速実数値173)、とどめばりが決まれば抜き性能が大幅に上昇する。

 

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 A特化しているとはいえアーゴヨンのA種族値は僅か73しかないので、全体的に数値が向上している現環境ではアタッカーにするには低すぎる。

 しかし、A特化実数値137にランク補正が3段階(*2.5)なので、実質A342相当となるA252振りした剣王ザシアンが222*1.5で実質A333相当なので、目安としてはザシアンよりちょっと高いくらい。ただし、ザシアンの場合は場に出るだけで上昇する。

 最大火力はA+3ダイドラグーン(=げきりん、140)の342(A)*140(威力)*1.5(一致)*1.3(珠)で火力指数は93,366となるC特化眼鏡カイオーガの雨下最大火力しおふきが222(C)*1.5(眼鏡)*150(威力)*1.5(一致)*1.5(雨)で火力指数が112,287となるので、大体20,000くらいの差はあるがポテンシャルの高さは伝わると思う。

 

 一方でSは173(準速)+1なので、そこまで上昇しない。うっかりスカーフ持ち相手に出落ちしない、相手にS操作技を許さないなど気を付けなければアーゴヨンは低耐久ポケモンなのであっさり倒される。

 

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 みがわりではメロメロを防ぐことはできない。

 

おわりに

 今回はキュレムの特集記事にする予定だったにもかかわらず、アーゴヨンがメインとなってしまったことをキュレムに対して申し訳なく思う。

 このシリーズで一番気を付けたのは、純粋なアタッカーにすると明らかに合体後の劣化となってしまうので、アタッカーでの起用はしないようにしたところ。とはいえ、バドレックスは弱点の多さからダイマックス前提の弱保アタッカーにしてしまった。

 今回のキュレムにしても初回のネクロズマにしても、結局は合体後でやった方が強いというのは避けられないと思う。そもそも種族値の向上がある以上、同じ役割をさせるなら、少しでも高い方が行動保証、削り性能などが増す。

 

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 とはいえ、今回の企画でイッシュ地方から共に旅を続けているキュレムに、マスボ級勝利の証であるリボンを着けてあげることができて良かった。5世代は一番熱心に遊んだシリーズで、対戦も一番熱意をもって臨んだ世代なので、その世代を象徴するキュレムにまたひとつ勲章を追加できたという点で、禁伝ランクマは良かったのかもしれない。

 

 ということで、今回をもってこの企画は終了します。今シーズンのことだったり、3ヶ月に及んだシリーズ8の感想は月末恒例の振り返り記事に掲載します。もう書くこともないと思うので、次回の更新はその振り返り記事になると思います。

 

 それでは、今回はこのへんで。

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